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【2027年度】神奈川県公立高校入試の仕組み|日程・内申点・選考基準

2027年2月に行われる神奈川県公立高校入試の日程は、すでに神奈川県教育委員会から発表されています。出願は2027年1月25日から、学力検査は2月16日、合格発表は2月26日です。

神奈川の公立入試は、中学2年生の成績がすでに合否の計算に入っている点や、学校ごとに内申と当日点の比率が違う点など、他県から転入してきた家庭が戸惑いやすい仕組みを持っています。この記事では、日程・内申点の計算方法・選考の計算式・特色検査・倍率・平均点を、県教育委員会が公表している資料にもとづいて一つずつ整理しました。

神奈川県公立高校入試の全体像【2027年度】

神奈川県公立高校入試は、全日制・定時制・通信制のすべての課程で同じ日程に行われる「共通選抜」を軸とした入学者選抜です。全日制は募集定員の100%を共通選抜で募集し、合否は調査書(内申)と学力検査、学校によっては特色検査の結果を合算して決まります。

志願できるのは1つの課程・学科・コース等に限られ、募集期間後に1回だけ志願変更ができます。

【参考:https://www.pref.kanagawa.jp/docs/dc4/nyusen/nyusen/nyusenseidogaiyou.html /全日制の課程では、定員の1】

共通選抜・定通分割選抜・二次募集の違い

区分対象募集する割合実施時期
共通選抜全日制・定時制・通信制のすべての高校全日制は定員の100%/定時制・通信制は定員の80%1〜2月
定通分割選抜夜間の定時制・通信制定員の20%(共通選抜で定員に満たなかった分を加える)3月
二次募集全日制・定時制(夜間以外)で欠員が出た場合欠員分3月

定時制のうち、県立横浜明朋高校、県立川崎高校、県立厚木清南高校、県立相模向陽館高校、横浜市立横浜総合高校、川崎市立川崎高校の6校は共通選抜で定員の100%を募集し、定通分割選抜を実施しません。

また、共通選抜と同じ日程で、連携型中高一貫教育校連携募集、海外帰国生徒特別募集、在県外国人等特別募集、インクルーシブ教育実践推進校特別募集、中途退学者募集も行われます。

2027年度入試で押さえる4つの数字

数字意味
2月16日学力検査の期日(2027年)
135点調査書の評定の満点。第2学年の9教科+第3学年の9教科×2
5教科全日制の学力検査の教科数(原則)
f+g=10第1次選考で内申と学力検査に振り分ける比率の合計

この4つが分かれば、神奈川の公立入試の骨格はつかめます。以降でそれぞれを詳しく見ていきます。

年度ごとの入試日程と選抜方法は、臨海セミナーの神奈川県公立高校入試情報ページでも図解されています。

2027年度(令和9年度)の入試日程

神奈川県教育委員会は2026年5月1日に、令和9年度(2027年度)の主な日程を発表しました。

共通選抜の日程

区分期日
志願情報申請期間2027年1月25日(月)〜29日(金)
中学校長承認期間2027年1月25日(月)〜2月1日(月)
志願変更情報申請期間2027年2月4日(木)〜8日(月)
志願変更の中学校長承認期間2027年2月4日(木)〜9日(火)※連携型中高一貫教育校連携募集を除く
共通検査(学力検査等)2027年2月16日(火)
特色検査および面接2027年2月16日(火)、17日(水)、18日(木)
追検査2027年2月22日(月)
合格者の発表2027年2月26日(金)

出願は2027年1月25日から29日まで、学力検査は2月16日、合格発表は2月26日です。志願変更をする場合は2月4日から8日までに申請します。

なお、連携型中高一貫教育校連携募集の特色検査・面接は2月17日のみ、インクルーシブ教育実践推進校特別募集は2月17日と18日のうち各高校が定めた日に行われます。

【参考:https://www.pref.kanagawa.jp/docs/dc4/nyusen/nyusen/r9/r9nyusen-nittei.html /【志願情報申請期間】令和9年1月】

定通分割選抜の日程

区分期日
募集期間2027年3月4日(木)・5日(金)
志願変更の期日2027年3月8日(月)
共通検査(学力検査等)2027年3月15日(月)
特色検査2027年3月15日(月)・16日(火)
合格者の発表2027年3月19日(金)

二次募集について

全日制および夜間以外の定時制で欠員が出た場合、共通選抜の終了後に必要に応じて二次募集が行われます。実施の有無と日程は県教育委員会が別紙で公表します。

過去の二次募集の動きについては、神奈川県公立高校の二次募集についてまとめた記事もあわせてご覧ください。

中学2年生の今から逆算したスケジュール

入試日程だけを見ても、いつ何を始めればよいかは分かりにくいものです。内申が決まるタイミングと県の発表時期を重ねると、次のようになります。

時期入試制度側の動き受験生側で起きていること
中2・3学期—第2学年の評定が確定(入試の計算に入る)
中3・4〜5月翌年度の日程が発表される志望校の候補を広げる時期
中3・6月翌年度の選考基準・特色検査の概要が発表される志望校の内申と当日点の比率が分かる
中3・10月下旬募集定員が発表される志望校の枠の大きさが分かる
中3・2学期末—第3学年の評定がほぼ確定(2倍で計算される)
中3・12〜1月—過去問演習・出願準備
中3・1月下旬志願情報申請出願
中3・2月学力検査・特色検査・合格発表—

第2学年の評定が入試の点数として扱われるため、中学2年生の3学期時点ですでに入試は始まっているという見方ができます。

内申点(調査書の評定)の計算方法

神奈川県公立高校入試の調査書の評定は、次の式で計算します。

A =(第2学年の9教科の評定の合計)+(第3学年の9教科の評定の合計)× 2

9教科はそれぞれ5段階評価なので、第2学年が最大45点、第3学年が最大45点×2=90点となり、合計135点が満点です。この135点満点のAを100点満点に換算した数値が、選考で使われる(a)になります。

【参考:https://www.pref.kanagawa.jp/documents/63368/00_mikata.pdf /第2学年の9教科の評定合計+】

換算早見表

すべての教科が同じ評定だった場合、135点満点でいくつになるかをまとめました。

評定第2学年第3学年(×2)合計(135点満点)100点換算
オール54590135100.0
オール4367210880.0
オール327548160.0
オール218365440.0

実際には学年ごとに評定が違うのが普通です。たとえば第2学年の9教科の合計が32、第3学年の合計が36だった場合は、32+36×2=104点となり、100点満点に換算すると約77.0点になります。

第3学年の評定が2倍になる意味

同じ「1」の差でも、第3学年で評定が1つ上がると合計は2点動き、第2学年で1つ上がった場合の2倍の重みを持ちます。9教科のうち3教科で第3学年の評定が1つずつ上がれば、合計は6点変わります。135点満点での6点は、100点換算でおよそ4.4点にあたります。

一方で、第2学年の評定がすでに確定している以上、第3学年だけで挽回できる幅には限りがあります。両方の学年が同じ土俵に乗っていることを前提に、志望校を考えることになります。

重点化(一部の教科を2倍にする学校がある)

高校によっては、特定の教科を重視して計算する「重点化」を行います。

対象上限
調査書の評定3教科まで、各2倍以内
学力検査の得点2教科まで、各2倍以内

調査書の重点化は、教科ごとの「第2学年の評定+第3学年の評定×2」の点数に対してかかります。どの教科を重点化するかは高校ごとに異なり、県教育委員会が公表する選考基準で確認できます。

【参考:https://www.pref.kanagawa.jp/documents/63368/00_mikata.pdf /調査書と学力検査のうち、一部の】

私立高校の内申基準は別の仕組み

ここまでは公立高校の話です。私立高校の多くは、独自の内申基準を設けて出願資格や併願の可否を決めています。公立の135点満点とは計算の考え方が違うため、分けて考える必要があります。

神奈川県内の私立高校の内申基準は、神奈川県にある私立高等学校の内申点一覧にまとめています。

同じ内申点でも、志望校の比率によって必要な当日点は変わります。学校ごとの比率は県の選考基準で公表されているほか、臨海セミナーの神奈川 難関高校対策ページでも学習相談を受け付けています。

学力検査(当日のテスト)

教科

全日制の学力検査は、国語・社会・数学・理科・外国語(英語)の5教科が原則です。ただし特色検査を実施する高校では、3教科まで教科数を減らす場合があります。定時制は国語・数学・外国語(英語)の3教科が原則で、理科や社会を実施する場合もあります。通信制は作文を実施します。

クリエイティブスクールでは学力検査を行わず、特色検査(面接)を共通の検査として実施します。

【参考:https://www.pref.kanagawa.jp/docs/dc4/nyusen/nyusen/nyusenseidogaiyou.html /全日制の課程の学力検査は、国語】

マークシート方式と筆記用具

神奈川県の学力検査はマークシート方式で、記号選択式の問題と記述式の問題を併用します。筆記用具には次の指定があります。

  • 鉛筆はHBまたはBの黒鉛筆
  • シャープペンシルは芯の太さ0.5mm以上のものに限る
  • ボールペンは使用できない

普段0.3mmの細い芯を使っている場合は、当日そのまま持っていくと使えません。年内のうちに確認して、演習でも同じ筆記用具に慣れておくと安心です。

過去問の入手先

過去の学力検査問題は、神奈川県教育委員会が「共通選抜における学力検査問題」のページで公開しています。市販の過去問集を使う場合も、出題形式の確認には公式の問題にあたるのが確実です。

特色検査

特色検査は、学力検査だけでは測りにくい力を見るために、高校が独自に実施する検査です。実施するかどうかは高校ごとに決まっており、すべての高校で行われるわけではありません。

3種類の特色検査

種類内容主な実施校の例
実技検査美術・音楽・体育などの実技美術科・音楽科・スポーツ科学科などを置く高校
自己表現検査与えられた資料をもとに考えを記述・表現する学力向上進学重点校およびエントリー校など
面接入学希望の理由などを問うクリエイティブスクールなど

複数の特色検査を組み合わせて実施する高校もあります。

【参考:https://www.pref.kanagawa.jp/docs/dc4/prs/r4485161.html /「特色検査」は、実技検査、自】

学力向上進学重点校・エントリー校

令和9年度の入学者選抜では、すべての学力向上進学重点校とすべてのエントリー校の県立高校で、共通問題と共通選択問題を使って特色検査が実施されます。共通問題は全校共通、共通選択問題は各高校が選んで出題する仕組みです。

区分学校名
学力向上進学重点校(8校)横浜翠嵐、川和、柏陽、横浜緑ケ丘、多摩、湘南、厚木、小田原
エントリー校(10校)希望ケ丘、横浜平沼、光陵、横浜国際、横須賀、鎌倉、茅ケ崎北陵、平塚江南、大和、相模原

※県立横浜国際高等学校 国際科 国際バカロレアコースは対象外です。

【参考:https://www.pref.kanagawa.jp/documents/63368/06_tokushoku.pdf /令和9年度神奈川県公立高等学校】

湘南高校については湘南高校の偏差値・入試情報をまとめたページも用意しています。横浜翠嵐高校の入試対策については横浜翠嵐高等学校・合格への道説明会の記事もあわせてご覧ください。

面接は全校一律ではなくなりました

かつては全日制・定時制の共通選抜で、すべての高校が共通の検査として面接を実施していました。神奈川県教育委員会は令和4年4月に策定した「入学者選抜制度改善方針」にもとづき、令和6年度入学者選抜から共通の検査を学力検査のみとし、面接は特色検査に位置づけ直しました。

そのため現在は、クリエイティブスクールのように面接を共通の検査として行う高校と、各校のアドミッション・ポリシーに照らして必要と判断した場合に特色検査として面接を行う高校に分かれています。志望校で面接があるかどうかは、県教育委員会が公表する特色検査の概要で確認してください。

クリエイティブスクール

クリエイティブスクールは、学力検査を行わず、特色検査(面接)を共通の検査として実施する県立高校です。選考は、実施したすべての検査と調査書の観点別学習状況を資料として総合的に行われます。

対象は、県立釜利谷高校、県立横須賀南高校の普通科、県立小田原北高校の普通科、県立大和東高校、県立青葉総合高校の5校です。

なお、県立横浜明朋高校と県立相模向陽館高校はフロンティアスクールとして、同じく調査書の観点別学習状況をもとに総合的に選考します。

特色検査の出題傾向は年度ごとに分析が公開されています。臨海セミナーの特色検査の分析ページで確認できます。

合否はどう決まるか(第1次選考・第2次選考)

神奈川県公立高校入試の合否は、第1次選考と第2次選考の2段階で決まります。この2つで見られるものが違うという点が、神奈川の入試の大きな特徴です。

使われる4つの数値

記号もとになるもの100点満点に換算する前の形
(a)調査書の学習の記録第2学年の9教科の評定合計+第3学年の9教科の評定合計×2(135点満点)
(b)学力検査の結果各教科の得点合計
(c)調査書の評価第3学年の「主体的に学習に取り組む態度」(A=3点、B=2点、C=1点)の合計
(d)特色検査の結果観点ごとの得点合計

(a)〜(d)はいずれも、それぞれの満点を100点満点に換算した数値として扱われます。

第1次選考(募集人員の90%まで)

第1次選考では、次の式で算出した数値S1の上位から、募集人員の90%までが選ばれます。

S1 = (a) × f + (b) × g

(f、gは合計が10となる、それぞれ2以上の整数。各高校が定めます)

>

特色検査を実施した場合は S1 = (a) × f + (b) × g + (d) × i(iは1以上5以下の整数)

f と g の組み合わせは、2:8、3:7、4:6、5:5、6:4、7:3、8:2のいずれかです。内申を重く見る高校もあれば、当日の学力検査を重く見る高校もあります。

比率が変われば順位も変わる

同じ2人でも、志望校の比率によって順位が入れ替わることがあります。

生徒A:内申オール4(135点満点で108点→(a)=80.0)、学力検査330点/500点(→(b)=66.0)

生徒B:内申96点(→(a)=71.1)、学力検査370点/500点(→(b)=74.0)

比率(f:g)生徒AのS1生徒BのS1上位
3:7(当日重視)80.0×3+66.0×7=702.071.1×3+74.0×7=731.3生徒B
5:5(同等)80.0×5+66.0×5=730.071.1×5+74.0×5=725.5生徒A

内申が高い生徒Aは内申を重く見る学校で有利になり、当日点が高い生徒Bは学力検査を重く見る学校で有利になります。志望校の比率を知らずに「内申がこれだけあるから大丈夫」「当日で逆転できる」と判断するのは難しいということが、この表から分かります。

第2次選考では評定を使いません

第1次選考で合格とならなかった受検者を対象に、第2次選考が行われます。

S2 = (b) × g′ + (c) × h′

(g′、h′は合計が10となる、それぞれ2以上の整数)

>

特色検査を実施した場合は S2 = (b) × g′ + (c) × h′ + (d) × i′

第2次選考の式には(a)、つまり調査書の評定が入っていません。代わりに使われるのが(c)、第3学年の「主体的に学習に取り組む態度」の評価です。9教科分を合計すると27点が満点となり、これを100点満点に換算します。

「高校受験に内申は関係ない」という言い方を目にすることがありますが、神奈川県の場合は正確には第2次選考に限って評定が使われないというのが実情です。第1次選考では評定が必ず計算に入ります。

【参考:https://www.pref.kanagawa.jp/docs/dc4/nyusen/nyusen/nyusenseidogaiyou.html /第2次選考…「第1次選考」及び】

志望校の比率はどこで見るか

f と g の比率、重点化する教科、特色検査の係数 i は、すべて神奈川県教育委員会の「選考基準及び特色検査の概要」で高校ごとに公表されています。例年6月に翌年度分が発表されるため、中学3年生の夏には志望校の比率を確認できます。

倍率(競争率)の見方

神奈川県が公式に使う用語は「競争率」です。一般には倍率と呼ばれます。

数字は3段階で動きます

段階発表時期見るポイント
志願時1月下旬〜2月上旬最初の人気の目安。この後の志願変更で動く
志願変更締切時2月上旬出願先が確定した状態の競争率
受検時学力検査後実際に受検した人数にもとづく競争率

志願変更が1回できる制度のため、志願時の数字だけで判断すると実態とずれることがあります。

令和8年度(2026年2月実施)の実績

課程募集人員志願者数平均競争率前年度
全日制39,43143,8521.11倍1.17倍
定時制2,1371,1260.53倍0.53倍
通信制1,2165410.44倍0.43倍

志願変更締切時も全日制は1.11倍で、志願時からほぼ動きませんでした。全日制の平均競争率は前年度の1.17倍から下がっています。

【参考:https://www.pref.kanagawa.jp/docs/dc4/nyusen/jisshikekka/r8shigansyasu.html /全日制の課程の志願者数は43】

学校ごとの競争率には大きな幅があります。平均が1.11倍であっても、人気校では2倍前後になる年もあります。

募集定員はいつ発表されるか

生徒募集定員は例年10月下旬に発表されます。令和8年度分は2025年10月24日に発表され、全日制は139校で総定員40,108人でした。

学力検査の平均点

神奈川県教育委員会は毎年3月下旬に、学力検査の教科別の合格者平均点を公表しています。

教科令和8年度(2026年2月実施)令和7年度(2025年2月実施)
国語64.173.8
社会62.357.9
数学56.751.3
理科60.051.7
外国語(英語)56.051.4
5教科合計299.1286.1

※全日制の課程の合格者平均点(各教科100点満点、追検査を含む)

令和8年度の5教科合計は299.1点で、前年度の286.1点から13点上がりました。教科別に見ると、国語は73.8点から64.1点へ下がった一方、社会・数学・理科・外国語(英語)の4教科は前年度より上がっています。

平均点は年度ごとに動くため、過去1年分だけを見て「この教科は取りやすい」と判断するのは避けたほうがよいでしょう。志望校の合格ラインを考えるときは、複数年の平均点と自分の得点を並べて見ることをおすすめします。

【参考:https://www.pref.kanagawa.jp/docs/dc4/nyusen/nyusen/gakuryokukensa/kekka.html /令和8年度共通選抜の学力検査の】

どの高校を受けられるか(通学区域)

設置者通学区域
県立・横須賀市立県内のどこからでも志願できます
横浜市立一部の学校・学科を除き、横浜市内が学区
川崎市立普通科(全日制・定時制)は川崎市内が学区

学区がある学校でも、学区外から募集定員の一定の割合まで入学できる枠が設けられています。

横浜市立で学区のない学校・学科・コースは、横浜商業高校の全学科および別科、横浜サイエンスフロンティア高校の理数科、戸塚高校の全日制普通科音楽コース、戸塚高校の定時制普通科です。

また、特別募集には学区がありません。

中学2年生・3年生が今から準備すること

制度を確認したうえで、学年ごとにできることを整理します。

中学2年生

  • 第2学年の評定が入試の計算に入ることを知っておく
  • 9教科すべてが対象になるため、実技4教科も同じ重みで扱われる点に注意する
  • 志望校を1校に絞る必要はまだない。県内にどんな高校があるかを広く見ておく

中学3年生・1学期

  • 6月に発表される選考基準で、志望校のf:gの比率と重点化教科を確認する
  • 特色検査の有無を確認する
  • 第3学年の評定が2倍で計算されることを踏まえ、1学期から提出物と定期テストに取り組む

中学3年生・2学期

  • 10月下旬の募集定員発表を確認する
  • 模試の結果と学力検査の平均点を並べて、当日点の見通しを立てる
  • 2学期の評定がほぼ確定するため、ここまでが評定を動かせる最後の機会になる

中学3年生・12月〜1月

  • 過去問で出題形式に慣れる(筆記用具も本番と同じものを使う)
  • 1月下旬の志願情報申請に向けて出願先を決める

塾を検討する場合の選び方については、【中学生】失敗しない塾選びのコツと高校受験のための学習塾おすすめ10選で、通塾の目的別に整理しています。集団指導と個別指導のどちらが合うか、通塾を始める学年、費用感といった観点から比較してください。

制度そのものは県教育委員会が公表していますが、志望校の比率をふまえて今の成績をどう読むかは個別の判断になります。神奈川の公立高校受験対策については臨海セミナーの神奈川 難関高校対策ページにまとまっているほか、無料体験授業や神奈川県内の教室一覧から相談先を探せます。

よくある質問

神奈川県公立高校入試2027の日程はいつですか?

学力検査は2027年2月16日(火)、合格発表は2027年2月26日(金)です。出願にあたる志願情報申請期間は2027年1月25日(月)から29日(金)までです。

神奈川県公立高校入試の難易度は上がっていますか?

令和8年度の学力検査の5教科合計平均点は299.1点で、前年度の286.1点より13点上がりました。平均点が上がったことは、受検者にとって得点しやすかったことを示します。ただし平均点は年度ごとに動くため、1年分の変化だけで難易度の傾向を判断することはできません。

神奈川でオール3だと内申点は何点になりますか?

第2学年の9教科がすべて3で27点、第3学年の9教科がすべて3で27点を2倍にして54点、合計81点です。135点満点なので、100点満点に換算すると60.0点になります。

神奈川の公立高校に推薦入試はありますか?

神奈川県の公立高校には、他県にあるような一般入試と別枠の推薦入試はありません。全日制・定時制・通信制のすべてが同じ日程の共通選抜に一本化されています。ただし、連携型中高一貫教育校連携募集、海外帰国生徒特別募集、在県外国人等特別募集、インクルーシブ教育実践推進校特別募集といった特別な募集区分が、共通選抜と同じ日程で行われます。

公立高校に合格できなかった場合はどうなりますか?

全日制および夜間以外の定時制で欠員が出た場合は、共通選抜の終了後に二次募集が行われます。夜間の定時制と通信制では、3月に定通分割選抜が実施されます。私立高校の併願と合わせて、出願前の段階で進路の選択肢を複数用意しておくと、結果が出てから慌てずに済みます。

まとめ

2027年度の神奈川県公立高校入試は、2027年2月16日の学力検査、2月26日の合格発表という日程で行われます。合否は調査書の評定135点、学力検査、学校によっては特色検査を、高校ごとに定められた比率で合算して決まります。

次にやることを1つ挙げるなら、志望校の候補について県教育委員会の「選考基準及び特色検査の概要」でf:gの比率を確認することです。比率が分かれば、内申と当日点のどちらにどれだけ比重を置くべきかが見えてきます。

参考にした資料(すべて2026年9月27日閲覧)

  • 神奈川県教育委員会「神奈川県公立高等学校入学者選抜について」 https://www.pref.kanagawa.jp/docs/dc4/nyusen/nyusen/kanagawa.html
  • 神奈川県教育委員会「公立高校入学者選抜制度の概要」 https://www.pref.kanagawa.jp/docs/dc4/nyusen/nyusen/nyusenseidogaiyou.html
  • 神奈川県教育委員会「令和9年度神奈川県公立高等学校の入学者の募集及び選抜の主な日程等について」 https://www.pref.kanagawa.jp/docs/dc4/nyusen/nyusen/r9/r9nyusen-nittei.html
  • 神奈川県教育委員会「令和9年度 選考基準及び特色検査の概要」 https://www.pref.kanagawa.jp/docs/dc4/nyusen/nyusen/senko_kijun.html
  • 神奈川県教育委員会「令和9年度 選考の方法と選考基準の見方」 https://www.pref.kanagawa.jp/documents/63368/00_mikata.pdf
  • 神奈川県教育委員会「令和9年度 特色検査の概要」 https://www.pref.kanagawa.jp/documents/63368/06_tokushoku.pdf
  • 神奈川県教育委員会「マークシート方式による学力検査の実施について」 https://www.pref.kanagawa.jp/docs/dc4/nyusen/nyusen/marksheet.html
  • 神奈川県教育委員会「学力検査の結果」 https://www.pref.kanagawa.jp/docs/dc4/nyusen/nyusen/gakuryokukensa/kekka.html
  • 神奈川県教育委員会「令和8年度入学者選抜 志願者数等について」 https://www.pref.kanagawa.jp/docs/dc4/nyusen/jisshikekka/r8shigansyasu.html
  • 神奈川県教育委員会「令和8年度入学者選抜 志願変更締切時の志願者数等について」 https://www.pref.kanagawa.jp/docs/dc4/nyusen/jisshikekka/r8shihenjishigansyasu.html
  • 神奈川県教育委員会「令和8年度 生徒募集定員」 https://www.pref.kanagawa.jp/docs/dc4/nyusen/nyusen/bosyuteiin.html
  • 神奈川県教育委員会「神奈川県公立高等学校入学者選抜制度改善方針」 https://www.pref.kanagawa.jp/documents/24739/kaizenhousin.pdf
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この記事を書いた人

ハマジュク編集部は、塾講師や家庭教師として県内のトップ校に進学させる実績や、偏差値を30以上上げて志望校へ合格させた経験を持つメンバーで構成されております。全国トップ20(県内トップ3)の学校に進学した人や、中学受験を経験した人も在籍。受験や講師としての経験も踏まえて、横浜エリアを中心に高校受験に役立つ情報を発信しています。
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