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【2027年度】神奈川の通信制高校一覧|公立2校・私立の学費と入試

2027年度 神奈川の 通信制高校 公立・私立の選び方 学び方・学費・入学の違いを解説

神奈川県で通える通信制高校は、県立の横浜修悠館高校と厚木清南高校(通信制)の2校、県内に本校がある私立5校、県内にキャンパスを置く広域通信制高校に分かれます。公立は受検料・入学料がかからず、受講料は1単位350円です。各校の所在地と学費の公表値、2027年度入試の日程を、県教育委員会と学校公式の資料で確かめて載せています。

目次

神奈川の通信制高校は3つのグループに分かれます

神奈川で通信制高校を探すときは「県立2校」「県内に本校がある私立」「県内に拠点がある広域通信制」の3つに分けると整理できます。

神奈川の通信制高校を3つに整理。公立(県立)、横浜修悠館、厚木清南の通信制、県内に本校がある私立、学校ごとの通学・学習体制を確認、広域通信制の県内拠点、本校と学習拠点の役割を確認、同じ『通信制』でも、通い方と費用は学校・コースで異なります

県立は横浜修悠館高校(横浜市泉区)と厚木清南高校の通信制課程(厚木市)の2校です。県内に住所か勤務先があることを志願の条件としています。

私立のうち県内に本校があるのは、厚木中央・鹿島山北・秀英・星槎・清心女子の5校です。神奈川県の学費補助金の対象校一覧で、通信制課程の学校としてこの5校が載っています。

広域通信制高校は、本校が他県にあっても神奈川県内にキャンパスや学習センターを置く学校です。県内から通える拠点は多く、この記事では学校公式で拠点と学費を確かめられた4校を取り上げます。

グループ学校特徴
県立(公立)横浜修悠館高校、厚木清南高校(通信制)受検料・入学料なし。受講料は1単位350円
私立(県内に本校)厚木中央、鹿島山北、秀英、星槎、清心女子学校ごとに登校日数と学費が違う
私立(広域・県内に拠点)N高・S高・R高、クラーク記念国際、星槎国際、ルネサンスなど本校は県外が多く、県内のキャンパスに通う

出典:神奈川県教育委員会「令和9年度入学者用 公立高校の定時制・通信制に進学を希望するみなさんへ」、神奈川県「公立高等学校の入学検定料・入学料・授業料(令和8年度)」「学費補助金対象校一覧」/確認日:2026年11月1日

公立(県立)の通信制高校は横浜修悠館と厚木清南の2校です

県立の通信制高校は、通信制だけの横浜修悠館高校と、全日制・定時制と同じ校舎にある厚木清南高校の2校です。

学校名所在地交通学び方
横浜修悠館高校横浜市泉区和泉町2563相鉄いずみ野線いずみ中央駅から徒歩12分、横浜市営地下鉄下飯田駅から徒歩15分、ゆめが丘駅から徒歩12分平日講座(月〜木、登校の目安は週4日)と日曜講座(登校の目安は週1日)。レポートはオンラインで提出
厚木清南高校(通信制)厚木市岡田1-12-1学校公式のアクセスページで確認自学自習が基本。日曜スクーリング年18回、火曜の教科スクーリング年20回、木曜の夜間スクーリング年6回

出典:神奈川県立横浜修悠館高等学校「学校案内2026」、神奈川県立厚木清南高等学校「通信制の特色」/確認日:2026年11月1日

横浜修悠館高校は講座の曜日を選べます

横浜修悠館高校は、平日講座と日曜講座から登校の形を選べる通信制の単独校です。平成20年4月に開校しました。どちらの講座も1校時9時から6校時16時までの時間割で、レポートは全講座でオンライン提出になります。

受講料は1単位あたり日曜講座が350円、平日講座が700円です。学校案内では、24単位をすべて平日講座で受けた場合の受講料を16,800円と示しています。このほかに諸会費(年約6,000円)と教科書代が必要です。

学校見学会は2026年11月15日(日)の開催で、予約は11月1日に始まりました。

厚木清南高校は全日制・定時制の科目も受けられます

厚木清南高校は、全日制・定時制・通信制を一体化したフレキシブルスクールで、通信制はその課程の1つです。本校の全日制・定時制の一部科目を受講でき、提携する専門学校の講座で単位を取る仕組みもあります。

単位は前期・後期の半期ごとに認定されるため、要件を満たせば9月末の卒業も可能です。日曜スクーリングの時間には、1歳以上で小学校入学前の子どもを預けられる託児サービスがあります。

2027年度(令和9年度)の公立通信制の入試日程

公立の通信制は、全日制と同じ日程の共通選抜と、3月の定通分割選抜で募集します。募集定員の80%が共通選抜、残りが定通分割選抜の枠です。

区分出願・志願変更検査合格発表
共通選抜志願情報の申請 2027年1月25日(月)〜1月29日(金)正午、志願変更 2月4日(木)〜2月8日(月)正午作文:2月16日(火)・17日(水)・18日(木)のうち高校が指定する日2月26日(金)9時から出願サイトで発表
定通分割選抜募集 3月4日(木)・5日(金)、志願変更 3月8日(月)。高校の窓口で紙の願書を出す作文:3月15日(月)・16日(火)のうち高校が指定する日3月19日(金)

出典:神奈川県教育委員会「令和9年度入学者用 公立高校の定時制・通信制に進学を希望するみなさんへ」(令和8年7月発行)/確認日:2026年11月1日

公立の通信制は学力検査を行わず、作文を実施します。選考の資料は調査書と作文の結果です。共通選抜は全日制・定時制・通信制が同じ日程で行われます。共通選抜の流れ全体は「神奈川県公立高校入試の仕組み」で解説しています。

県内に本校がある私立の通信制高校は5校です

県内に本校を置く私立の通信制高校は、厚木中央・鹿島山北・秀英・星槎・清心女子の5校です。並び順は五十音順で、評価や順位を表すものではありません。

学校名所在地交通・学び方(公式の記載)学費の公表値
厚木中央高校厚木市恩名1-17-18小田急線本厚木駅北口から徒歩13分。普通科と工業科がある週5日制(通学型)初年度納付金合計860,000円(入学金200,000円、授業料年額480,000円ほか。令和9年度)
鹿島山北高校足柄上郡山北町中川921-87広域通信制。本校で年1回、3泊4日の宿泊スクーリング(履修単位数によって異なる)入学金0円、授業料1単位9,000円、施設費年24,000円、システム管理費・通信費年49,000円(学校案内の掲載額。適用年度の記載なし)
秀英高校横浜市泉区和泉町7865令和6年度から共学。説明会で登校の形を確認初年度納付金合計762,000円(入学金200,000円、授業料年額468,000円ほか。令和9年度)
星槎高校(通信制課程)横浜市旭区若葉台4-35-1JR横浜線十日市場駅から市営バス約10分「星槎高校前」下車。オンライン授業型と登校参加型があり、全授業オンラインでの参加もできる初年度納付金合計770,000円(入学金100,000円、授業料年額500,000円ほか。令和9年度)
清心女子高校横浜市港北区篠原台町36-37女子校。説明会で登校の形を確認初年度納付金合計732,000円(入学金200,000円、授業料年額468,000円ほか。令和9年度)

出典:神奈川県「令和9年度 私立高等学校生徒募集要項」、神奈川県私立中学高等学校協会「学校紹介」、鹿島山北高等学校「学校案内」、星槎高等学校通信制課程「トップページ」「アクセス」「スクールライフ」/確認日:2026年11月1日

表の学費は、就学支援金を差し引く前の金額です。私立の通信制は就学支援金が年額337,200円まで出るため、実際の負担はこれより少なくなります。支援金の仕組みは「学費:公立と私立の差と就学支援金」にまとめました。

私立通信制の入試は全日制と同じ時期です

令和9年度(2027年度)入試は、県の募集要項に載った私立通信制4校とも、推薦入試が1月22日か23日、一般入試が2月10日です。公募は4校で990人、うち推薦の枠は495人で、令和8年度と同じ人数です。鹿島山北高校はこの募集要項には載っておらず、新入学(4月・10月)は学校が独自に受け付けています。

出願期間や面接の内容は学校ごとの発表です。たとえば星槎高校(通信制課程)は、推薦入試の出願を2027年1月14日(木)、選考を1月22日(金)としています。私立の推薦・一般・書類選考の違いは「神奈川県私立高校入試の仕組み」、日程の全体は「神奈川県私立高校の入試日程」で確かめられます。

星槎高校と星槎国際高校は別の学校です

横浜市旭区の星槎高校は、全日制と通信制の課程を持つ県内本校の私立高校です。通信制課程は2022年4月に開設されました。厚木などに学習センターがある星槎国際高校は広域通信制で、学費や入試も別になります。資料請求や説明会の予約では学校名を確かめてください。

県内にキャンパスがある広域通信制高校

広域通信制高校は、本校のある都道府県のほか2つ以上の都道府県から生徒を受け入れる通信制高校です。神奈川県内にもキャンパスや学習センターが多くあります。下の表は、県内の拠点と学費を学校公式で確かめられた4校で、並び順は五十音順です。評価や順位を表すものではありません。

学校名県内の主な拠点と交通学び方(公式の記載)学費の公表値
N高校・S高校・R高校(本校:沖縄伊計本校、茨城つくば本校、群馬桐生本校)横浜・川崎・溝の口・相模原橋本・横須賀・湘南平塚・本厚木の7キャンパス。横浜キャンパスは京急神奈川駅から徒歩3分ネットコースは自宅学習が中心で、本校スクーリングに在学中1回以上参加(原則2年次)。週5・週3・週1+の通学コースもある普通科:入学金10,000円、授業料1単位12,000円、施設設備費年50,000円、教育関連諸費年13,000円(2026年度)。通学コースは別に学費がかかる
クラーク記念国際高校横浜・CLARK SMART横浜・横浜青葉・川崎・厚木の各キャンパスと、連携校の湘南藤沢キャンパス。横浜キャンパスはJR桜木町駅から徒歩5分週5日通学、オンラインと通学を組み合わせるスマートスタディ、月1〜2回程度通学する自宅学習の3つ就学支援金の対象となる場合の年間学費モデル:単位修得コース(25単位)30,000円、スマートスタディⅠ 162,800円(2027年度新入学)
星槎国際高校厚木学習センター(厚木市中町3-16-8)。小田急線本厚木駅北口から徒歩7分平日コース(週3・4・5日)とサタデーコース厚木学習センター:入学金50,000円、施設設備費年50,000円、授業料1単位20,000円(令和9年度新入生)。就学支援金は別に案内している
ルネサンス高校横浜キャンパス(連携キャンパス)。JR横浜駅きた東口から徒歩約4分スクーリングは東京駅に集合してバスで行く宿泊集中型か、複数回に分ける分割型入学金50,000円、施設設備費20,000円、教育関連諸費60,000円。授業料とスクーリング費は別途で、授業料は就学支援金の対象(適用年度の記載なし)

出典:N高等学校・S高等学校・R高等学校「生徒募集要項2026」「キャンパス一覧」、クラーク記念国際高等学校「学費」「横浜キャンパス」、星槎国際高等学校「令和9年度 新入生用 募集概要(厚木学習センター)」、ルネサンス高等学校「学費」「スクーリング」「横浜キャンパス」/確認日:2026年11月1日

広域通信制の学費は、高校卒業に必要な授業料と、通学コースやキャンパスの費用を分けて示す学校が多くあります。週に何日通うかで年間の費用が数十万円単位で変わるため、資料請求の段階で「通学コースを含めた年額」を聞くと比べやすくなります。本校スクーリングが県外で行われる学校では、交通費や宿泊費も別に必要です。

全日制・定時制・通信制の違い

3つの課程の違いは、通う時間と卒業までの年数、学費の仕組みです。卒業して得られる高校卒業の資格に、課程による差はありません。

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課程通い方卒業までの年数県立の入学検定料・入学料県立の授業料(令和8年度)
全日制平日の昼間に毎日通う3年2,200円・5,650円年額118,800円
定時制夜間・昼間など学校ごとの時間帯に通う標準4年(条件を満たせば3年)950円・2,100円年額32,400円
通信制自宅でレポートを進め、スクーリングと試験の日に登校する3年以上無料・無料1単位350円(平日登校の履修は700円)

出典:神奈川県教育委員会「令和9年度入学者用 公立高校の定時制・通信制に進学を希望するみなさんへ」、神奈川県「公立高等学校の入学検定料・入学料・授業料(令和8年度)」/確認日:2026年11月1日

定時制の学び方は学校によって分かれ、特別の時間帯で学ぶ学校、多部制の学校、三部制の学校などがあります。不登校の経験がある人が受けやすい県立高校(クリエイティブスクールなど)や、欠席が多い場合の申請については「不登校からの高校受験」にまとめました。

通信制の学び方:単位制・レポート・スクーリング・試験

通信制高校は単位制で、科目ごとにレポート・スクーリング・試験を終えて単位を取り、合計74単位以上で卒業します。

単位の修得。通信制は、3つの学習を組み合わせる、レポート|自宅などで学び、課題を提出、スクーリング|登校して授業・指導を受ける、試験|学習の到達度を確認、必要な回数や提出期限は、科目・学校の案内で確認

単位制なので学年ごとの進級はありません

単位制は、学年ごとに進級を判定するのではなく、科目の単位を積み上げて卒業を目指す仕組みです。入学時に1年間で受ける科目を選び、履修計画を立てます。単位を取れなかった科目は次の年に受け直せます。

レポートとスクーリングの量は科目ごとに決まっています

レポートは教員が添削して返す課題です。スクーリングは学校に登校して受ける授業(面接指導)です。所定のレポートとスクーリングを終えると試験を受けられ、合格すると単位が認められます。

科目(横浜修悠館の例)スクーリングレポート
数学Ⅰ4回以上12通
公共2回以上6通
美術Ⅰ8回以上記載なし
体育Ⅰ10回以上記載なし

出典:神奈川県立横浜修悠館高等学校「学校案内2026」/確認日:2026年11月1日

この例では、体育や美術はスクーリングの回数が多く、数学や公共はレポートの通数が多めです。横浜修悠館では、視聴報告によって出席回数の6割まで免除を受ける仕組みもあります。

卒業までの年数は最短3年です

卒業には、3年以上在籍し、74単位以上を修得し、特別活動に30時間以上参加することが必要です。1年に取る単位が少ないと、卒業が4年目以降になります。私立の就学支援金は年間30単位、通算74単位までが対象です。N高グループや星槎国際高校の学費の例も、1年に25単位を履修する前提で示されています。

学費:公立と私立の差と就学支援金

公立の通信制は受講料が1単位350円で、私立は授業料のほかに入学金や施設費がかかり、通学コースを選ぶと年数十万円の差が出ます。

通信制の費用は、総額で確認。授業料、入学金・施設費・教材費、通学コース・サポート費用、スクーリングの交通・宿泊費、就学支援金の対象と、対象外の費用を分けよう、費用の有無・金額・支援条件は学校や制度で異なります

高校の授業料を国が支援する高等学校等就学支援金は、令和8年度から所得制限がなくなりました。県立高校では、令和8年度は在校生を含めて対象となる全生徒が申し込み手続きをする必要があります。

区分授業料の目安就学支援金の上限(令和8年度)
公立の通信制1単位350円(平日登校の履修は700円)1単位336円
私立の通信制学校ごと(県の募集要項に載った4校は年額468,000〜500,000円、令和9年度)年額337,200円(単位制の授業料は1単位13,668円で、年間30単位・通算74単位まで)
私立の全日制(参考)学校ごと年額457,200円
公立の全日制(参考)年額118,800円年額118,800円

出典:文部科学省「高等学校等就学支援金等」、神奈川県「高等学校等就学支援金(公立)」「令和9年度 私立高等学校生徒募集要項」/確認日:2026年11月1日

公立の通信制では、受講料と就学支援金の差額、諸会費、教科書代が自己負担です。私立の通信制は、授業料のうち支援金の上限を超える部分と、入学金・施設費・教材費などを家庭が払います。支援金が出るのは授業料だけなので、私立は初年度に入学金などの支払いが残る計算です。

授業料以外の教育費には、返還不要の高校生等奨学給付金があります。公立は住民税所得割が非課税または一定額未満の世帯などが対象で、支給額は課程ごとの定めです。横浜修悠館と厚木清南では、条件を満たせば教科書・学習書の費用を後から請求できる還付の制度もあります。

入学の時期は新入学・転入学・編入学で分かれます

中学3年生が通信制高校に入るのは新入学で、公立も私立も4月入学が基本です。高校に在籍したまま移るのが転入学、高校を辞めた後に入り直すのが編入学です。

今の在籍状況で、入学区分を確認。中学校を卒業、新入学、高校に在籍中、転入学、高校を退学後、編入学、受入時期、引き継げる単位、卒業までの見通し、学校に確認すること、受け入れ条件は学校ごとに確認。退学する前に相談しよう
区分対象公立の通信制私立の通信制の例
新入学中学校を卒業見込み・卒業した人4月(共通選抜・定通分割選抜)4月。鹿島山北は4月・10月、N高は4月・7月・10月・1月(7・10・1月は中学既卒者)
転入学今の高校に在籍している人転編入学情報センターに相談N高は原則毎月1日、鹿島山北は毎月1日付、星槎高校は随時募集
編入学高校を中途退学した人4月1日付の編入学募集あり鹿島山北は毎月1日付

出典:神奈川県教育委員会「公立高校の定時制・通信制に進学を希望するみなさんへ」、鹿島山北高等学校「学校案内」、N高等学校・S高等学校・R高等学校「生徒募集要項2026」、星槎高等学校通信制課程 公式サイト/確認日:2026年11月1日

中学3年生は、11月から12月の個別相談や説明会で志望校を決め、公立なら1月下旬の共通選抜に出願します。私立通信制の推薦入試は1月下旬に行われるため、私立が第一志望なら12月中に受験相談を済ませておくと手続きが間に合います。志望校を決める手順は「志望校の決め方」にまとめました。

通信制を選ぶ理由と注意点

通信制を選ぶ人は、登校の日数や時間を自分の生活に合わせたいという理由が中心です。そのぶん、学習の進み具合を自分で管理するのが前提です。

入学前に確認したい5つのこと。通学の頻度と会場、レポートの提出方法・期限、相談できる先生や窓口、学費と追加費用の総額、進学・就職のサポート、自分の生活リズムに合うか、具体的に相談しよう

通信制を選ぶ人によくある理由

  • 毎日の登校が負担で、週1日や週数日の登校で学びたい
  • 体調や生活リズムに合わせて学習の時間を決めたい
  • 部活動やスポーツ、芸能、アルバイトや仕事と両立したい
  • 学費を抑えて高校卒業の資格を取りたい(公立の場合)

不登校の経験がある人には、公立高校の入試で長期の欠席を理由とする選抜方法を申請できる制度もあります。通信制だけに絞る前に、「不登校からの高校受験」で選択肢を比べておくと判断しやすくなるはずです。

注意点1:レポートの締め切りを自分で守る

通信制の学習は、毎日の授業ではなく自宅で進めるレポートが中心です。横浜修悠館では、学校推薦型の入試を希望する卒業予定者に、7月の前期レポート締め切りまでにレポートの半分以上の合格と、出席回数の半分以上という基準を設けています。提出の遅れは単位だけでなく、進路の選択肢にも響く点に注意してください。

注意点2:通学コースやサポート校の費用は別にかかる

私立の広域通信制では、週5日などの通学コースを選ぶと、高校の授業料とは別にコースの費用が必要です。サポート校は、通信制高校の学習や生活を支える民間の施設で、高校卒業の資格は提携する通信制高校で取ります。就学支援金は高校の授業料に充てる制度なので、サポート校に払う費用には使えません。年間の費用は「高校の学費+コースやサポート校の費用+交通費」の合計で比べてください。

注意点3:スクーリングの会場と日数を確かめる

本校スクーリングが県外の本校で行われる学校では、移動や宿泊が必要です。鹿島山北は本校での3泊4日、N高グループは在学中1回以上の本校スクーリングがあります。説明会では「どこで、何日、いつ」行うかを書面で確かめておくと安心です。

通信制高校から大学進学はできます

通信制高校を卒業すると、全日制・定時制と同じ高校卒業の資格が得られるので、大学や専門学校を受験できます。

横浜修悠館高校では、令和8年度の進路説明会と総合型・推薦型入試の説明会が5月から6月の開催でした。学校推薦型選抜を使うには、先に触れたレポートと出席の校内基準を満たすことが条件です。

一般選抜で大学を受ける場合は、受験に使う科目を高校の履修計画に入れておくことが前提です。大学進学を考えているなら、入学前の個別相談で「受験に使う科目を3年間で履修できるか」を聞いておいてください。

高校を中退した人・転校したい人へ

在籍中の高校から通信制に移るなら転入学、高校を辞めた後なら編入学になり、どちらも前の高校で取った単位や在籍期間を引き継げる場合があります。

公立の通信制への転入学・編入学は、県教育委員会の転編入学情報センターが相談窓口です。所在地は神奈川県庁東庁舎6階で、電話は045-210-8234と045-210-8235、受付は平日8時30分から17時までです。

県立の2校は、4月1日付の編入学募集を行っています。令和8年度の例では、横浜修悠館の受付が3月5日から11日、厚木清南の受付が3月9日から13日で、どちらも作文による検査でした。高校を辞めた人が再入学する場合は、高校に1年以上在籍して中途退学し、修得した単位があることや、県内に住所か勤務先があることなどが出願の条件です。

私立では、N高グループが転入学を原則毎月1日に受け入れ、鹿島山北は転入学・編入学とも毎月1日付で受け付けています。鹿島山北は前の高校で取った単位と在籍期間を引き継げますが、専門科目・学校設定科目は20単位が上限です。転入学の前には、今の高校の在籍期間と取った単位を一覧にして、卒業までに何単位必要かを志望校に計算してもらうと、卒業時期の見通しが立ちます。

よくある質問

神奈川県の公立の通信制高校はどこですか?

県立の横浜修悠館高校(横浜市泉区)と、厚木清南高校の通信制課程(厚木市)の2校です。志願するには、県内に住所か勤務先があることが条件です。

神奈川の通信制高校に入試はありますか?

あります。公立の通信制は学力検査を行わず、作文と調査書で選考します。私立は推薦入試や一般入試など学校ごとの方法で、令和9年度は県の募集要項に載った4校とも、推薦入試が1月22日か23日、一般入試が2月10日です。

公立の通信制高校の学費はいくらですか?

受検料と入学料は無料で、受講料は1単位350円(平日登校の履修は700円)です。就学支援金は1単位336円で、ほかに諸会費や教科書代がかかります。横浜修悠館の諸会費は年約6,000円です。

通信制高校は何年で卒業できますか?

最短3年です。3年以上在籍し、74単位以上を修得し、特別活動に30時間以上参加すると卒業できます。1年に取る単位が少ないと、卒業は4年目以降です。

通信制高校から大学に行けますか?

行けます。通信制の卒業資格は全日制・定時制と同じです。学校推薦型選抜には校内の基準があるため、レポートの提出と出席を計画的に進めることが前提になります。

通信制高校とサポート校の違いは何ですか?

通信制高校は高校卒業の資格を出す学校で、サポート校は通信制高校の学習を支える民間の施設です。サポート校の費用は就学支援金の対象外で、高校の学費とは別にかかります。

高校の途中から通信制高校に移れますか?

移れます。在籍中なら転入学、中退後なら編入学です。公立は県の転編入学情報センター、私立は各校が窓口で、N高グループや鹿島山北のように毎月受け入れる学校もあります。

出典と確認日

すべて2026年11月1日に確認しました。

執筆・確認:ハマジュク編集部

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この記事を書いた人

ハマジュク編集部は、塾講師や家庭教師として県内のトップ校に進学させる実績や、偏差値を30以上上げて志望校へ合格させた経験を持つメンバーで構成されております。全国トップ20(県内トップ3)の学校に進学した人や、中学受験を経験した人も在籍。受験や講師としての経験も踏まえて、横浜エリアを中心に高校受験に役立つ情報を発信しています。
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