【2027年度】高校受験の勉強法|神奈川公立入試の時期別・教科別対策

神奈川の公立高校を目指す高校受験の勉強法は、中2・中3の内申を定期テストで固めながら、学力検査の出題形式に合わせて準備を進めるのが基本です。学力検査は5教科とも大半がマークシートで、記述は英語と国語に1問ずつでした(令和8年度)。県教育委員会の公表資料をもとに、時期別・教科別の勉強法と過去問・模試の使い方をまとめます。
神奈川の高校受験は「内申」と「学力検査」の比率で勉強の配分を決める
神奈川県公立高校の第1次選考は、内申と学力検査を学校ごとの比率で合算するため、両方を並行して準備します。どちらか一方だけでは、志望校の合格ラインに届きにくい仕組みです。
内申は、中2の9教科の評定合計に、中3の9教科の評定合計を2倍して足した135点満点です。選考では100点満点に換算して使います。中3の評定は、第2学期までの成績が調査書に記載される決まりです。
| 選考で使う数値 | 中身 | 使われる選考 |
|---|---|---|
| 調査書の評定(内申) | 中2の9教科+中3の9教科×2=135点満点を100点に換算 | 第1次選考 |
| 学力検査 | 英・国・数・理・社の5教科、各100点 | 第1次・第2次選考 |
| 主体的に学習に取り組む態度 | 中3の9教科の評価(A=3、B=2、C=1)を100点に換算 | 第2次選考 |
| 特色検査 | 実施する学校のみ | 第1次・第2次選考 |
出典:神奈川県教育委員会「選考の方法と選考基準の見方」「令和9年度調査書作成上の注意」/確認日:2026年11月1日
第1次選考では募集人員の90%までを決めます。内申と学力検査の比率は学校ごとに決まり、どちらも2以上で合計10になる整数です。令和9年度の選考基準では3:7から7:3まで分かれ、最も多いのは5:5でした。
第2次選考では評定を使いません。学力検査と中3の「主体的に学習に取り組む態度」で判定します。
勉強の配分に置き換えると、中2からの定期テストは内申に直結し、中3の2学期までは成績が2倍で入ります。学力検査の比率が高い学校が志望校なら、当日点を伸ばす時間を多めに取るのが現実的です。内申の詳しい計算は内申点の計算方法、比率から必要な当日点を出す方法は合格ラインの読み方で解説しています。入試全体の流れは神奈川県公立高校入試の仕組みにまとめました。
神奈川県公立高校の学力検査の特徴
学力検査は5教科各100点・各50分で、令和8年度の全日制では解答のほとんどがマークシートで番号や数字を塗る形式でした。文章を書く問題は、英語の英作文と国語の論述の2問だけです。
| 教科 | 大問 | 令和8年度の主な内容 | 書いて答える問題 |
|---|---|---|---|
| 英語 | 問1〜問8 | リスニング、語彙・文法の選択、並べ替え、英作文、掲示や手紙の読解、グラフ付きの会話文 | 英作文1問(指定語を使い7語以上で1文) |
| 国語 | 問一〜問五 | 漢字・短歌、小説、論説文、古文、複数の文章と資料の読み取り | 論述1問(30字以上40字以内、指定語句あり) |
| 数学 | 問1〜問6 | 計算、小問集合、平面図形・データ・速さ、関数、確率、空間図形 | なし(数値を0〜9でマークする問題あり) |
| 理科 | 問1〜問8 | 4分野の小問、電流と発熱、イオン、光合成と呼吸、太陽の黒点の観察 | なし |
| 社会 | 問1〜問7 | 地理、歴史、公民、地理と公民の融合。すべての大問に地図・グラフ・表などの資料 | なし |
出典:神奈川県教育委員会「令和8年度 共通選抜における学力検査問題・正答表」(全日制)/確認日:2026年11月1日
数学の証明も、令和8年度は証明文の空欄に入る内容を選ぶ形でした。英語の並べ替えは、不要な語が1つ混ざった6語から5語を並べ、3番目と5番目の番号を答えます。
記述の2問は部分点の対象です。採点上の注意によると、英作文は5点で中間点3点、国語の論述は6点で中間点4点・2点が設けられています。マークの問題は正解か不正解かで決まるため、計算や転記のミス1つがそのまま失点になります。
当日の時間割は、令和8年度の例で英語(リスニングを含む)→国語→数学→理科→社会の順でした。各教科50分で、教科の間には20分ほどの間隔があり、数学のあとに昼食をはさみます。2027年度の学力検査は2027年2月16日(火)に行われます。
出典:神奈川県立橋本高等学校「学力検査日について」(令和8年2月9日付、令和8年2月17日実施分)、神奈川県教育委員会「令和9年度入学者選抜の主な日程等」/確認日:2026年11月1日
令和8年度の平均点と正答率から分かる点の取りどころ
令和8年度の全日制の合格者平均点は、5教科とも56〜65点の間でした。基本問題の正答率は高く、資料や条件を組み合わせて考える問題で差がついています。
| 教科 | 令和8年度 | 令和7年度 | 令和6年度 |
|---|---|---|---|
| 英語 | 56.0 | 51.4 | 47.0 |
| 国語 | 64.1 | 73.8 | 64.0 |
| 数学 | 56.7 | 51.3 | 55.6 |
| 理科 | 60.0 | 51.7 | 57.3 |
| 社会 | 62.3 | 57.9 | 54.8 |
| 5教科合計(参考値) | 299.1 | 286.1 | 278.7 |
出典:神奈川県教育委員会「令和8年度神奈川県公立高等学校入学者選抜 学力検査の結果」(全日制の合格者平均点、満点は各100点、追検査を含む)。5教科合計は各教科の平均点を足した参考値で、県の公表値ではありません/確認日:2026年11月1日
合格者の平均でも各教科6割前後です。国語は令和7年度の73.8点から令和8年度は64.1点へ下がり、年度によって10点ほど動きました。過去問の点数は、その年の合格者平均点と並べて見ると位置がつかみやすくなります。
県の資料では、教科ごとに正答率の高かった問題と低かった問題が示されています。
- 英語:基本的な聞き取り・読み取りは高く、まとまりのある英語を聞いて要点を選ぶ問題と、英文と資料から情報を読み取る問題は低い。英作文の正答率は37.6%
- 国語:漢字の読みや空欄補充は高く、複数の文章の情報を基に論述を完成させる問題は21.0%
- 数学:計算と三角形の相似の証明は高く、条件を整理して解く平面図形は低い。「条件を満たす線分の長さを求める」問題は0.4%
- 理科:基本的な知識・技能は高く、実験結果から考察する問題や、仮説を確かめる実験計画を問う問題は低い
- 社会:基本的な知識と資料の読み取りは高く、資料と既習の知識を結び付けて考える問題は低い
出典:神奈川県教育委員会「令和8年度神奈川県公立高等学校入学者選抜 学力検査の結果」/確認日:2026年11月1日
勉強の順番は、正答率の高い基本問題を確実に取る力をつけ、そのあと資料・条件を組み合わせる問題に進めるのが現実的です。記述の2問は部分点があるため、白紙にしない練習も得点に結び付きます。
時期別の勉強法|中1〜中3夏前・夏休み・9〜12月・1〜2月
中3の2学期までは内申と基礎固めを中心に置き、冬からは過去問と弱点の補強に重心を移します。内申の対象期間と学力検査の準備期間が重なるため、時期ごとに比重を変えるのがポイントです。

| 時期 | 内申の扱い | 学力検査に向けてやること |
|---|---|---|
| 中1〜中3の夏前 | 中2の成績が内申に入る。中3は2学期までの成績が2倍で入る | 単元ごとに教科書の基本問題を解けるようにする |
| 中3の夏休み | 2学期の定期テストに向けた準備 | 中1・中2の総復習と苦手単元の洗い出し |
| 9〜12月 | 中3の2学期までの成績で評定が決まる | 模試で弱点を確認し、過去問を始める |
| 1〜2月 | 評定は確定済み | 過去問を本番の時間割で解き、解き直しで仕上げる |
出典:神奈川県教育委員会「令和9年度調査書作成上の注意」「令和9年度入学者選抜の主な日程等」をもとにハマジュク編集部作成/確認日:2026年11月1日
1日の勉強時間の目安は高校受験の勉強時間、月・週単位の計画の立て方は勉強計画表の作り方で紹介しています。
中1〜中3の夏前:定期テストを内申と入試の両方の準備にする
この時期は定期テストの準備が、そのまま学力検査の基礎づくりになります。学力検査は中学校で学ぶ内容から広く出るため、中1の単元も対象です。
定期テストのたびに、間違えた問題を解き直してから次の単元に進みます。英単語と計算は毎日少しずつ続け、理科・社会は用語の意味を自分の言葉で説明できるか確かめます。予習・復習の基本的な進め方は中学生の勉強法を参考にしてください。
中3の夏休み:中1・中2の範囲を総復習する
夏休みは、中1・中2の範囲をまとめて復習できる最後のまとまった期間です。5教科の総復習用の問題集を1冊決め、解けなかった単元に印を付けていきます。
令和8年度の学力検査では、数学の基本的な計算問題の正答率が93.7〜95.9%でした。夏のうちにこうした基本問題の取りこぼしをなくしておけば、秋以降の時間を応用問題に回せるのが利点です。
9〜12月:2学期の評定を固めながら過去問を始める
中3の評定は2学期までの成績で決まるため、9〜12月は定期テストの比重が高い時期です。並行して模試を受け、教科ごとの弱点を確認します。
過去問は、一通りの単元を学び終えた教科から1年分ずつ始めると無理がありません。公民や理科の一部のように中3の後半に習う単元は、授業の進み具合に合わせて後から加えます。1月下旬の志願受付に向けて志望校を絞り込む時期でもあるため、志望校の決め方も確認しておきましょう。
1〜2月:本番の時間割で過去問を解き、解き直しで仕上げる
1月以降は新しい問題集を増やすより、解いた過去問と模試の解き直しに時間を使うほうが得点に結び付きやすい時期です。2027年度の日程は、志願受付が1月25日〜29日、志願変更が2月4日〜8日、学力検査が2月16日です。
休日には英語から社会まで本番と同じ順番・同じ50分で通して解き、集中力の配分をつかんでおきます。リスニングを最初の教科として聞く流れも、この練習で当日の形に慣れておくと安心です。
教科別の勉強法|神奈川の問題の形に合わせる
教科別の勉強法は、正答率の高い基本問題を落とさない練習と、その教科で差がついた形式への対策の2本立てで考えます。令和8年度の問題と正答率をもとに、5教科それぞれの進め方を整理しました。

英語:リスニングと資料付きの長文で差がつく
英語は語彙・文法の選択問題で確実に得点し、正答率の低いリスニングの要点把握と資料付きの読解に時間をかけます。英作文は1問だけですが、中間点があるため書き切る練習が得点に直結します。
- リスニング(問1):県のサイトには過去の音源(MP3)と台本が掲載中です。音源で解いたあと、台本で聞き取れなかった部分を確かめ、もう一度聞き直します
- 並べ替え(問4):不要な語が1つ混ざる形式です。熟語や動詞の後ろに続く形(不定詞か動名詞か)を整理しておくと、不要な語を見分けやすくなります
- 英作文(問5):令和8年度は指定語(lived、long)を使い、7語以上の1文を書く問題でした。採点上の注意では、文法・語法・綴り・符号の誤りが減点の対象です。教科書の基本文を英語で書けるようにし、時制や3単現のsまで見直します
- 読解(問6〜問8):掲示、手紙、活動リスト、グラフ付きの会話文が出ました。本文と図表を照らし合わせて答えを選ぶ練習を、過去問で積みます
単語や文法の日々の覚え方は中学生の勉強法で紹介しています。
数学:前半の計算で落とさず、後半に時間を残す
数学は問1の計算と問2の小問集合で取りこぼさないことが土台です。そのうえで、関数・図形・確率の後半に考える時間を残せるよう、前半を速く正確に解く練習をします。
令和8年度は計算問題と相似の証明の正答率が高く、条件を整理して解く図形の問題は低い結果でした。数値をマークする問題は答えの候補が示されないため、途中まで合っていても最後の数字を誤れば得点になりません。
- 計算:毎日10問程度を時間を計って解き、ミスの種類(符号、分配、根号の処理など)を記録します
- 証明:令和8年度は空欄を選ぶ形式でした。相似や合同の条件を、根拠とセットで説明できるようにしておきます
- 関数・図形・確率:過去問の後半は、志望校の合格ラインに応じて「どこまで取るか」を先に決めます。全問を取りに行かず、取れる小問を確実に取る判断も必要です
- 検算:数値マークの問題は、求めた値を問題の条件に戻して確かめる習慣をつけます
国語:選択問題で固めて、最後の論述を条件どおりに書く
国語は漢字・語句と、小説・論説文・古文の選択問題で得点を固めます。最後の論述は30〜40字で条件が多いため、条件を一つずつ確かめながら書けるかが得点の分かれ目です。
- 漢字(問一):読みは令和8年度、4問中2問の正答率が9割を超え、低い問題は63.0%でした。書きは、カタカナを漢字に直したときに同じ漢字を含む語を選ぶ形式です。音だけでなく漢字の意味で覚えておくと、選択肢を見分けやすくなります
- 小説・論説文(問二・問三):傍線部の理由や心情を問う選択肢は、本文のどの部分が根拠かを線で示してから選びます
- 古文(問四):令和8年度は説話でした。教科書の古文を現代語訳と並べて読み、主語が誰かを確かめる練習をします
- 論述(問五イ):正答率は21.0%でした。書き出し・文末・字数・指定語句・2つの文章に触れること、の条件をメモし、書いたあとに一つずつ照合します
採点上の注意には中間点の基準が書かれています。過去問の論述は、正答例と採点上の注意で自己採点すると、どこで点が削られるかが分かります。
理科:4分野を均等に、実験の考察を説明できるようにする
理科は令和8年度、物理・化学・生物・地学の4分野から大問2つずつ出題されたため、苦手分野を残さないことが先決です。実験や観察の結果から何が言えるかを、自分で説明できる状態を目指します。
令和8年度は、問1〜問4で4分野の小問が出題されました。問5〜問8では電流による発熱、金属のイオンへのなりやすさ、光合成と呼吸、太陽の黒点の観察といった実験・観察の問題が並んでいます。正答率が低かったのは、結果から考察する問題と、仮説を確かめる実験の計画を問う問題です。
- 教科書の実験ページで「目的・方法・結果・考察」を自分の言葉で説明し、言えなかったところを読み直します
- 「なぜその操作をするのか」「条件を1つだけ変えるのはなぜか」を確かめておくと、実験計画の問題に対応しやすくなります
- 濃度、電力、ばねの伸びなどの計算は、単位を書いてから式を立てる習慣をつけます
社会:用語の暗記と資料の読み取りをつなげる
社会はすべての大問に地図・グラフ・表などの資料が付く形式で、用語の暗記だけでは得点が伸びにくい教科です。資料から読み取ったことと、教科書で学んだ知識を結び付ける練習が要ります。
令和8年度は、地理・歴史・公民に加え、地理と公民を組み合わせた問題も出ました。県の資料では、資料の読み取りの基本は正答率が高く、資料と知識を関連付けて考える問題は低い結果です。
- 用語は「何が起きたか」だけでなく「なぜ起きたか」「その結果どうなったか」とセットで覚えます
- 地理は統計グラフや地形図を見て、何の数値か・どこが特徴かを言葉にする練習をします
- 公民は中3で学ぶ単元が中心です。2学期以降の授業に合わせて、過去問の公民の大問を解き進めます
- 過去問を解いたら、選択肢の誤りの部分に線を引き、資料のどこと食い違うかを確かめます
過去問の使い方|何年分・いつから・時間配分
過去問は、県のサイトにある直近3年分を軸に、全範囲を学び終える中3の秋以降、本番と同じ50分・同じ順番で解きます。解いたあとの解き直しまでを1セットと考えてください。

| 項目 | 進め方 |
|---|---|
| 入手先 | 神奈川県教育委員会のサイトに令和6〜8年度の問題・正答・マークシート解答用紙・英語リスニング音源が掲載されています |
| 何年分 | 県のサイトの3年分を2回ずつ。さらに演習したい場合は市販の過去問集で年数を足します |
| いつから | 単元を学び終えた教科から中3の秋に1年分ずつ。1月以降は5教科を通しで |
| 時間 | 1教科50分。英語は最初にリスニングがある前提で通して解く |
| 採点 | 正答表と「採点上の注意」で自己採点し、合格者平均点と比べる |
出典:神奈川県教育委員会「共通選抜における学力検査問題」(令和6〜8年度の各年度ページ)/確認日:2026年11月1日
県のサイトの問題は、著作権の関係で一部が省略されています。全文は県政情報センター(県庁新庁舎2階)の行政資料コーナーで閲覧が可能です。
時間配分は、1回目の過去問で教科ごとに「どの大問で何分かかったか」を記録するところから始めます。2回目以降は、時間がかかった大問を後回しにする順番を試し、自分に合う解き方を決めておきます。
マークシートの解答用紙も、県のサイトから印刷が可能です。塗る位置のずれは、本番と同じ用紙で練習すると防ぎやすくなります。
模試の使い方と特色検査の対策
模試は合否判定を見るだけでなく、本番と同じ形式で解く練習と、教科ごとの弱点探しに使います。特色検査がある学校を受ける場合は、学力検査とは別に対策の時間が必要です。

神奈川全県模試は、中3向けに5教科各50分・100点満点の形式で行われています。学校の成績(内申)を登録すると、内申を反映した志望校判定を受けられる仕組みです。日程や判定表の読み方は神奈川全県模試の解説にまとめています。
- 判定の記号よりも、教科ごとの得点と大問ごとの正誤を見ます
- 間違えた問題は1週間以内に解き直し、同じ単元を教科書と問題集で補強します
- 判定は1回で決めず、複数回の推移で見ます
特色検査は学校ごとに実施の有無が違い、令和9年度は学力向上進学重点校とエントリー校のすべてで共通問題と共通選択問題を使って行われます。特色検査の比率は1〜5の整数で、内申と学力検査の比率(合計10)に上乗せされる形です。志望校が実施校かどうかは早めに確かめておきます。種類や対策の進め方は特色検査の解説をご覧ください。
塾と独学の選び方
学校の授業と県の過去問で計画を立てて進められる人は、独学でも準備は可能です。計画の修正や記述の添削を自分で回せない場合は、塾が選択肢になります。

判断の目安は次の3つです。
- 定期テストと過去問の計画を自分で立て、遅れたときに組み直せるか
- 英作文や国語の論述を、採点上の注意に沿って見てくれる人がいるか
- 模試の結果から、次に何をやるかを自分で決められるか
塾を検討する場合、臨海セミナーのように、神奈川の公立入試に合わせた模試や講座を用意している塾もあります。同塾の「神奈川統一模試」は、塾に通っていない中学生を対象にしたものです。塾ごとの特徴は高校受験の塾の選び方とおすすめで比べられます。
よくある質問
高校受験の勉強はいつから始めればいいですか?
神奈川の公立入試では中2の成績から内申に入るため、中2の1学期の定期テストから準備を始めるのが目安です。学力検査に向けた総復習は、中3の夏休みに中1・中2の範囲をまとめて行うと、秋からの過去問に入りやすくなります。
高校受験の過去問はいつから解けばいいですか?
単元を学び終えた教科から、中3の秋に1年分ずつ始めるのが目安です。1月以降は5教科を本番と同じ順番・50分で通して解きます。神奈川県のサイトには令和6〜8年度の3年分が掲載されています。
神奈川県公立高校入試の平均点はどれくらいですか?
令和8年度の全日制の合格者平均点は、英語56.0点、国語64.1点、数学56.7点、理科60.0点、社会62.3点でした。5教科を足すと299.1点です(県の公表は教科別のみ)。
神奈川の公立高校入試に記述問題はありますか?
令和8年度の全日制では、英語の英作文1問と国語の論述1問が記述でした。数学・理科・社会は、番号や数値をマークシートで答える形式です。英作文と論述は、中間点がもらえる問題です。
内申が低くても当日の点数で逆転できますか?
学力検査の比率が高い学校ほど、当日点で差を縮めやすくなります。令和9年度の選考基準では、内申と学力検査の比率は3:7から7:3まで学校ごとに違います。志望校の比率を確かめてから配分を決めてください。
高校受験は独学でも大丈夫ですか?
計画を自分で立てて修正でき、過去問の採点と解き直しを続けられるなら、独学でも準備は進められるでしょう。英作文や論述の添削、模試の分析を自分で回せない場合は、塾や学校の先生の助けを借りる方法があります。
特色検査がある学校はいつから対策すればいいですか?
志望校が実施校だと分かった時点で、学力検査と並行して始めるのが目安です。令和9年度は学力向上進学重点校とエントリー校のすべてで、共通問題と共通選択問題を使った特色検査が行われます。
まとめ
神奈川の高校受験の勉強法は、内申と学力検査の比率を確かめ、両方の配分を時期ごとに変えていくことが軸になります。
- 内申は中2の9教科+中3の9教科×2の135点満点。中3は2学期までの成績で決まる
- 学力検査は5教科各100点・各50分。令和8年度は記述が英語と国語の1問ずつで、ほかはマークシート
- 令和8年度の合格者平均点は各教科56〜65点。基本問題を落とさず、資料・条件を組み合わせる問題で上積みする
- 過去問は県のサイトの3年分を軸に、中3の秋から1年分ずつ、1月からは本番の時間割で
- 模試は判定より教科別・大問別の弱点探しに使い、特色検査の実施校は別に対策する
出典と確認日
- 神奈川県教育委員会「令和8年度神奈川県公立高等学校入学者選抜 学力検査の結果」(2026年3月)
- 神奈川県教育委員会「令和8年度 共通選抜における学力検査問題」(問題・正答表並びに採点上の注意・解答用紙・リスニング台本)
- 神奈川県教育委員会「令和9年度神奈川県公立高等学校の入学者の募集及び選抜の主な日程等について」
- 神奈川県教育委員会「選考の方法と選考基準の見方」「共通選抜(全日制)選考基準」「特色検査の概要」(令和9年度)
- 神奈川県教育委員会「令和9年度調査書作成上の注意」
- 神奈川県立橋本高等学校「学力検査日について」(令和8年2月9日付)
- 伸学工房「神奈川全県模試」案内(2026年度)
- 臨海セミナー 公式サイト(神奈川統一模試の案内)
- 確認日:2026年11月1日
執筆・確認:ハマジュク編集部
