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志望校の決め方は?選び方のポイントとやってはいけないことを紹介

志望校をなかなか決められなくて悩んでいませんか?

模試の偏差値が志望校の偏差値に届かない場合、偏差値アップを目指して一層の努力をするか、志望校のランクを下げるか悩む人も多いでしょう。

本記事では、志望校を決める5つのポイントを解説します。また、志望校を決めるときにやるべきではないこともあわせてお伝えします。

受験の志望校選びはとても大切なので、迷うのも仕方ありません。志望校を決めるポイントを参考にして、自分に最適な学校を見つけましょう。

高校受験向け学習塾の選び方については「【中学生向け】高校受験のための学習塾おすすめ10選!」をご参照ください。

目次

志望校を決める5つのポイント

志望校を決めるときに、何を基準にして選べばいいか悩む人が多いのではないでしょうか。

志望校を選ぶときの5つのポイントを解説します。

  • 自分の適性や目標から考える
  • 志望校の評判やランキングから考える
  • 志望校の特色やカリキュラムから考える
  • 志望校の立地や環境から考える
  • 費用面や奨学金制度から考える

自分の適性や目標から考える

高校や大学の志望校を決めるときは、自分が何を得意として、何に興味があるのかを理解することから始めましょう。

自分の強みや興味を理解すれば、将来の目標やなりたい職業が見つかるので、そのための知識やスキルを身に付けられる学校を選べます。

高校には普通科、商業学科、工業学科、看護学科、農業学科などがあります。大学に進学する場合は普通科が一般的です。

1年生のときは全員同じ授業を受け、2年生からは自分の興味がある分野や進路の希望にあわせた類型に分かれて学ぶ学校も多くあります。

商業学科は商業系、工業学科は工業系の大学に進みたい人や、高校卒業後に就職したい人に向いています。

看護学科は5年一貫教育で、看護師国家資格の受験資格が最短で取得可能です。

4年制大学や看護専門学校に進学するより早く国家試験を受験できるうえに、学費の経済的負担も軽減できます。

また、大学受験の志望校を決めるときは、自分が何を勉強したいのか、将来どのような仕事に就きたいかを考えると目指す学部・学科が決まります。

学校の知名度や学部のイメージで選ぶのではなく、学びたいことを学べる学部・学科がある大学を選ぶことで大学での4年間が有意義なものになり、将来目指す職業に就きやすくなるでしょう。

志望校の評判やランキングから考える

都道府県別に、大学や高校を偏差値順にランキング形式で掲載したWebサイトもあります。

自分が住む都道府県にはどのような学校があり、偏差値はどのくらいなのか、どのような学部があるのかなどを把握できます。

偏差値だけでなく、学校の基本情報や入試情報、口コミ・評判なども確認できるので、まずは幅広く地元の学校の情報収集したい人におすすめです。

ネット上の口コミは必ずしも鵜呑みにできませんが、在校生や卒業生の声も投稿されているので、参考程度にはなるでしょう。

ただし、これらの情報だけに頼るのではなく、自分の目標や興味のある分野を学べる学校を選ぶことが大切です。

志望校の特色やカリキュラムから考える

入学したらどのようなことが学べてどのような資格を取得できるのか、カリキュラムやプログラム、特色などを調べて自分に合う学校を探しましょう。

カリキュラムをチェックしておかないと、入学してから「イメージしていた内容と違う」とミスマッチにつながりかねません。

カリキュラムは学校のパンフレットやホームページなどを見ると確認可能です。気になることがあれば、オープンキャンパスや学校見学で質問できます。

「コースが多彩」「国際交流が盛ん」など、その学校ならではの特色も調べて、自分に合っている学校を見つけましょう。

志望校の立地や環境から考える

学校の立地や環境も重視して選びましょう。とくに中学校や高校は自宅からの距離が遠すぎると、通学するだけで体力を消耗するので注意が必要です。

部活動を楽しみにしていたのに、通学に時間がかかりすぎるので断念するケースもあります。

通学にどのくらい時間がかかるか調べて、通いやすい学校の中から志望校を選んだほうがよいでしょう。

また、大学の場合は自宅から通学したいのか、実家を出て1人暮らししてもいいのか考える必要があります。

1人暮らしでもよい場合は、選択肢が大きく広がりますが、都市部と郊外では生活環境や学びの環境が大きく異なるため、自分に合う環境を選びましょう。

費用面や奨学金制度から考える

私立と公立では費用に大きな差があるため、費用面も考えておきましょう。卒業までにどのくらい費用がかかるか調べ、支払えるか金額なのか検討する必要があります。

とくに大学に進学する場合は、多額のお金がかかります。自宅から通えない大学であれば1人暮らしの生活費も必要です。

家庭の経済的な状況を考慮しながら、負担が適切な学校を選びましょう。

日本学生支援機構の奨学金には給付型と貸与型があり、貸与型には無利子と有利子があります。

貸与型の場合は卒業後に返済しなくてはなりませんが、近年は奨学金の返済が負担になっているケースも多いといわれます。

奨学金を借りる場合は返済のことをよく考えておく必要があります。

大学の中には独自の奨学金制度を設けているところも少なくありません。大学独自の奨学金は、返済の必要がない給付型が多いのが特徴です。

奨学金制度の対象となるのは、経済的理由で就学が困難な人、入試の成績上位者など、学校によってさまざまです。

制度の内容も入学金免除、授業料免除、または授業料半額免除などさまざまなので、希望する大学のパンフレットやホームページを見て、どのような奨学金制度があるか確認しておきましょう。

志望校を決める時にやってはいけないこと

志望校選びのときに、やらないほうがいいこともあります。次に挙げる3つは志望校選びに失敗する恐れがあるため、やらないようにしておきましょう。

  • 志望校の偏差値だけで決める
  • 他人の意見に流される
  • 志望校の立地や設備を調べない

志望校の偏差値だけで決める

自分の偏差値で合格できそうな学校を志望校に選ぶのは現実的なようですが、偏差値だけで志望校を決めると失敗する恐れがあります。

偏差値で選んだ学校が、自分にとって魅力がある学校とは限りません。

偏差値だけを重視せずに、自分が興味のある分野を学べる学校なのか、よく確認して志望校を選びましょう。

模試の偏差値は、あくまで現時点の位置を示すものです。

現在の偏差値が志望校の偏差値に届かなくても、入試まで本気で受験勉強に取り組めば、合格できる可能性もあります。

ただし、併願校を選ぶときは偏差値も重要なポイントです。

滑り止めのために受けるなら第一志望校より偏差値が低く、自分の実力で合格できる可能性が高い学校を選びましょう。

他人の意見に流される

志望校を選ぶ時期は、周りの意見が気になるかもしれません。

しかし、「先輩に言われたから」「友達も行くから」など他人の意見に流されて志望校を決めても、自分が本当に行きたいと思って選んだ学校ではないので、モチベーションは上がりません。

他人の意見に惑わされず、自分が「ここで学びたい」と思える学校を選ぶことが何より大切です。

アドバイスに耳を傾けることは大切ですが、他人の意見に流されてしまわないようにしましょう。

志望校選びは自分の将来に関わることです。他人の意見に流されず「進学して何を学びたいか」を重視して決めましょう。

志望校の立地や設備を調べない

立地や設備を調べることなく、志望校を決めると失敗する恐れがあります。

学校の立地はパンフレットやホームページを見ればある程度把握できますが、実際に訪れて見学しておきましょう。

設備はきれいで充実しているか、快適に学ぶためにも学校見学の際に自分の目で確認しておくことをおすすめします。

大学の場合、複数のキャンパスを持っていることがあります。

都会で交通アクセスが良いキャンパスもあれば、郊外に位置するキャンパスもあるため、通いたい学部のキャンパスはどのような立地か実際に足を運んで確認しておきましょう。

自宅から通うなら、志望校までの所要時間を確認しておくことが大切です。

距離が遠い場合、1時間目に間に合うためには何時に出発すべきか調べ、現実的に可能か検討しましょう。

志望校はいつまでに決めなければいけない?

志望校選びは慎重になりますが、早めに決まると目標に向かって受験対策できるので、早く決まるに越したことはありません。

志望校はいつまでに決めなければいけないのか、中学受験・高校受験・大学受験に分けて解説します。

中学受験

中学受験の志望校は小学3〜4年生頃から検討を始め、6年生の1学期までには決める家庭が大半です。

学校によって出題形式が異なるため、早めに志望校を決めると余裕を持って受験勉強に取り組めます。

入試が近づいてから志望校を変更すると準備不足になるケースがあるので注意が必要です。

志望校の最終決定は6年生の12月頃ですが、できるだけ早く決めることをおすすめします。

中学受験は親主導になりやすいですが、保護者の方が何でも決めるのは避けたほうがよいでしょう。お子さんが行きたいと思える学校を選ぶことが大切です。

さまざまな学校の説明会や見学会に足を運び、お子さんが行きたいと思う学校を見つけましょう。

高校受験

高校受験の第一志望校は、中3の夏休みまでに決めておくのがおすすめです。

志望校が決まれば受験する高校にあわせて早めの受験対策ができます。

また、志望校が決まることで勉強へのモチベーションがアップするでしょう。

最終決定は中3の12月に行われる三者面談なので、それまでに志望校を決めておき、三者面談で担任の先生に伝えなくてはなりません。

また、東京都の私立高校が実施している併願優遇を利用する場合も12月の三者面談で伝えておきましょう。

大学受験

大学受験の志望校は、できるだけ高校2年生の夏〜秋頃までに目星をつけてきましょう。

国立大学と私立大学では入試の方式が異なります。また、学部によって試験科目や配点が異なるため、志望校を早めに決めたほうが効率よく受験勉強を進められるからです。

一般的に志望校が決まるのは高校3年生の春頃です。

部活を頑張っている人は、引退する3年生の夏に志望校を決めて受験勉強に本腰を入れる人もいます。

しかし、総合型選抜や推薦入試の願書受付は9月頃から始まるため、入試の方式によっては早めに第一志望を決めておく必要があります。

総合型選抜はオープンキャンパスへの参加が条件となっている学校もあるため、受験する可能性がある大学のオープンキャンパスはスケジュールをチェックしてすべて参加しておきましょう。

まとめ

本記事では、志望校を決める5つのポイントを解説しました。志望校を決めるポイントを参考にして、自分に最適な学校を見つけてくださいね。

受験のための学習塾を探している人は、まずは授業の無料体験に参加してみてから決めてみるのも良いでしょう。

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この記事を書いた人

横浜エリアを中心に中学・高校受験に関する役立つ情報を発信しています。

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