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筑波大学附属高等学校の偏差値・難易度は?学費や受験情報も紹介

法政大学高等学校の偏差値・難易度は?学費や受験情報も紹介

130年以上の歴史を持つ筑波大学附属高等学校。

「最難関校だけど目指してみたい」「あこがれの筑波大学附属高等学校に受かるには、どのような勉強をすればいいんだろう」このような悩みをお持ちではないですか?

この記事では、筑波大学附属高等学校の偏差値や難易度、学費や受験情報を詳しくご紹介しています。

高校受験向け学習塾の選び方については「【中学生向け】高校受験のための学習塾おすすめ10選!」をご参照ください。

※当記事の情報は2023年7月時点のものになりますので、最新情報は各公式サイトにてご確認ください。

目次

「筑波大学附属高等学校」とは

筑波大学附属高等学校は、明治5年に創設された東京都文京区にある共学の国立高等学校です。

数回の合併や校名変更を繰り返し、昭和53年に筑波大学に移管された際、現在の校名に至りました。

筑波大学附属高等学校は完全な中高一貫校ではなく、同中学からの進学には内部連絡入試をクリアする必要があります。

筑波大学の附属校ではあるものの、同大学への内部進学枠はありません。

エスカレーターでの進学はできないため、同大学の受験を検討している方は受験必須であることを覚えておいてください。

同中学校には制服がありますが、高校は私服です。

「自主・自律・自由」を教育目標としており、全人的人間の育成を行っています。

筑波大学附属高等学校の教育方針は以下のとおりです。

  • 自主・自律・自由をモットーとしています
  • 全人的人間の育成という本校の伝統的教育精神を基盤として、知育、徳育、体育の調和をはかります。
  • 教科教育においては、特に、体系的かつ基本的な知識・技能・態度の修得の徹底を期しています。
  • 特別教育活動においては、計画的、実践的、協力的人間の育成と生徒の個性の伸長につとめます。
  • 生徒指導においては、生徒の個人的な現実の問題解決を援助するとともに、将来の進路の開拓を指導します。

引用元:筑波大学附属高等学校

「筑波大学附属駒場高等学校」との違いは?

「筑波大学附属高等学校」と「筑波大学附属駒場高等学校」はよく混同される学校です。

両者の違いを見てみましょう。

どちらも国立ではありますが、筑波大学附属高等学校は共学、筑波大学附属駒場高等学校は男子校です。

筑波大学附属高等学校には附属小学校からの内部進学者もいますが、筑波大学附属駒場高等学校には付属小がありません。

筑波大学附属駒場高等学校は、平成14年からSSH(スーパーサイエンスハイスクール)に指定されている点でも違いが見られます。

同じ筑波大学附属校でありながら違いはありますが、いずれもトップクラスの偏差値で、制服がなく自由な校風で知られています。

参考:学校紹介(筑波大学附属駒場中・高等学校)

筑波大学附属高等学校の偏差値・入試難易度

筑波大学附属高等学校に合格するためには、偏差値や入試難易度を確かめておく必要があります。

併願校例や倍率もあわせてチェックしましょう。

偏差値は78

筑波大学附属高等学校の偏差値やランキングから難易度を見てみましょう。

偏差値78
東京都内ランキング1位/623件中
東京都内国立ランキング1位/11件中
全国ランキング2位/9,800件中

引用元:筑波大学附属高校(東京都)の情報(偏差値・口コミなど)(みんなの高校情報)

筑波大学附属高等学校の偏差値は78、東京都内ランキングでは1位に輝き、国内の最難関校に君臨しています

筑波大学附属高等学校の受験者は、どのような学校を併願するのでしょうか。

おもな併願校の例は以下のとおりです。

男子併願校例女子併願校例
桐蔭学園・普通科プログレスコース 大宮開成・普通科特進選抜先進コース 早稲田大学系属早稲田実業学校高等部・普通科 日比谷・普通科 渋谷教育学園幕張・普通科 早稲田大学高等学院・普通科 開成・普通科 巣鴨・普通科淑徳巣鴨・選抜コースアルティメットクラス 八王子学園八王子・普通科文理コース特進クラス 淑徳与野・T類難関国公立大学コース 日比谷・普通科 浦和第一女子・普通科 栄東・普通科 中央大学附属(小金井市)・普通科 国立・普通科

引用元:筑波大学附属高校(東京都)の情報(進研ゼミ 高校入試情報サイト)

倍率は3.42倍

筑波大学附属高等学校の2023年度の入学者選考結果から割り出した倍率を見てみましょう。

種別倍率受験者数合格者数(繰上含)
一般3.77倍340名90名
2.93倍191名65名
合計3.42倍531名155名
海外帰国枠1.0倍1名1名
総合計3.41倍532名156名

引用元:入学者選抜状況(筑波大学附属高等学校)

2023年の筑波大学附属高等学校一般受験の倍率は、男子約3.77倍、女子約2.93倍、合計約3.42倍でした。

男女で倍率に開きがありますが、どちらも高倍率であり人気の高さがうかがえます。

筑波大学附属高等学校の入試情報

筑波大学附属校高等学校の第1学年2024年度の生徒募集要項は、学校ホームページに8月掲載予定です。2023年度分を参考としてご覧ください。

2023(令和5)年度|筑波大学附属高等学校の入試情報

一般海外帰国枠
募集人員男女あわせて80名(男女ほぼ同数)男女あわせて3名程度
試験日2月13日(月)9:00〜15:152月13日(月)9:00〜15:15
出願期間1月7日(土)〜1月13日(金)1月7日(土)〜1月13日(金)
出願方法WEB出願WEB出願
提出書類・受検票(控) ・成績・資格に関する証明書 ・転居予定申告書(該当者のみ) ・申告書(該当者のみ) ※提出書類は一括で簡易書留にて郵送・受検票(控) ・成績に関する証明書 ・申告書(該当者のみ) ※提出書類は一括で簡易書留にて郵送
書類提出期間1月12日(木)〜20日(金)必着1月12日(木)〜20日(金)必着
試験科目・学力検査
国語、数学、英語(リスニングテスト含む)、理科、社会(各教科60点) ・調査書(80点) 合計380点により総合的に選考
提出書類、学力検査の結果で合否決定 国語、数学、英語(リスニングテスト含む)、理科、社会(各教科60点、合計300点)

検定料は9,800円です。調査書は学校所定の書式があるため、ホームページよりダウンロードして記入しましょう。

なお、こちらの内容は令和5年度の受験情報を割愛したものです。

実際に出願や受検される際には、詳細をホームページの最新情報にて確認してください。

参考:令和5年度第1学年生徒募集要項

合格定員

筑波大学附属高等学校の募集定員は、男女あわせて80名です。

一般受験の募集人員と同数ですが、このなかに海外帰国枠の3名程度も含まれます。

海外帰国枠で出願する場合は、出願資格の事前確認が必要です。2023年度の出願資格事前確認は11月1日〜4日という限られた期間だったため、忘れないように注意してください。

入試日程

2023年度の受験情報によると、入学者選考の学力検査は2月13日(月)に行われていました。

一般も海外帰国枠も同日の同時間帯に実施されたようです。合格者発表は、学力検査の3日後となる2月16日(木)、入学料納入期間は2月16日(木)から2月18日(土)まででした。

筑波大学附属高等学校の学費

筑波大学附属高等学校の学費に関しては、2023年度の情報を参考としてご覧ください。

入学料56,400円
授業料(年額)115,200円
学年費(3ヶ年分)447,000円
生徒会費(年額)3,000円
PTA会費(年額)3,000円

参考:筑波大学附属高等学校 入学関係書類

授業料は8月と1月の2回に分けて引き落としされ、学年費は3ヶ年分を5回に分ける形になります。

学年費には修学旅行や遠足など、学校行事に必要な費用や、副教材費、冷暖房費など学校生活に必要な費用が総合的に含まれます。

なお、入学料には免除制度があります。授業料は条件に応じて、国の高等学校等就学支援金制度により支給される可能性もあります。

利用したい方は、認定に必要な申請手続きを行なってください。詳細は入学準備会にて案内されます。

また、後援会費として寄付金のお願いもあります。一口115,000円を3回分割で45,000円ずつ寄付する形式です。

高等学校就学支援金制度の利用や、後援会費の発生などにより、学費の総額が異なります。制度利用や寄付などは、ご家庭の状況に応じて検討してください。

筑波大学附属高等学校のカリキュラム

筑波大学附属高等学校のカリキュラムは、あらゆる進路に対応できるように組まれています。

2024年度入学生の教育課程から、学年ごとのカリキュラムを見てみましょう。

1年生

1年生は、芸術(音楽・美術・工芸・書道から選択)を除き、すべて必修です。カリキュラムは以下のとおりです。

現代の国語2
言語文化2
地理総合2
歴史総合2
数学Ⅰ3
数学A2
生物基礎3
体育3
保健1
芸術Ⅰ2
英語コミュニケーションⅠ3
論理・表現Ⅰ2
情報Ⅰ2
総合的な探求の時間2
ホームルーム1
合計32単位(ホームルームを除く)

2年生

2年生では、芸術と理科(物理基礎・地学基礎から選択)を除いて、すべて必修です。

文学国語2
古典探究4
公共2
数学Ⅱ3
数学B2
化学基礎3
物理基礎 or 地学基礎3(必修選択)
体育2
保健1
芸術Ⅱ2
英語コミュニケーションⅡ3
論理・表現Ⅱ2
総合的な探求の時間1
ホームルーム1
第二外国語(独語・仏語・中国語)2
合計必修29+必修選択3
(第二外国語は枠外) =32単位(ホームルームを除く)

3年生

3年では文系クラス・理系クラスという分け方は行わず、各自の興味や関心に応じた授業選択が推奨されます。

そのため、一人ひとりが異なる時間割で活動します。

倫理・政経2
体育3
英語コミュニケーションⅢ3
論理・表現Ⅲ2
論理国語3
文学国語2
古典探究2・4
地理探究4
日本史探究4
世界史探究4
数学Ⅱ2
数学Ⅲ4
数学C3
物理4
化学4
生物4
生物特講2
地学4
地学特講2
芸術Ⅲ2
クラフトデザイン2
オーラルプレゼンテーション2
フードデザイン2
情報Ⅱ2
第二外国語2
ホームルーム1
合計必修10+自由選択(9〜18) (第二外国語は自由選択枠内) =19〜28単位(ホームルームを除く)

筑波大学附属高等学校の独自プログラム

筑波大学附属高等学校では、主体的にものごとを判断して行動できるリベラルな人間に育てる教育を目指しています。

求められるものは、幅広い教育と真の学力。すべての教科で基礎をしっかりと学んだうえで、生徒自身が自由に選択できるようになることを重視しています。

また、筑波大学附属高等学校では、小・中・高・大が連携した課題解決によるグローバル人材の育成も積極的に行われてきました。

SGH(スーパーグローバルハイスクール)として5年間活動してきましたが、2019年3月で終了しました。

SGHの2本柱であった「SGHスタディ」と「SGHプログラム」は、今後も継承・発展していくことを明言しています。

筑波大学附属高等学校の学校行事

筑波大学附属高等学校では、学校行事も盛んに行われています。下記が年間の行事一覧です。

4月・入学式 ・前期始業式 ・対面式 ・開成レース(ボート部対開成高校定期戦)
5月・校外学習(2学年) ・教育実習第1期 ・生徒総会
6月・院戦(対学習院総合定期戦) ・前期中間考査 ・進路説明会
7月・蓼科生活(1学年) ・アジア太平洋青少年リーダーズサミット ・応急処置講習会
8月・各部合宿 ・学校説明会
9月・桐蔭祭(文化祭) ・教育実習第Ⅱ期
10月・前期期末考査 ・前期終業式・後期終業式 ・スポーツ大会 ・学校説明会
11月・修学旅行(2学年)
12月・教育研究大会 ・学年末考査(3学年) ・後期中間考査(1・2学年)
1月・入学試験(附属中学) ・柔道部・剣道部寒稽古
2月・百人一首大会 ・入学試験(一般中学) ・心理学講習会
3月・学年末考査(1・2学年) ・卒業式・後期終業式 ・湘南戦(サッカー部対湘南高校定期戦) ・各部合宿

他校との定期戦が年間行事に入っており、熱心に取り組んでいる印象です。

とくに、1920年から始まったボート部の定期戦である「開成レース」は、学校間定期戦として日本でもっとも歴史のある行事として知られています。

筑波大学附属高等学校の部活動

筑波大学附属高等学校では、下記の部活動が行われています。

◾️運動部

  • 陸上競技
  • 野球
  • サッカー
  • フットサル
  • 女子サッカー
  • バドミントン
  • バレーボール
  • 水泳
  • 硬式テニス
  • バスケットボール
  • 柔道
  • 剣道
  • 弓道
  • ダンス
  • ボート
  • ハンドボール
  • 馬術
  • 卓球

◾️文化部

  • オーケストラ
  • 美術
  • 英字新聞
  • クイズ研究
  • 実写映画
  • かるた
  • JAZZ研究

◾️同好会

  • TCA(コンピュータ)
  • 演劇
  • 文芸愛好会
  • 軽音楽
  • 数学
  • 書道
  • 化学

運動部の種類が豊富で、さまざまな部で高い実績を出しています。

陸上競技部は都選抜大会で3種目入賞したり、インターハイに出場したりと、目覚ましい活躍を遂げています。

ボート部でもさまざまな大会で入賞を果たしました。また、文化部では、かるた部が関東大会優勝を果たしました。

筑波大学附属高等学校の進学実績

筑波大学附属高校のは、東京大学をはじめとする国内トップレベルの大学に非常に多くの合格者を出しています。現役合格者数も多く、人気の高さが頷ける実績です。

国公立では東京大学が29名(うち現役合格者22名、以下カッコ内は現役合格者数)がトップ、次いで京都大学6名(5名)、一橋大学6名(6名)、筑波大学6名(6名)と続きます。

私立大学には早稲田大学106名(83名)を筆頭に、慶應義塾大学72名(58名)と、早慶合格者の数がとても多くみられます。

また、医学部への合格者数も注目ポイントです。国公立大学医学部には合計17名(12名)、私立大学医学部には合計47名(25名)の合格者を出しています。

内部進学

筑波大学附属高等学校は、筑波大学に内部進学することはできないため、受験する必要があります。

2023年の合格実績では、筑波大学は6名(6名)という結果になっており、6名が内部進学をしたことがわかります。

内部進学よりも東京大学への合格者・進学者が圧倒的に多いのが印象的です。

私立

私立の合格実績は以下のとおりです。( )内の数字は現役合格者数を示しています。

大学名2023年合格者数2022年合格者数2021年合格者数
早稲田大学106名(83名)85名(57名)92名(73名)
慶應義塾大学72名(58名)80名(56名)70名(44名)
上智大学59名(44名)21名(18名)24名(15名)
東京理科大学72名(49名)74名(54名)61名(38名)

参考:2023年度大学合格者数(筑波大学附属高等学校)

国立・公立

国立・公立大学の合格実績は以下のとおりです。

大学名2023年合格者数2022年合格者数2021年合格者数
東京大学29名(22名)42名(28名)29名(22名)
京都大学6名(5名)10名(8名)8名(3名)
一橋大学6名(6名)4名(3名)7名(6名)
東京工業大学5名(3名)9名(7名)12名(8名)
北海道大学1名(1名)4名(1名)4名(4名)
東北大学4名(3名)3名(2名)4名(1名)
筑波大学6名(6名)8名(6名)7名(7名)
その他国公立大学43名(35名)35名(31名)
国公立大学合計100名(81名)115名(86名)

参考:2023年度大学合格者数(筑波大学附属高等学校)

筑波大学附属高等学校の評判

筑波大学附属高等学校は、偏差値78の数字からもわかるように、難度の高い高校です。

入試の難易度は非常に高く、倍率も高めです。試験は5教科に加えて調査書でも評価され、合格までの道のりは決して簡単ではありません。

合格最低点が公開されていないため、対策が難しい学校でもあります。

合格への道のりが厳しくはありますが、自由な校風で自分らしく個性を楽しみながら学生生活を送れることから、お子様たちからも根強い人気を獲得しています。

まとめ

この記事では、筑波大学附属高等学校の偏差値や難易度、学費や受験情報などを紹介しました。

筑波大学附属高等学校は、難解な学力検査だけでなく調査書も評価対象です。

つまり、受験勉強だけでなく日頃の学校生活にも気を配り、高評価を獲得する必要があります。

ハマジュクでは横浜エリアを中心に中学・高校受験に関する役立つ情報を発信しています。高校受験向けの学習塾を考えている人は、ぜひ下記ページも参考にしながら自分にあった学習塾を探してみてください。

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この記事を書いた人

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