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【2026年最新】神奈川の私立高校 併願確約(書類選考)一覧|2027年度入試の内申基準・日程・延納

2027年度入試に向けた神奈川の私立高校の併願確約・書類選考。内申基準・日程・延納の確認ポイント。

神奈川の私立高校で「併願確約」と呼ばれているのは、公立高校を第一志望にする受験生が、内申(調査書)を中心とした書類で合否を決めてもらう入試です。学校が示す内申基準を満たし、12月の入試相談を経て出願すれば、筆記試験を受けずに2月10日ごろには私立の合格を手にできます。

ここでは2026年10月13日時点で各校が公開している2027年度(令和9年度)の募集要項をもとに、内申基準を数値で公表している学校と、基準を説明会や中学校を通して示す学校を分けて整理しました。公立と併願するときの日程と、入学手続金をいつまで待ってもらえるか(延納)もあわせて確認できます。

目次

神奈川の「併願確約」とは

「併願確約」は塾や中学校で使われる呼び方で、募集要項での名称は「一般入試(書類選考)」「併願入試」「B方式」など学校ごとに異なります。共通するのは、公立高校との併願を前提に、出願書類(調査書・志望理由書・作文など)で合否を判定する点です。

神奈川県教育委員会の資料では、私立高校の一般入試は2027年2月10日(水)以降に行うと定められています。書類選考の学校は受験生が試験を受けに行く日がなく、多くの学校が2月10日〜12日にWebで合否を発表します。

出典:神奈川県教育委員会「令和9年度 神奈川県公立高等学校入学者選抜 募集案内2『県内私立高等学校入学者選抜の概要』」(PDF)/2026年10月13日確認

神奈川の私立入試の区分(推薦・専願・併願・オープン)の全体像は、学習塾ステップの公式チャンネルの動画が短くまとまっています。

動画:学習塾ステップ(STEP)【公式チャンネル】「<神奈川県> 私立高校入試制度(高校入試、ここが知りたい! 私立編その1)」

「確約」の中身は内申基準と入試相談

合格の見通しが立つのは、学校が出願の条件として内申基準を示し、その基準を満たしているかを12月の入試相談で中学校と私立高校の先生が確かめるためです。日本女子大学附属のように、進路相談の書類を12月15日(火)13時までに届けるよう求める学校もあります。

内申基準は「5教科(英・国・数・理・社)の評定合計」「9教科の評定合計」のどちらか、または両方で示されます。どの学期の成績を使うかも学校ごとに違い、中3の1学期(前期)か2学期(12月時点)の成績で判定する学校が多数です。

併願確約は通称。条件の確認、12月ごろの中学校を通した入試相談、期限内の出願と学校所定の選考の3段階で進む。内申の合計だけで合格が保証されるわけではない。

基準を満たしていても出願できないケース

内申の合計だけで決まるわけではありません。2027年度の募集要項には、合計点とは別の条件が書かれています。

  • 評定「1」や「2」の有無:桐蔭学園は9教科に「1」がないこと、麻布大学附属は「2」「1」がないこと、日本大学(日吉)は9教科すべて「3」以上を求めています。
  • 欠席日数:桐蔭学園は3年次の欠席10日以内、麻布大学附属は3年間で30日以内かつ3年次15日以内(遅刻・早退は各20回以内)が条件です。
  • 他の私立との併願:横浜学園、鵠沼、柏木学園などは、書類選考の併願とほかの私立高校の併願入試を重ねて受けられません(オープン入試は除く)。

2027年度 併願確約(書類選考)一覧|内申基準を公表している学校

2026年10月13日時点で、2027年度の募集要項やWebページに併願向けの内申基準を数値で載せていた学校です。数値は各校の公式資料から転記し、5教科は25点満点、9教科は45点満点です。

5教科は25点満点、9教科は45点満点。『または』は5科か9科のいずれか、『かつ』は両方の基準を満たす。対象学期・加点前後・コースも確認する。

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学校名
(所在地)
入試区分選考方法併願の内申基準(コース別)合格発表併願者の手続締切
桐蔭学園
(横浜市青葉区)
一般入試B方式(書類選考)書類+課題作文プログレス:5科25 または 9科44以上
アドバンス:5科23以上 または 9科40以上
スタンダード:5科22以上 または 9科38以上
2月10日(水)10時一時金5万円 2月18日(木)14時/残金 3月2日(火)14時
横浜
(横浜市金沢区)
一般入試A方式(書類選考)併願書類のみプレミア:5科23以上
アドバンス:5科20以上
アクティブ:5科17以上
2月10日(水)10時3月1日(月)13時
横浜学園
(横浜市磯子区)
一般入学試験[併願]書類のみ(エントリーシートあり)アカデミー:9科25以上2月11日(木・祝)10時3月3日(水)15時
日本女子大学附属
(川崎市多摩区)
一般入試B〔併願〕書類+面接(3分程度)9科42以上(加点込み)2月11日(木・祝)15時以降3月1日(月)16時
麻布大学附属
(相模原市中央区)
一般入試B方式(書類選考)書類+作文S特進:5科25 または 9科44
特進:5科23 または 9科42
進学:5科21 または 9科39
2月10日(水)6時第一次5万円 2月15日(月)13時/残金 3月2日(火)13時
相模女子大学高等部
(相模原市南区)
一般入試(書類選考)書類のみ特進:5科22以上 または 9科38以上
進学:5科19以上 または 9科34以上
2月11日(木・祝)10時3月2日(火)

出典:各校の2027年度(令和9年度)募集要項(URLは記事末尾の出典一覧)/2026年10月13日確認。5科25は5教科すべて「5」を意味します。基準は加点で補える場合があり、詳細は各校の要項で確認してください

2027年度、加点や基準緩和前の例。桐蔭学園アドバンスは5科23以上または9科40以上、横浜高校アドバンスは5科20以上、相模女子大学高等部進学は5科19以上または9科34以上。

桐蔭学園:英検・数検の準2級で基準が下がる

桐蔭学園のB方式は、英検準2級以上か数学検定準2級以上を持っていると、5教科・9教科とも基準が1〜2点下がります。プログレスは5科24または9科42、アドバンスは5科22または9科38、スタンダードは5科21または9科36です。課題作文の提出が必要で、筆記のあるA方式(2月11日)を一緒に受ける「B+A」という出願方法も用意されています。

横浜:5教科だけで判定し、加点は併願で最大1〜2点

横浜高校のA方式は5教科の合計だけで判定し、9教科の基準はありません。併願の加点の上限はプレミアとアクティブが1点、アドバンスが2点です。加点の対象は募集要項に書かれておらず、中学校の先生か説明会で確認する形になっています。

横浜学園:加点の上限がない

横浜学園のアカデミーコースは9教科25以上が目安で、足りない分を加点で補えます。加点の上限は設けられていません。欠席が3年間で10日以内なら1点(皆勤は2点)、英検・漢検・数検は4級で1点・3級以上で2点、部活動3年間在籍で1点などが対象です。他の私立高校との併願は、オープン入試を除いてできません。

日本女子大学附属:書類選考でも面接がある

日本女子大学附属の一般入試B〔併願〕は筆記試験がなく、調査書・志望理由書と3分程度の面接で判定します。面接日は2月11日(木・祝)で、当日の15時以降に合否が出ます。3年次の生徒会役員かクラブ部長、または英検・数検・漢検の準2級以上で1点が加わります(複数あっても1点)。

麻布大学附属:「2」がひとつあると出願できない

麻布大学附属のB方式は、9教科に評定「2」「1」がないことが条件です。合計点が基準を超えていても、技能教科に「2」があると出願できません。加点は英検・漢検・数検の準2級以上、生徒会本部役員、3年間皆勤のいずれかで1点(英検2級以上は2点)、1項目だけ加えられます。

相模女子大学高等部:9教科すべて3以上が原則

相模女子大学高等部の書類選考は、内申基準に加えて9教科の各評定が3以上(実技4教科は「2」がひとつまで可)、3年次の欠席10日未満が条件です。判定には中3の1学期か2学期の成績を使います。

書類選考の併願があり、基準は説明会・中学校で示す学校

次の学校は2027年度の募集要項で公立併願向けの書類選考を設けていますが、内申基準の数値は要項に載せていません。武相の要項には、基準は県のルールにより9月以降に各中学校へ通知すると書かれています。数値は学校説明会・個別相談会、または中学校の先生を通して確認します。

Webに内申基準がない場合は年度・コース・入試区分をそろえ、説明会や個別相談で条件を確認し、中学校の先生と12月の入試相談に向けて共有する。

横浜・川崎エリア

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学校名
(所在地)
入試区分出願期間合格発表併願者の手続締切・延納
英理女子学院
(横浜市港北区)
併願入試(書類・自己PR課題)1月24日〜2月3日2月12日(金)10時神奈川の公立受験者は2月27日(土)15時まで
横浜隼人
(横浜市瀬谷区)
一般入試・併願(書類選考+課題作文)1月25日〜1月29日2月12日(金)10時公立の合格発表の翌日16時まで全額延納(届出不要)
横浜清風
(横浜市保土ケ谷区)
一般入学試験・書類選考(併願)1月24日〜1月28日2月11日(木・祝)10時3月2日(火)15時
横浜商科大学高等学校
(横浜市旭区)
一般入試・書類選考1月24日〜1月27日2月11日(木・祝)13時3月3日(水)15時(手続なしで延納可)
武相
(横浜市港北区)
書類選考(併願)Web入力1月21日〜1月25日2月12日(金)10時3月2日(火)
橘学苑
(横浜市鶴見区)
一般・併願(書類選考/筆記試験)1月24日〜1月27日2月11日(木・祝)13時3月2日(火)15時
白鵬女子
(横浜市鶴見区)
一般入試・公立併願(書類選考)1月27日〜2月1日2月11日(木・祝)3月4日(木)まで全額延納
横浜創学館
(横浜市金沢区)
一般入学試験(書類選考)1月25日〜1月27日2月11日(木・祝)9時3月2日(火)12時(延納不可と明記)
鶴見大学附属
(横浜市鶴見区)
書類選考(併願)1月24日〜1月27日2月12日(金)3月1日(月)17時
捜真女学校
(横浜市神奈川区)
一般入試・併願(書類選考)1月24日〜1月26日2月10日(水)14時2月28日(日)
関東学院六浦
(横浜市金沢区)
一般入試・併願(書類審査)学校の要項で確認2月11日(木・祝)2月27日(土)12時(一括納入)

湘南・県央・横須賀・県西エリア

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学校名
(所在地)
入試区分出願期間合格発表併願者の手続締切・延納
鵠沼
(藤沢市)
併願入試(書類選考)1月25日〜1月28日2月12日(金)3月1日(月)まで全額延納(届出不要)
藤沢翔陵
(藤沢市)
書類選考入学試験(文理融合探究コース・男子5名)1月25日〜2月1日(必着)2月12日(金)郵送3月2日(火)
向上
(伊勢原市)
一般入試(書類選考)1月24日〜1月29日(必着)2月10日(水)10時公立併願者は3月4日(木)15時まで延納(届出不要)
光明学園相模原
(相模原市南区)
一次・併願(書類選考)1月28日〜2月4日2月12日(金)2月26日〜3月5日(金)12時
柏木学園
(大和市)
一般入試・公立併願(書類選考)1月24日〜1月28日10時2月11日(木・祝)3月1日・2日まで延期可
北鎌倉女子学園
(鎌倉市)
一般入試(書類選考)1月24日〜1月29日12時学校の要項で確認3月3日(水)15時
鎌倉女子大学高等部
(鎌倉市)
一般入試(書類選考・併願)1月24日〜2月3日2月10日(水)15時3月2日(火)
緑ヶ丘女子
(横須賀市)
書類選考入試(併願)1月24日〜1月29日2月12日(金)3月3日・4日
三浦学苑
(横須賀市)
一般・書類選考(併願)〜1月27日(書類は1月28日必着)2月12日(金)〜2月28日(日)14時
横須賀学院
(横須賀市)
一般・A進学/S選抜(併願)Web 1月6日〜1月23日、書類 1月24日〜1月26日2月11日(木・祝)3月1日(月)12時
立花学園
(足柄上郡松田町)
一次入試・併願(書類選考または筆記)1月24日〜1月29日2月11日(木・祝)3月4日(木)16時まで延納(届出不要)

出典:各校の2027年度(令和9年度)募集要項(URLは記事末尾の出典一覧)/2026年10月13日確認。手続締切の曜日は2027年の暦による

湘南工科大学附属・藤嶺学園藤沢・アレセイア湘南も、2026年度(令和8年度)入試で公立併願向けの書類選考を実施していました。3校とも2026年10月13日時点で2027年度の募集要項が公式サイトに出ていないため、上の表には入れていません。相洋と平塚学園は、入試説明会で要項を配る形式のため、Web上では区分を確認できませんでした。

筆記試験がある「併願優遇」の学校

内申基準を満たすと合格の見通しが立つ点は書類選考と同じですが、当日に筆記試験を受ける学校もあります。試験の得点も合否に関わるため、書類選考と同じ感覚で準備を後回しにしないほうが安全です。

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学校名
(所在地)
入試区分試験併願の内申基準試験日・発表手続
日本大学
(横浜市港北区)
一般併願(併願優遇)国・数・英(マークシート)9教科すべて3以上で、5科23以上かつ9科39以上(英検準2級以上は5科22以上かつ9科38以上)A日程2月10日(水)・B日程2月12日(金)、各日19時発表入学金23万円を分納可(第Ⅰ期10万円 2月17日13時、第Ⅱ期13万円 3月3日15時)
山手学院
(横浜市栄区)
併願入試(A・B日程)国・数・英要項は「一定の学力基準」とだけ記載2月10日(水)・2月12日(金)入学金 2月17日、施設設備費 2月27日
日本大学藤沢
(藤沢市)
一般入試(併願)国・数・英(マークシート)一般公開せず、11月の説明会で案内2月10日(水)入学金を2回に分けて納入可

出典:各校の2027年度募集要項/2026年10月13日確認。日本大学(日吉)の欠席の条件は3年次11月末時点で各学年10日以内

山手学院の併願入試は、12月の事前相談を通過した受験生だけが出願できます。日本大学(日吉)は英検準1級以上を持っていると英語の試験の免除を申し出られます。

公立併願向けの書類選考がない主な私立高校

人気校の中には、書類選考を第一志望者(専願)だけに限る学校や、一般入試を筆記のみで行う学校があります。2027年度の募集要項で確認できた例です。

学校名2027年度の一般入試の形
法政大学第二(川崎市中原区)書類選考は第一志望者が対象。学科試験(2月11日)の合格者は延納可
中央大学附属横浜(横浜市都筑区)書類審査のA方式は第一志望が条件。B方式は筆記
桐光学園(川崎市麻生区)一般入試は筆記のみで内申基準なし。入学金は2回に分けて納入可
東海大学付属相模(相模原市南区)一般入試は筆記と面接。公立併願者は残金の納入を待ってもらえる
横浜創英(横浜市神奈川区)推薦とオープン(筆記)のみ
湘南学院(横須賀市)一般入試は学科試験と書類審査
旭丘(小田原市)作文(A方式)か国英数(B方式)を選んで受験

出典:各校の2027年度募集要項/2026年10月13日確認

書類選考にも面接のある学校があり、筆記試験のある併願入試もある。第一志望限定の方式は書類選考でも公立との併願には使えない。

これらの学校を公立の併願先にする場合は、当日の試験で合格点を取る必要があります。過去問を解き始める時期を、書類選考の学校より早めに設定しておくと安心です。

併願確約の流れ|2026年秋から2027年3月までのスケジュール

公立高校の日程は神奈川県教育委員会がすでに発表しており、私立の書類選考はその間に組み込まれています。2026年10月から公立の合格発表までを時系列で並べました。

時期受験生・家庭がすること主な日程
2026年10月〜11月私立の説明会・個別相談会に参加し、内申基準と加点を確認各校の説明会(予約制が多い)
2026年11月〜12月上旬中3の2学期(12月時点)の評定が出る中学校の三者面談
2026年12月中旬中学校の先生が私立高校と入試相談日本女子大学附属は12月15日(火)13時必着
2026年12月下旬Web出願サイトで基本情報を入力麻布大学附属・向上は12月20日(日)から
2027年1月24日(日)ごろ〜私立の一般入試(書類選考)に出願学校により1月下旬〜2月上旬
1月25日(月)〜29日(金)公立高校に出願共通選抜の志願情報申請
2月4日(木)〜8日(月)必要なら公立の志願変更―
2月10日(水)〜12日(金)私立の合否を確認書類選考の発表が集中
2月16日(火)公立の学力検査特色検査・面接は16日〜18日
2月25日(木)正午私立に進む場合は公立の志願取消の期限―
2月26日(金)公立の合格発表―
2月27日(土)〜3月上旬私立の入学手続(延納の締切)学校ごとに異なる

出典:神奈川県教育委員会「令和9年度神奈川県公立高等学校の入学者の募集及び選抜の主な日程等について」(URL)、同「募集案内2」(URL)、各校の2027年度募集要項/2026年10月13日確認

秋に説明会、12月ごろに入試相談、2027年1月下旬ごろから私立出願、2月10日ごろから私立の選考と合否確認、公立学力検査は2月16日、合格発表は2月26日。

私立の書類選考の合否は公立の学力検査より前にわかります。合格を手にした状態で2月16日の検査に向かえるので、公立の志望校で少し挑戦するかどうかを、併願先が決まった安心感のうえで判断できます。推薦・専願・併願・オープンの違いは神奈川の私立高校入試の仕組みで詳しく解説しています。

内申基準の判定に使う成績

判定には、中3の1学期(前期)の成績か、2学期(12月時点)の成績のどちらかを使う学校が多くあります。横浜高校は「中3前期」と「進路用成績」のよいほう、日本女子大学附属は3年次2学期か前期(12月時点)の成績で判定します。2学期の評定が上がれば、受けられるコースが変わる可能性があります。

延納の違い|入学手続金をいつまで待ってもらえるか

公立が第一志望の受験生は、私立に合格したあと、公立の合格発表(2月26日)まで入学手続金を待ってもらえるかどうかが家計に関わります。神奈川県の資料では、公立併願者の入学金以外の納入金について、締切を公立の合格発表の翌日(2月27日)以降にするよう定めています。具体的な扱いは学校ごとに3つに分かれます。

延納の形内容2027年度の例
全額延納公立の合格発表のあとまで、入学手続金を一切納めなくてよい鵠沼(3月1日)、向上(3月4日)、白鵬女子(3月4日)、立花学園(3月4日)、横浜隼人(公立発表の翌日16時)
一部延納入学金の一部を先に納め、残りを公立の発表後に納める桐蔭学園(5万円→3月2日)、麻布大学附属(5万円→3月2日)、日本大学(10万円→3月3日)
締切を公立発表後に設定延納の手続はなく、併願者の手続締切そのものが公立発表後横浜(3月1日)、日本女子大学附属(3月1日)、英理女子学院(2月27日)

出典:各校の2027年度募集要項、神奈川県教育委員会「募集案内2」/2026年10月13日確認

2027年度の例。鵠沼は3月1日まで全額延納、桐蔭学園の入学金は5万円を2月18日14時まで・残金15万円を3月2日14時まで、横浜一般併願は3月1日13時が手続締切。

一部延納の学校では、公立に合格して私立を辞退する場合に、先に納めた金額(5万〜10万円)が返還されるかどうかを要項で確かめておく必要があります。併願先を2校以上で迷っているときは、内申基準とあわせて「先に払う金額」と「締切」を表にして比べておくと、家庭での判断がしやすくなります。

私立に進んだ場合の授業料の支援

私立高校に進むと、授業料には国の就学支援金と神奈川県の学費補助があります。制度の概要は、神奈川県公式チャンネル「かなチャンTV」の動画で確認できます。

動画:かなチャンTV(神奈川県公式)「県内私立高校等への公的支援制度」。支援の金額や所得の条件は年度で変わるため、最新の内容は神奈川県のWebサイトで確認してください

併願先を選ぶときに確認したい4つのこと

内申基準の数字だけで併願先を決めると、出願の段階で条件に引っかかることがあります。説明会や個別相談で、次の4点をまとめて確認しておくと安心です。

  1. 判定に使う学期:中3の1学期か、2学期(12月時点)か。どちらか高いほうを使える学校もあります。
  2. 加点の対象と上限:英検・漢検・数検の級、生徒会や部活動、皆勤。横浜学園のように上限がない学校もあれば、日本女子大学附属のように1点だけの学校もあります。
  3. 評定と欠席の条件:「1」や「2」がないこと、欠席日数、遅刻・早退の回数。
  4. 他の私立との併願の可否:書類選考の併願とほかの私立の併願入試を重ねて受けられるか。
併願先選びで確認するのは、判定に使う学期、加点の対象と上限、各教科の評定と欠席等の条件、他の私立との併願可否。12月の入試相談までに中学校の先生と候補を整理する。

併願先の候補は、12月の入試相談までに中学校の先生と相談して絞り込みます。公立の志望校とのバランスや内申の伸びしろを相談したい場合は、中学校の先生に加えて、神奈川の入試に詳しい塾(臨海セミナーなど)の面談を使う方法もあります。

神奈川の私立入試で「確約」がどこまで確かなものかは、学習塾ステップの動画「確約入試は本当に『確約』?入学金の支払いは?」(YouTube)でも解説されています。

よくある質問

神奈川の併願確約は、内申基準を満たせば必ず合格しますか?

書類選考は、内申基準を満たし、12月の入試相談を経て、出願書類に不備がなければ合格の見通しが立つ入試です。ただし募集要項には欠席日数や評定「1」「2」の有無などの条件もあり、合計点だけで決まるわけではありません。条件は学校ごとに違うため、中学校の先生と要項を確認しながら出願してください。

内申基準が1点足りないときはどうすればよいですか?

加点の制度を使える学校があります。英検・漢検・数検の級、生徒会役員、部活動、皆勤などが対象で、桐蔭学園は英検・数検の準2級で基準そのものが下がります。加点の対象と上限は学校ごとに異なるため、説明会や個別相談で確認します。

併願確約の私立高校は何校まで受けられますか?

書類選考の併願は、公立高校1校との併願を前提にしている学校が多く、横浜学園・鵠沼・柏木学園などはほかの私立の併願入試と重ねて受けられません。私立を複数受けたい場合は、筆記で受けるオープン入試を組み合わせる方法があります。

2027年度の内申基準はいつわかりますか?

2026年10月13日時点で数値を公表しているのは、この記事の一覧に載せた学校です。そのほかの学校は、10月〜11月の入試説明会や個別相談会、または中学校を通して基準が示されます。

私立に合格したら、公立の発表まで入学金を払わなくてよいですか?

全額延納の学校(鵠沼・向上・白鵬女子・立花学園など)は、公立の合格発表のあとまで納入を待ってもらえます。桐蔭学園・麻布大学附属・日本大学のように、入学金の一部(5万〜10万円)を先に納める学校もあります。

まとめ

神奈川の「併願確約」は、2027年度の募集要項では「書類選考」「併願入試」などの名前で行われ、多くの学校が2月10日〜12日に合否を発表します。内申基準を数値で公表している学校は一部に限られ、残りの学校は10月〜11月の説明会と12月の入試相談で基準を確かめる形です。

併願先を選ぶときは、内申基準に加えて、判定に使う学期・加点・欠席の条件・延納の扱いの4つを学校ごとに比べてみてください。2学期の評定が出そろう12月上旬までに候補を2〜3校に絞っておくと、入試相談に間に合います。

※本記事の内容は2026年10月13日時点で神奈川県と各校の公式サイトで確認したものです。基準や日程は変更される場合があるため、出願前に各校の最新の募集要項で確認してください。

出典一覧

  • 神奈川県教育委員会「令和9年度神奈川県公立高等学校の入学者の募集及び選抜の主な日程等について」(URL)
  • 神奈川県教育委員会「令和9年度 募集案内2『県内私立高等学校入学者選抜の概要』」(PDF)
  • 桐蔭学園「2027 高校推薦・一般募集要項」(PDF)
  • 横浜高等学校「令和9(2027)年度 生徒募集要項」(URL)
  • 横浜学園高等学校「2027年度 生徒募集要項」(PDF)
  • 日本女子大学附属高等学校「2027年度 募集要項」(PDF)
  • 麻布大学附属高等学校「2027年度 生徒募集要項」(PDF)
  • 相模女子大学高等部「2027年度 生徒募集要項」(PDF)
  • 日本大学高等学校「2027年度 募集要項」(PDF)
  • 山手学院高等学校「2027年度 募集要項」(PDF)
  • 日本大学藤沢高等学校「2027年度 募集要項」(PDF)
  • 英理女子学院高等学校「2027年度 募集要項」(URL)
  • 横浜隼人高等学校「2027年度 募集要項」(PDF)
  • 横浜清風高等学校「募集要項」(URL)
  • 横浜商科大学高等学校「2027年度 募集要項」(PDF)
  • 武相高等学校「2027 入試ガイド」(PDF)
  • 橘学苑高等学校「募集要項」(URL)
  • 白鵬女子高等学校「募集要項」(URL)
  • 横浜創学館高等学校「令和9年度 募集要項」(PDF)
  • 鶴見大学附属高等学校「2027年度 募集要項」(PDF)
  • 捜真女学校高等学部「2027年度 募集要項」(PDF)
  • 関東学院六浦高等学校「2027年度 生徒募集要項」(URL)
  • 鵠沼高等学校「入試要項(令和9(2027)年度入試)」(URL)
  • 藤沢翔陵高等学校「2027年度 募集要項」(PDF)
  • 向上高等学校「令和9年度 生徒募集要項」(URL)
  • 光明学園相模原高等学校「2027年度 募集要項」(PDF)
  • 柏木学園高等学校「令和9年度 募集要項」(PDF)
  • 北鎌倉女子学園高等学校「2027年度 普通科 募集要項」(PDF)
  • 鎌倉女子大学高等部「2027年度 募集要項」(PDF)
  • 緑ヶ丘女子高等学校「令和9年度 募集要項」(PDF)
  • 三浦学苑高等学校「入試情報」(URL)
  • 横須賀学院高等学校「2027年度 募集要項」(PDF)
  • 立花学園高等学校「入試情報」(URL)

いずれも2026年10月13日確認。

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この記事を書いた人

ハマジュク編集部は、塾講師や家庭教師として県内のトップ校に進学させる実績や、偏差値を30以上上げて志望校へ合格させた経験を持つメンバーで構成されております。全国トップ20(県内トップ3)の学校に進学した人や、中学受験を経験した人も在籍。受験や講師としての経験も踏まえて、横浜エリアを中心に高校受験に役立つ情報を発信しています。
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