予備校の費用はどれくらい?費用を抑える方法と予備校選びのポイント5つ
予備校への入学を考える際に気になるのが、その費用です。予備校へ通うには、入学金や受講料、模試費など、さまざまな費用がかかります。
「費用はどれくらいなのか」「費用を抑えてお得に通う方法はないのか」と悩む保護者の方も多いのではないでしょうか。
初めての予備校選びであれば、重視すべき点も気になりますよね。
本記事では、「予備校の費用はどれくらい?」という疑問にお答えするとともに、費用を抑える方法と予備校選びのポイントをご紹介します。
まずは、本記事を読んでいる人が一番気になる費用についてまとめました。(※現役高校生の場合)
予備校費用 | 費用相場 |
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入学金 | 3万円〜10万円 |
担当指導費 | 5万円前後 |
受講料 | 1講座あたり1万円〜2万円 |
模試費 | 1万円〜3万円 |
より詳しく知りたい方は、経済的な観点からも効果的な学習を実現するために、ぜひ参考にしてください。
高校生の学習費における費用相場
予備校によってピンキリになりますが、大学受験のために通うとなると高額な費用がかかります。
一般的には、受験本番である高校3年生のカリキュラムの費用が高い傾向です。まずは、保護者の方がどのくらいの費用をかけているのかを確認しておきましょう。
公立高校の場合
文部科学省は、実際に保護者へアンケート調査を行い、支出した1年間・子ども一人当たりの学習費総額を記した「平成30年度子供の学習費調査 」を発表しました。
学校外活動費が、予備校への支出額にあたります。
学校教育費 | 30万9,261円 |
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学校外活動費 | 20万3,710円 |
私立高校の場合
同じように私立高校の場合もまとめました。
学校教育費 | 71万9,051円 |
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学校外活動費 | 25万860円 |
公立・私立高等学校(全日制)における学校外活動費に占める「補助学習費」「その他の学校外活動費」の割合が、公立高校14万8,000円、私立高校19万4,000円と、どちらももっとも多い結果となりました。
予備校にかかる費用の内訳は?
予備校にかかる費用の内訳は、概ね以下の4つです。本項では、各項目ごとの概要と相場をご紹介します。
シビアですが、予備校費用は、現役高校生か浪人生かで異なる項目もあります。総額にすると倍近く変わってくるので、該当する場合には念頭に置いておきましょう。
- 入学金
- 担任指導費
- 受講料
- 模試費
入学金
予備校に入学する際に最初に発生する費用の一つが入学金になります。
入学金の金額は予備校によって異なりますが、3万円〜10万円程度が一般的です。
浪人生の場合は、プラスで5万円以上かかることもあります。
なお、入学金は予備校の選択において重要な要素ではありますが、それだけで予備校の良し悪しを判断するべきではありません。
予備校のカリキュラムや教育方針、教師陣の質などもあわせて考慮し、総合的に判断しましょう。
担任指導費
担当指導費とは、予備校の担当講師による個別の指導を受けるための費用です。
受験科目の解説や学習計画の立案、問題演習の指導など、受験生一人ひとりの学習の進捗状況にあわせて個別にサポートします。
年次での支払い形態が多く、高校3年生の場合、1年間で5万円前後が相場といえます。
担任指導費は、受験生が自身の課題や苦手科目を克服し、受験に向けた戦略的な学習を進めるために重要な費用です。
受講料
受講料は、予備校の授業料や教材費など、学習に必要な教育サービスを受けるための費用であり、もっとも高額になります。
金額は予備校のカリキュラムや提供する教材、授業形式、科目数などによって異なりますが、1講座あたり1万円〜2万円万円程度が一般的です。
ただ、浪人生の場合にはプラスで2万円〜3万円ほどかかってきます。
受講料に含まれる教材費とは、予備校が提供する教材や参考書、問題集などの購入費用を指します。
また、予備校の施設を利用する際には、施設利用料がかかることもありますが、こちらも受講料に含まれている場合がほとんどです。
模試費
予備校に通う際にかかる費用の一つが模試費です。
模試費は、予備校が実施する模擬試験の受験費用や解析費用を指します。
模試は、実際の試験と同様の形式で行われ、受験生の受験レベルを把握するためにとても重要です。
予備校では定期的に模試を実施し、受験生の学習の進捗状況や弱点を把握することで、効果的な対策や学習計画の立案をサポートします。
相場は1万円〜3万円ほどです。
予備校の費用を抑えるポイント
予備校に通う際には、決して安くない費用がかかりますが、以下4つのポイントを抑えることで費用を節約できます。
- 選ぶコースを絞る
- 対面式ではなく映像授業の予備校を利用
- キャンペーン中に入会する
- 特待生制度を利用する
選ぶコースを絞る
予備校の費用を抑えるためのポイントの一つは、選ぶコースを絞ることです。
予備校では、さまざまなコースや科目が提供されていますが、必要以上に多くの講座を選ぶと、費用面での負担を増やすことになります。
自身の受験目標や志望校に必要な科目やレベルに集中してコースを選ぶことが重要です。
不要な科目や過度な難易度の講座を選ばず、目標に直結する科目に注力しましょう。
選ぶコースを絞ることで、効率的な学習計画を立てられるだけでなく、コストを抑えることにもつながります。
対面式ではなく映像授業の予備校を利用
多くの予備校では、映像授業や対面授業のいずれかを提供しています。
映像授業は、教室に出向かずに自宅や遠隔地から受講できる形式です。
対面式では、講師の直接指導や個別のフォローアップが受けられるメリットがありますが、費用がかさむ傾向にあります。
予備校の場合、教室の維持費や講師の交通費などが授業料に反映されるため、対面授業は一般的に費用が高くなるのです。
一方、映像授業では、授業の収録や配信にかかる費用を均等に分散できるため、比較的費用を抑えられます。
キャンペーン中に入会する
予備校では、定期的に入会キャンペーンや模試無料招待などの特典を実施しており、これらを活用することで費用を削減できます。
予備校のキャンペーン情報は、公式ウェブサイトやSNS、チラシなどから入手できます。
定期的に情報をチェックし、お得なキャンペーンを逃さないようにすることが大切です。
また、キャンペーンには期間や条件が設定されているので、注意点をよく確認しましょう。
キャンペーン適用条件や割引の対象科目、特典の利用期限などについて把握しておくことで、スムーズにキャンペーンを利用できます。
特待生制度を利用する
特待生制度は、優秀な成績や特定の条件を満たす学生に対して、一定の割引や免除などの特典を提供する制度です。
予備校ごとに条件が異なるので、公式ウェブサイトや案内資料で詳細を確認し、まずは自身が条件を満たしているか確認しましょう。
また、特待生制度は、優秀な学生や有望な受験生を対象としている場合が多いため、選ばれること自体が志望校合格への一歩となることがあります。
学習意欲や自信が高まり、成績向上につながる可能性もあります。
予備校選びのポイント5つ
人生を左右するといっても過言ではないほど、予備校選びは重要です。入会を決める際には、以下の5つを必ずチェックしましょう。
- 実績がある予備校か
- 通うことが負担にならない距離か
- 自分にあう授業形式か
- 個別の受験対策を手助けしてくれるアドバイザーはいるか
- 志望校に特化したカリキュラムが充実しているか
実績がある予備校か
実績のある予備校を選ぶことは、自身の学習の効果や合格への可能性を高めるために重要です。
予備校のウェブサイトで、過去の受験生の合格者数や合格率、上位校への進学者数などを確認してください。とくに、自身が目指す志望校への合格実績を重視しましょう。
また、受験生の声や体験談は、実際にその予備校を利用した生徒や卒業生の意見を知る良い手段です。
SNS、口コミサイトなどで受験生の声を探してみましょう。自身と似た状況や目標を持つ受験生の意見を参考にすることで、予備校の実態を知ることができます。
通うことが負担にならない距離か
予備校を選ぶ際には、通学の負担も考慮しなければなりません。
通学時間や交通費、通学のストレスが少ないかどうかは、学習に集中し続けるために重要な要素です。
電車やバス、自転車など、自身が利用できる交通手段が予備校に通ううえでスムーズに利用できるか確認しましょう。
また、通学時間が長すぎると疲労や集中力の低下につながることがあります。自身が耐えられる範囲の通学時間を考慮し、余裕を持って学習に集中していきましょう。
自分にあう授業形式か
予備校を選ぶ際には、自身に合った授業形式を選ぶことが重要です。
授業形式は学習スタイルや個々のニーズにあわせて選ぶ必要があります。自分にあう授業形式を選ぶためのポイントとして、以下の3つが挙げられます。
- 対面授業かオンライン授業か
- 集団授業か個別指導か
- 授業の進度やペース
一部の予備校では、自己学習を重視するスタイルや追加の個別指導を受けられるプランを提供している場合もあります。
個別の受験対策を手助けしてくれるアドバイザーはいるか
個別の受験対策を手助けしてくれるアドバイザーの存在も、予備校選びに確認しておくと良いことの一つです。
受験においては個々の弱点や課題への対応が必要となります。
アドバイザーとのカウンセリングや面談の機会を設けることで、自身の学習状況や目標、弱点などを共有し、適切な対策を立てることが可能です。
アドバイザーが受験生一人ひとりに対応し、個別のサポートを提供しているか確認しましょう。
志望校に特化したカリキュラムが充実しているか
志望校の入試に合わせた指導や対策が行われることで、効果的な学習が可能となります。
まず、志望校の出題傾向やカリキュラムの詳細を確認し、必要な科目や内容が十分にカバーされているかをチェックします。
志望校によっては、選択科目や面接対策などの特殊な要素がある場合もあるので、それらも考慮しましょう。
次に、過去の入試問題や模擬試験の対策が充実していることが望ましいです。
予備校が過去の入試傾向や問題形式を把握し、それにあわせた対策を提供しているかを確認しましょう。
適切な過去問対策を通じて、志望校の出題傾向に慣れることが重要になります。
まとめ
今回は大学受験で予備校にかかる費用感と費用を抑える方法と予備校選びのポイントを解説しました。
大学受験勉強でライバルに差をつけ、確実に結果を出すためには、早めのスタートが圧倒的に有利です。
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