【高校受験】志望校の決め方はどうすればいい?失敗しない5つのポイントを紹介!
高校受験を控えた中学3年生や保護者の方は「志望校はいつまでに決めたらいい?」「志望校は何を重視して選べばいい?」と悩んでいませんか?
充実した高校生活を送るためにも、志望校は自分に合う高校を選ぶことが大切です。
できるだけ早く志望校を決めることで、受験勉強のモチベーションがアップし、余裕を持って受験対策ができます。
しかし、偏差値が気になってなかなか志望校を決められない人も多いのではないでしょうか。
本記事では、志望校を決めるときの5つのポイントや、志望校選びに失敗しない方法を解説します。高校受験の志望校を決める際の参考にしてください。
高校受験の志望校はいつまでに決める?
高校受験の志望校はいつまでに決めるべきなのか、悩んでいる中学3年生は多いでしょう。
志望校は早めに決めるに越したことはありません。
早めに決定すれば、その高校に合格するための受験対策に余裕を持って取り組めるからです。
早い人だと中学3年生になる前に志望校を決めていますが、3年生になっても志望校がなかなか決まらない人も多いのではないでしょうか。
高校受験の志望校は次の時期までに決めましょう。
最終決定は中三の12月三者面談
一般的に志望校は、中3の11月末〜12月前半頃に行われる三者面談で最終決定となります。
そのため三者面談の時期までにお子さんと保護者の方でよく話し合い、第一志望の高校と併願校を決めておく必要があります。
通塾している人は、塾の面談でも進路についてよく相談しておくとよいでしょう。
東京都の私立高校は併願優遇を実施しています。この制度は第一志望が不合格だった場合、必ず入学することを条件に入試の得点を加点してもらえる制度です。
第一志望の都立高校に合格した場合は、併願優遇していた私立高校への進学を辞退できます。
併願優遇を利用するには、志望する私立高校が設定する内申点をクリアしていることが条件です。
12月の三者面談の際に併願優遇を希望する意思を先生に伝えると、中学校の先生と私立高校の間で併願優遇の利用が確認されます。
一般入試を受ける必要がありますが、合否はほぼ内申点で決まることになります。
併願優遇を利用するかどうかも三者面談までに決めておきましょう。
中三の夏休みまでに第一志望校を決めるのがおすすめ
第一志望校を早めに決めると、合格するためにあとどのくらい点数を上げる必要があるのか把握できます。
早めに受験対策を始めるためにも、中3の夏休みまでには第一志望校を決めるのがおすすめです。
早めに第一志望校を決めることで、受験勉強のモチベーションも上がります。
高校の学校説明会やオープンキャンパスは、早いところだと6月ごろから始まります。
オープンキャンパスは学校の施設見学や、高校の授業体験などができるため、入学後の学校生活をイメージできるでしょう。
夏休みには多くの学校でオープンキャンパスが開催されるので、実際に足を運んで「この学校で学びたい」と思える学校を見つけることが大切です。
高校受験の志望校を決めるポイント5つ
高校受験の志望校を決めるときは、次の5つをポイントにしましょう。
- 偏差値
- 学校の特色
- 学校の場所
- 部活動
- 大学合格実績
偏差値
志望校を決めるうえで欠かせないポイントが偏差値です。将来、難関大学を目指している場合は、偏差値が高い高校への入学を目指すことになるでしょう。
塾などの模試を受けると、現在の偏差値が分かります。ほとんどの模試では偏差値に基づき、合格圏内校、チャレンジ校、安全校を教えてもらえます。
しかし、偏差値は模試を受けた時点のものなので、これから真剣に受験勉強に取り組めば伸びる可能性が高いでしょう。
偏差値は志望校選びに重要なポイントではあるものの、偏差値だけを重視して志望校を選ぶのはおすすめできません。
現在の偏差値が志望校の偏差値に届かなくても、入試までの期間に受験勉強に取り組めば、合格できる可能性もあります。
まずは志望校と現在の偏差値の差がどれくらいあるのか把握しましょう。
学校の特色
高校の学科には普通科・専門学科・総合学科があります。
普通科は主要5教科を中心に学ぶ学科で、もっとも一般的です。
理数科や英語科を設けている学校もあるので、得意教科を伸ばして大学進学を目指すことも可能です。
また、成績が優秀な生徒を集めた「特進コース」を設置している高校もあります。
国公立大学や難関私立大学の現役合格を目指すコースで、ハイレベルな授業が行われるのが特徴です。特進コースは部活動への参加が制限されている学校もあります。
専門学科は農業や芸術系、医療など、将来の進学や職業にかかわることを学べる学科です。
総合学科は普通科と専門学科をあわせた学習ができます。
このように高校の学科にはさまざまな特色があるので、自分の進路にふさわしいカリキュラムがある学校を選ぶことが大切です。
また、部活動が盛ん、修学旅行の行き先が海外など、学校の特色も調べておくと自分に合った高校を見つけやすいでしょう。
学校の場所
高校には3年間通うことになるので、学校の場所や自宅からのアクセスも重視したいポイントです。
「電車の乗り換えなしで通える」「自転車で通える距離」など、通いやすさを重視して選んだほうがよいでしょう。
学校までの距離が遠すぎると通学に時間がかかりすぎるため、自宅で勉強する時間を確保できません。
また、帰宅が遅くなると安全面でも不安があります。
高校生活は勉強や部活動に励んだり、文化祭などのイベントや友達との交流を楽しんだりするのに忙しい3年間です。
通学に時間がかかりすぎると、それだけで疲れてしまうかもしれません。
学校見学やオープンキャンパスに行くときに、自宅から学校までどのくらい時間がかかるか調べておくとよいでしょう。
部活動
高校では部活動が楽しみな人も多いのではないでしょうか。
中学校で所属していた部活動を高校でも続けたいなら、希望する部活動の有無や、大会での実績などをポイントにして選びましょう。
高校には中学校にないような部活動もあります。
高校に入って新しい部活に入ってみたい人は、どのような部活動があるかチェックしておくとよいでしょう。
学校見学の際は、部活動の見学もできます。気になる部活動があれば参加してみましょう。
大学合格実績
高校の第一志望校は決まっていなくても、将来行きたいと思っている大学がすでに決まっている人もいるのではないでしょうか。
志望校を決めるときは、進学を希望する大学への合格実績が高いか確認しましょう。
ほとんどの高校は、ホームページに進学実績を掲載しています。
難関大学を目指している場合は、とくに合格実績を調べて高校を選んだほうがよいでしょう。
もし進学を希望している大学への合格実績がなければ、その高校には合格するためのカリキュラムがない可能性もあります。
大学入試の方式は「一般選抜」「学校推薦型選抜」「総合型選抜」の3種類です。学校推薦型選抜には、指定校制と公募制があります。
指定校制は大学が指定した高校を対象とした選抜方式です。
指定校推薦枠に選ばれるには高い評定が条件となりますが、合格率が高いことが特徴です。
高校受験の志望校を選ぶときは、希望する大学の指定校推薦枠があるかどうかも確認しておくとよいでしょう。
高校受験の失敗しない志望校選びとは
高校受験の志望校選びに失敗すれば、入学してから後悔するでしょう。志望校選びに失敗しないためのコツをご紹介します。
知名度・偏差値だけのイメージだけで決めない
知名度や偏差値が高い高校は魅力的に感じるでしょう。
よく名前が知られている学校は安心感がありますし、周りに自慢できると感じるかもしれません。
しかし、いくらイメージが良くても自分に合うとは限らないため、知名度・偏差値だけで決めるのは危険です。
学校見学やオープンキャンパスの日程を調べて学校に足を運び、自分に合った学校か確かめてから決めましょう。
周りの意見に流されない
高校受験で初めて受験を経験する人は少なくありません。焦りや不安もあるので、周りの意見に流されそうになる人もいるでしょう。
アドバイスを参考にするのは大切ですが、重要なのは自分が通いたいと思える学校を選ぶことです。
周りの意見に流されて志望校を決めると、入学してから自分に合わないことに気づき、失敗したと感じるかもしれません。
気になる学校が見つかったら学校見学に参加して、雰囲気やカリキュラムが自分に合っているか自分自身で確認しましょう。
費用面の確認は怠らない
公立高校と私立高校では費用が大きく違います。私立高校は授業料だけでなく、入学前に必要な受験料や、入学金も高額です。
年間に必要な費用を調べ、納めることができるか確認しておきましょう。
なお、私立高校授業料実質無償化により、世帯年収によっては高等学校等就学支援金(返還不要の支援金)が受けられます。
国の支援に加え、自治体でもさまざまな支援制度が行われているので、どのくらいの支援が受けられるか確認しておきましょう。
ただし、授業料以外の費用は負担する必要があるため、用意しておく必要があります。
学校説明会へ行き学校の雰囲気を知る
一度も学校を訪れずに志望校を決めるのは危険です。
イメージと違うこともあるので、学校説明会に参加して、学校の雰囲気を確認しておきましょう。
学校説明会やオープンキャンパスに参加すると、学校の施設や部活動を見学できたり、授業体験を受けたりできるので、高校生活をイメージできます。
また、在校生や先生の雰囲気を直接確かめられるので、自分のお子さんに合っているか把握できるでしょう。
学校説明会へ行けば、学校のスタッフから直接話を聞けたり、気になることを質問できたりします。ぜひ親子で足を運んで、学校の雰囲気を確かめてみましょう。
塾の手厚いサポートで志望校決めのアドバイスをもらう
中学校の三者面談でも進路相談はできますが、中学校では現状の成績で判断するので「志望校への合格は厳しい」と言われるケースが少なくありません。
塾に通っている人は、志望校を決める際に塾のアドバイスをもらうことをおすすめします。
塾は毎年生徒たちの高校受験を経験しているため、高校受験の最新情報や受験に関するノウハウを持っています。
それぞれの学校の特徴や入試の出題傾向などを把握しているため、面談の際に受験に関する情報を教えてもらいましょう。
志望校が決まっていないときは、学校の選び方をアドバイスしてもらえます。
志望校が決まっているなら、現在の成績と志望校の合格ラインにどのくらい差があるかや今後の学習方針などを教えてもらえるでしょう。
高校入試の最新情報を得られることは、塾に通うメリットの一つです。
志望校の選び方や合格に向けた学習方法をアドバイスしてもらいましょう。
まとめ
本記事では、志望校を決める5つのポイントを解説しました。人生の転換期となる受験です。志望校を決めるポイントを参考にして、自分に最適な学校を見つけてくださいね。
受験のための学習塾を探している人は、まずは授業の無料体験に参加してみてから決めてみるのも良いでしょう。