早稲田大学本庄高等学院の偏差値・難易度は?学費や受験情報も紹介
「早稲田大学本庄高等学院が気になるものの、志望校にするべきか決めきれない」と悩んでいませんか?
早稲田大学本庄高等学院は、早稲田大学直属の付属校となるので、ほとんどの生徒が内部進学で早稲田大学へと進学します。
高校受験の段階で早稲田大学への進学を考えている人にはおすすめの高校といえるでしょう。
この記事では早稲田大学本庄高等学院の特徴や偏差値、入試情報、学費、学校行事などをご紹介します。
進学情報や評判など、詳しい情報もお伝えしているのでぜひ最後までご覧ください。
高校受験向け学習塾の選び方については「【中学生向け】高校受験のための学習塾おすすめ10選!」をご参照ください。
※当記事の情報は2023年7月時点のものになりますので、最新情報は各公式サイトにてご確認ください。
「早稲田大学本庄高等学院」とは
早稲田大学本庄高等学院は、早稲田大学直属の付属校です。
1982年に開校され、第1回目の入学式が開かれました。2007年には男女共学となりました。
制服や指定された髪型などはありません。スーパーサイエンスハイスクールと、スーパーグローバルハイスクールの両方に指定されたことのある高校です。
早稲田大学本庄高等学院に通う生徒は、真面目で何事も真剣に取り組むところが特長です。
卒業後は原則として、生徒全員が早稲田大学に進学できます。
定期テストや日々の勉強を一生懸命行っており、早稲田大学に進学できる付属校としての強みを軽視せず、自分の力として身に付けています。
「自ら学び、自ら問う」ことを学習姿勢の基本としています。豊富にある行事や課外活動などを通して、生徒たちが自ら学び、選択して行動できるよう心がけています。
早稲田大学本庄高等学院の生徒は、早稲田大学図書館などの各種施設が利用可能です。
また早稲田大学学部の一部の講義科目に関して、先取り履修ができます。
教育は教養教育と研究活動を重要視しています。人文科学や社会科学、自然科学などの教科は必修科目です。
部活動にも力を入れており、なかでもレスリング部や陸上部はインターハイや国体に出場経験があります。まさに文武両道の高等学校です。
「早稲田大学高等学院」や「早稲田実業学校高等部」との違いは?
早稲田大学高等学院は中高大一貫教育の私立男子高等学校です。
早稲田大学本庄高等学院と同様、早稲田大学直属の付属校となっています。
卒業生は原則、早稲田大学への進学が可能です。
教科ごとに大学準備講座が設けられており、進学前からほかの高校出身の生徒よりリードできるのが大きなメリットになります。
一方で早稲田実業学校高等部は早稲田大学の付属校ではなく、系属校です。
直属ではない分、早稲田大学本庄高等学院や早稲田大学高等学院と比較して希望する学部に進学できない恐れがあります。
早稲田大学の単位を高校生の間に取得できる制度があるため、早稲田大学への進学を考えている人におすすめです。
早稲田大学本庄高等学院の偏差値・入試難易度
続いては気になる早稲田大学本庄高等学院の偏差値と入試難易度を解説します。
志望校にするうえで重要なポイントなので、ぜひ参考にしてください。
- 偏差値
- 倍率
順番に見ていきましょう。
偏差値は76
偏差値 | 76 |
---|---|
埼玉県内ランキング | 1位/410件中 |
埼玉県私立ランキング | 1位/155件中 |
全国ランキング | 10位/9,800件中 |
早稲田大学本庄高等学院の偏差値は76です。
県内で1位、全国でも10位にランクインするほどの実力校になります。
男子併願校・女子併願校の例は以下の通りです。
男子併願校例 | 女子併願校例 |
新島学園・普通科、本庄東・普通科特進c、八千代・普通科、日出学園・普通科進学c、昌平・普通科特別進学cT特選クラス、本庄東・普通科特進選抜c、西武学園文理・普通科グローバル選抜クラス、淑徳・特進選抜c、巣鴨・普通科、日本大学習志野・普通科 | 桜丘・C(キャリアデザイン)c、駒澤大学・普通科、花咲徳栄・普通科アルファc理数選抜クラス、國學院・普通科、淑徳与野・T類難関国公立大学c、開智・Tc・Sc・Dc、戸山・普通科(女子)、淑徳・スーパー特進c、日比谷・普通科(女子)、栄東・普通科 |
倍率は3.45
2023年度の早稲田大学本庄高等学院の倍率は、3.45です。
一般入学試験を受けた受験者の数は2,485名で、合格者数は721名でした。
入学試験は、全部で4つの方法があります。
- 一般入試
- α選抜(自己推薦入学試験)
- 帰国生入試
- I選抜(帰国生自己推薦入学試験)
早稲田大学本庄高等学院の入試情報
2024(令和6)年度|早稲田大学本庄高等学院の入試情報
一般 | a選抜(自己推薦入学試験) | 帰国生入学試験 | I選抜(帰国生自己推薦入学試験) | |
募集定員 | 約100名(男子)・約70名(女子) | 約45名(男子)・約30名(女子) | 約15名(男子)・約10名(女子) | 約20名(男女) |
試験日 | 2月9日(金) | ・第1次(書類選考)合格者発表:1月15日(月) ・第2次選考:1月23日(火)面接 | 2月9日(金) | ・第1次(書類選考)合格者発表:1月15日(月) ・第2次選考:1月23日(火) |
出願期間 | 2024年1月11日(木)〜1月25日(木) | 2023年12月18日(月)〜2024年1月5日(金) | 2024年1月11日(木)〜1月25日(木) | 2023年12月18日(月)〜2024年1月5日(金) |
試験教科 | 国語・英語・数学(各50分) | 書類選考・面接 | 国語・数学・英語(各50分) | 基礎学力試験(数学・国語各30分)・面接 |
学費等納入締切 | 2月16日(金) | 1月29日(月) | 2月16日(金) | 1月29日(月) |
入学手続申請締切 | 2月16日(金)16:00 ※オンライン申請 | 1月29日(月)16:00 ※オンライン申請 | 2月16日(金)16:00 ※オンライン申請 | 1月29日(月)16:00 ※オンライン申請 |
書類等作成・提出締切日 | 3月1日(金) | 3月1日(金) | 3月1日(金) | 3月1日(金) |
合格定員
2023年度の試験での合格定員は、以下に記載しています。
- 一般入試:721名
- α選抜(自己推薦入学試験):78名
- 帰国生入試:64名
- I選抜(帰国生自己推薦入学試験):21名
入試日程
ここで紹介するのは2024年度の入試日程です。
一般入学試験と帰国生入学試験は2月9日(金)、a選抜(自己推薦入学試験)とI選抜(帰国生自己推薦入学試験)は第1次(書類選考)合格者発表が1月15日(月)で、第2次選考の面接が1月23日(火)になります。
早稲田大学本庄高等学院の学費
早稲田大学本庄高等学院の2024年度の学費は以下の通りです。
1年次 | 2年次 | 3年次 | |
入学金 | 260,000円 | ー | ー |
授業料 | 684,000円 | 732,000円 | 768,000円 |
施設費 | 228,000円 | 228,000円 | 228,000円 |
実験実習料 | 11,000円 | 11,000円 | 11,000円 |
その他 (生徒会費、日本スポーツ振興センター共済掛金、生徒共済費) | 16,500円 | 16,500円 | 16,500円 |
合計 | 1,199,500円 | 987,500円 | 1,023,500円 |
また早稲田大学本庄高等学院には4つの奨学金制度があります。
- 早稲田大学本庄高等学院独自の「学内奨学金」
- 国の育英事業の「日本学生支援機構奨学金(大学での奨学金予約)」
- 都道府県・市町村に夜「地方公共団体奨学金」
- 財団法人・公益法人・民間企業などの出資による「民間団体奨学金」
どの奨学金も採用にあたって審査に通る必要があります。
早稲田大学本庄高等学院のカリキュラム
ここでは早稲田大学本庄高等学院のカリキュラムを学年別に紹介します。
1年生
まずは1年生のカリキュラムから見ていきます。
教科 | 1年生 |
---|---|
国語 | 現代の国語②・言語文化② |
地理歴史 | 歴史総合② |
公民 | 公共② |
数学 | 数学I③・数学A② |
理科 | 化学基礎②・生物基礎② |
保健体育 | 体育②・保健① |
芸術 | 音楽I・美術I②(どちらかから1科目選択) |
外国語 | 英語コミュニケーションI③ / 論理・表現I② |
家庭 | 家庭基礎② |
情報 | 情報I② |
特別活動 | HR① |
単位合計 | 計32単位 |
2年生
次は2年生のカリキュラムです。
教科 | 2年生 |
---|---|
国語 | 文学国語②・古典探求② |
地理歴史 | 世界史探求②・日本史探求② |
公民 | 政治・経済② |
数学 | 数学Ⅱ③・数学B③ |
理科 | 物理基礎② |
保健体育 | 体育③・保健① |
外国語 | 英語コミュニケーションⅡ④ / 論理・表現Ⅱ② |
総合 | 総合的な探求の時間(大久保山学)② |
理数 | 理数探求基礎(物理)① |
特別活動 | HR① |
単位合計 | 計32単位 |
3年生
最後に3年生のカリキュラムを紹介します。
教科 | 2年生 |
---|---|
国語 | 論理国語③・古典探求② |
地理歴史 | 地理総合② |
数学 | 文系:数学Ⅲ② 理系:数学Ⅲ③・数学C③ |
理科 | 文・理:地学基礎② 理系:化学③ / 物理・生物③(物理・生物から1科目選択) |
保健体育 | 体育② |
外国語 | 英語コミュニケーションⅢ④ / 論理・表現Ⅲ② |
学校設定 | 自由選択科目(文系⑫・理系②) |
特別活動 | HR① |
単位合計 | 計32単位 |
早稲田大学本庄高等学院の独自プログラム
2017年から教科横断型学習プログラムとして「大久保山学」を実践しています。
大久保山学のプログラムによって、複眼的思考を養成できるようになるのが大きなメリットです。
早稲田大学本庄高等学院では、2年次に履修します。早稲田大学が目標として掲げている「たくましい知性」と「しなやかな感性」を伸ばす助けとなるでしょう。
早稲田大学本庄高等学院の学校行事
早稲田大学本庄高等学院では、3学期を通してさまざまな学校行事が用意されています。
4月 | 入学式・新入生ガイダンス・卒業論文第1次中間報告・防災訓練・定期健康診断など |
---|---|
5月 | 生徒総会・中間試験・早慶戦応援 |
6月 | 保護者会・体育祭・学部説明会 |
7月 | 期末試験 |
9月 | 卒業論文第2次中間報告・キャリアデザインウィーク・英語能力試験(1〜3年生)・数学学力テスト(1〜2年生) |
10月 | 修学旅行(3年生)・人権教育講演(1〜2年生)・球技大会(1〜2年生)・中間試験・校外学習(1年生)・稲稜祭 |
11月 | 生徒会役員選挙・英語能力試験(3年生)・芸術鑑賞教室(1~2年生) |
12月 | 期末試験・マラソン大会・保護者会・卒業論文提出(3年生) |
1月 | 学年末試験(3年生)・推薦学部発表(3年生)・英単語テスト・数学学力テスト(1~2年生) |
2月 | 卒業論文報告会 |
3月 | 学年末試験(1〜2年生)・卒業式 |
早稲田大学本庄高等学院の部活動
早稲田大学本庄高等学院の部活動には以下の41種類あります。
◾️文化会
- 文芸部
- 地学部
- スーパーサイエンスクラブ
- 美術部
- グリークラブ
- ブラスバンド部
- E.S.S
- 写真部
- 将棋・囲碁部
- 軽音楽部
- EMANON
- ピアノ部
- 地歴部
- 数学研究会
- 競技かるた部
- 化学部(休止中)
- クイズ研究会
- 演劇部
- 映画部
- 書道部
- 政治経済部
- 落語研究会(休止中)
- 茶道部
◾️体育会
- 應援部(男女)
- 陸上競技部(男女)
- サッカー部(男子)
- ラグビー部(男子)
- 硬式テニス部(男子)
- 硬式テニス部(女子)
- ソフトテニス部(男子)
- ソフトテニス部(女子)
- 硬式野球部(男子)
- バレーボール部(男子)
- バスケットボール部(男子)
- バスケットボール部(女子)
- 剣道部(男女)
- 卓球部(男女)
- バドミントン部(男女)
- スキー部(男女)
- ワンダーフォーゲル部(男女)
- 自転車部(男子)
早稲田大学本庄高等学院の進学実績
最後に早稲田大学本庄高等学院の進学情報を解説します。
卒業後は原則として早稲田大学に進学できる資格を持っている早稲田大学本庄高等学院の生徒ですが、実際の進学状況はどうなのでしょうか。
2つの項目に分けて見ていきましょう。
- 内部進学
- 私立・国立・公立
内部進学
2023年度の内部進学者数は303名でした。308名の卒業生がいたため、ほとんどが早稲田大学へ内部進学したことがわかります。
学部別の状況は次の通りです。
- 政治経済学部:73名
- 法学部:35名
- 文化構想学部:21名
- 文学部:16名
- 教育学部:14名
- 商学部:32名
- 基幹理工学部:38名
- 創造理工学部:28名
- 先進理工学部:13名
- 社会科学部:20名
- 人間科学部:0名
- スポーツ科学部:0名
- 国際教養学部:13名
私立・国立・公立
2023年は日本医科大学に推薦進学で進学した生徒が1名いました。
早稲田大学本庄高等学院の評判
早稲田大学本庄高等学院は偏差値こそ高いものの、原則卒業後は早稲田大学に進学できる附属高校です。
生徒は内部進学が決まっているからといって勉強を怠らず、日々学習に励んでいます。
部活動にも全力で取り組んでいます。学校の設備は全体的に新しく、きれいに整えられています。体育館は2020年に施工されたばかりです。
指定された制服はなく、自由な印象を受けます。校則も厳しくないため、自分でしっかりと善悪を見分け、正しい判断ができる人がおすすめの学校です。
またハイレベルな生徒に囲まれて、上を目指していきたい人にもおすすめできます。
そして何より早稲田大学への進学を望んでいる人にぜひ目指していただきたい学校です。
早稲田大学の付属校や系属校でない場合、合格するのはとても困難です。
高校受験の前から早稲田大学へ進学したい望みがあるなら、原則内部進学で早稲田大学に通える早稲田大学本庄高等学院に入学できると大きく有利になります。
まとめ
本記事では、早稲田大学本庄高等学院の特徴や難易度、学費、カリキュラム、学校行事などについて解説しました。
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