MENU
カテゴリー

東京工業大学附属科学技術高等学校の偏差値・難易度は?学費や受験情報も紹介

東京工業大学附属科学技術高等学校の偏差値・難易度は?学費や受験情報も紹介

「東京工業大学附属科学技術高等学校に行きたいけど、今の成績で行けるか不安だ」「東京工業大学附属科学技術高等学校に合格するためにどうすればよいのだろう」などの悩みをお持ちではありませんか?

この記事では、東京工業大学附属科学技術高等学校の偏差値や難易度、学費や受験情報を詳しく紹介しています。受験を検討している人は、ぜひチェックしてください。

高校受験向け学習塾の選び方については「【中学生向け】高校受験のための学習塾おすすめ10選!」をご参照ください。

※当記事の情報は2023年7月時点のものになりますので、最新情報は各公式サイトにてご確認ください。

目次

「東京工業大学附属科学技術高等学校」とは

東京工業大学附属科学技術高等学校は、東京都港区に位置する国立の高校です。

1886年(明治19年)に東京商業学校附設商工徒弟講習所に職工科として創立しました。

1951年(昭和26年)に東京工業大学付属工業高等学校となり、2005年(平成17年)に東京工業大学附属科学技術高等学校と、現在の名称になりました。

東京工業大学附属科学技術高等学校は、文部科学省から「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」と「スーパーグローバルハイスクール(SGH)」の2つの研究開発校の指定を受けています。

東京工業大学附属科学技術高等学校は、SSHの制度が開始した平成14年度から継続して研究開発校の指定を受けている数少ない学校です。

以下の6つの力を獲得できる教育を実践しています。

  • 新しい知識やものごとを「わかる」力
  • 実験や実習を通して「つくる」力
  • 新しい概念やイメージを想像し「えがく」力
  • 未知の課題に挑戦する「いどむ」力
  • 国内外の人たちと「わかりあう」力
  • 知識・技能と課題とを有機的に「結びつける」力

SGHでは、平成27年度から研究開発校の指定を受けており、国際的な活躍を期待できる「科学技術の教養や技術を持つグローバル・リーダーの育成」を目的として、海外高校との交流や授業カリキュラムの整備などを進めています。

このように、社会に出るための基礎の構築を行い、グローバル的に活躍するリーダーとなり、日本や世界の発展に貢献できる人材を育成しています。

参考:沿革(東工大附高公式)

東京工業大学附属科学技術高等学校の偏差値・入試難易度

東京工業大学附属科学技術高等学校の偏差値は72です。

偏差値65
東京都内ランキング65位/639件中
東京都内国立ランキング5位/11件中
全国ランキング586位/9,831件中

引用元:東京工業大学附属科学技術高校(東京都)の情報(偏差値・口コミなど)(みんなの高校情報)

名門校の多い東京都内で12位に入っており、非常にハイレベルな学校だということがうかがえます。全国ランキングでは100位以内となっています。

東京工業大学附属科学技術高等学校の主な併願校は以下の通りです。

男子併願校例女子併願校例
玉川学園高等部・一般クラス、東洋・普通科特進選抜c、川越東・普通科(理数・普通c)、横浜サイエンスフロンティア・理数科(単位制)、戸山・普通科(男子)、中央大学杉並・普通科、日比谷・普通科(男子)、慶應義塾・普通科、早稲田大学高等学院・普通科東京学館浦安・特別進学c選抜、芝浦工業大学柏・普通科、開智・Tc・Sc・Dc、栄東・普通科、船橋(県立)・普通科(単位制)

引用元:東京工業大学附属科学技術高校(東京都)の情報(進研ゼミ 高校入試情報サイト)

東京工業大学附属科学技術高等学校の入試情報

東京工業大学附属科学技術高等学校の受験を考えている方は、合格定員や入試日程などの入試情報を確認しておきましょう。

以下は2023年7月現在の情報です。

合格定員

東京工業大学附属科学技術高等学校の合格定員は以下の通りです。

一般入試推薦入試
応用科学分野40名12名以下(定員40名の30%以内)
情報システム分野40名12名以下(定員40名の30%以内)
機械システム分野40名12名以下(定員40名の30%以内)
電気電子分野40名12名以下(定員40名の30%以内)
建築デザイン分野40名12名以下(定員40名の30%以内)

それぞれの分野で各40名ずつの定員です。

一般入試の定員は、推薦入試の合格者数に応じて変化します。たとえば、応用科学分野の推薦入試で合格者が8名いた場合、応用科学分野の一般入試の定員は32名です。

入試日程

東京工業大学附属科学技術高等学校の入試日程は以下の通りです。

表内の情報は、2023年7月現在のものであり、「入学試験日程・概要」を参考にしています。

「各入学試験の詳細(生徒募集要項・入学案内)」が公開されれば、そちらをご覧ください。

一般推薦
募集人員各分野40名ずつ各分野40名ずつの30%以内
1型2型
募集携帯一括募集(くくり募集)分野別募集 ・応用科学 ・情報システム ・機械システム ・電気電子 ・建築デザイン一括募集
入室時間2月13日(火)1月10日(水)1月10日(水)
出願期間2024年(令和6年)1月15 日(月) ~ 2024年(令和6年)1月19 日(金)2023年(令和5年)11月24日(金) ~ 2023年(令和5年)11月30日(木)2023年(令和5年)11月25日(金) ~ 2023年(令和5年)11月30日(水)
出願方法WEB出願のみ 学校ホームページからWeb出願サイト(miraicompass)から「出願情報登録」を行うWEB出願のみ 学校ホームページからWeb出願サイト(miraicompass)から「出願情報登録」を行うWEB出願のみ 学校ホームページからWeb出願サイト(miraicompass)から「出願情報登録」を行う
書類提出期間2024年(令和6) 1月20日(土) 【当日消印有効】 レターパックプラスで郵送2023年(令和5年)12月1日(金) 【当日消印有効】 レターパックプラスで郵送2023年(令和5年)12月1日(金) 【当日消印有効】 レターパックプラスで郵送
試験科目筆記試験
国語:50分/100点
数学:70分/150点
英語:50分/100点
・書類審査 ・小テスト(50分) 数学と理科(第1分野) ・面接(面接形態は当日お知らせ)・書類審査 ・小テスト(50分) 数学と理科(第1分野) ・面接(面接形態は当日お知らせ)

参考:入試日程・概要(東京工業大学附属科学技術高等学校)

東京工業大学附属科学技術高等学校の学費

東京工業大学附属科学技術高等学校の学費は以下の通りです。

2023年7月現在、公開されているものの中で新しい情報ですが、金額が改定されることもあるため参考程度にご覧ください。

入学時に必要な経費(2022年度実績)

入学料56,400円
授業料(年額)115,200円
独立行政法人日本スポーツ振興センター掛金(年額)1,770円
PTA入会金1,000円
PTA会費(前期)1,600円
生徒会入会金500円
生徒会費(前期)1,500円
旅行積立金および教材費等(前期)78,630円
合計256,600円

引用元:2023(令和5)年度 入学案内

東京工業大学附属科学技術高等学校のカリキュラム

東京工業大学附属科学技術高等学校のカリキュラムは、東京工業大学と共同で授業を行ったり、独自の科目を設定していたりするのが特徴です。

たとえば、1年次に学ぶ「グローバル社会と技術」の授業では、東京工業大学の先生や著名人による講義を実施しています。

この授業は視野を広く持ち、さまざまな観点から問題解決できるような能力の育成が目的です。

各学年で特徴的な授業の多い、東京工業大学附属科学技術高等学校のカリキュラムを紹介します。

参考:学びの特色(東京工業大学附属科学技術高等学校)

1年生

東京工業大学附属科学技術高等学校の1年生は、特定の分野に所属せず「探究活動の基礎」として、すべての分野に共通の科学技術に関する基礎的な内容を学びます。

具体的には、科学技術基礎実験・工業情報数理などの科目です。

科学技術基礎実験では、物理や化学などの理論や法則を体験して2学年からの専門学習へとつなげます。

工業情報数理では、コンピュータを使用しデータ分析やPythonでのプログラミングなどを学び、専門分野での応用に備えています。

現代の国語2
言語文化2
歴史総合2
公共2
数学13
数学A2
物理基礎2
化学基礎2
体育2
保健1
芸術2
英語コミュニケーション13
論理・表現12
科学技術基礎実験4
グローバル社会と技術1
工業情報数理2
ホームルーム1
合計35

2年生

2年生からは、各分野に分かれて専門的な学習が始まります。科学技術研究や先端科学技術入門などの授業を通して、3年生からの学習に備えていきます。

科学技術研究では1年生で学んだ科学技術基礎実験をもとに、専門的な実験やものづくりを行うことで課題の設定・解決能力を身に付けることが可能です。

その内容を日本語のみならず英語でも発表する力を身につけます。

先端科学技術入門では、東京工業大学の教授と東京工業大学附属科学技術高等学校の教員が共同で授業を行います。

高校で学ぶ理数系科目が現在の先端科学技術でどのように利用されているのかを解説する授業です。

紙面上で学ぶだけではなく、実際に使われている分野を理解することで、学習意欲の向上につながります。

2年生の時間割は以下の通りです。

科目応用科学分野その他の分野
論理国語22
政治・経済22
数学233
数学B22
物理32
化学12
生物基礎(応用科学分野のみ)2
化学と人間生活(その他分野のみ)2
体育22
保健11
英語コミュニケーション244
家庭基礎22
科学技術研究44
先端科学技術入門11
各分野科目55
ホームルーム11
合計3535

各分野科目の詳細は以下の表にまとめています。

分野科目
応用科学分野工業物理化学 有機工業化学 地球環境科学
情報システム分野ハードウェア技術 ソフトウェア技術 プログラミング技術 コンピュータシステム技術
機械システム分野実習 製図 機械設計 機械工作
電気電子分野電気回路 電子技術 実習
建築デザイン分野製図 健一句構造 建築構造設計 建築計画

3年生

3年生では、生徒全員が「課題研究」に取り組み、創造性や独創性を養います。

「課題研究」は、生徒自身で問題設定と問題解決を行う科目です。この科目は、東京工業大学附属科学技術高等学校が開発した科目です。

SSH校を含め、全国の普通高校などでも実践されている「課題研究」に取り組むことで、科学技術系の人材を育てていきます。

3年生の時間割は以下の通りです。

科目理科系文科系
論理国語11
地理総合22
体育33
英語コミュニケーション344
課題研究44
各分野科目44
数学3(理科系のみ)3
物理または化学(理科系のみ)3
日本史探求(文科系のみ)3
古典探求(文科系のみ)3
自由選択科目A(物理、化学)33
自由選択科目B(歴史総合、政治・経済、倫理)22
自由選択科目C(論理・表現2、物理、生物基礎)22
自由選択科目D(数学C、論理国語)22
ホームルーム11
合計3434

東京工業大学附属科学技術高等学校の学校行事

東京工業大学附属科学技術高等学校の学校行事は以下の通りです。

4月入学式 始業式 オリエンテーション(高1) 校外研修(高1)
5月中間試験 健康診断 体育祭
6月教育実習
7月期末試験 生徒会総会 東工大博士課程学生講演会(高2) 終業式 クラブ合宿
8月フィリピン協働研究
9月始業式 教育実習 課題研究発表会
10月文化祭 中間試験 キャンパス訪問(高1 東工大)
11月宿泊研修(高1) 修学旅行(高2) 防災避難訓練
12月期末試験 生徒総会 終業式
1月始業式
3月期末試験 卒業式 終業式

東京工業大学附属科学技術高等学校は、国際交流協定を締結しているタイやフィリピンと短期交換留学などを行っています。

東京工業大学附属科学技術高等学校の生徒たちは、英語のプレゼンテーションや授業参加、体験学習などを行えます。

参考:パンフレット(東京工業大学附属科学技術高等学校)

東京工業大学附属科学技術高等学校の部活動

東京工業大学附属科学技術高等の部活動は、以下の4つに分けられています。

  • 運動部
  • 文化部
  • 運動系同好会
  • 文化系同好会

■運動部

  • 陸上競技部
  • サッカー部
  • ラグビー部
  • バスケットボール部
  • 硬式テニス部
  • 柔道部
  • 剣道部
  • 卓球部
  • バドミントン部
  • バレーボール部

■文化部

  • 新聞部
  • 写真部
  • マイコン制御部
  • 科学部
  • 吹奏楽部

■運動系同好会

  • 水泳同好会

■文化系同好会

  • アマチュア無線同好会
  • 鉄道研究同好会
  • 文芸同好会

すべての部活動を合わせて19種類しかありませんが、他の高校ではあまり見ないマイコン制御部があります。

マイコン制御部では、「Robocup Junior」や「マイコンカーラリー」などの大会に出場しています。

東京工業大学附属科学技術高等学校の進学実績

東京工業大学附属科学技術高等学校の生徒たちは、どのような大学に進学しているのでしょうか。

私立大学と国公立大学に分けて紹介します。

私立

私立大学名令和5年令和4年令和3年合計
青山学院大学513422
学習院大学224
慶應義塾大学6141333
国際基督教大学123
芝浦工業大学21302273
上智大学511420
中央大学12192051
法政大学13131339
明治大学15251858
立教大学53614
早稲田大学1112831
セント・ジョンズ大学(アメリカ)11
ブリティッシュコロンビア大学(カナダ)11
その他190262209663
合計2884043191011

国立・公立

国公立大学名令和5年令和4年令和3年合計
北海道大学123
東北大学213
筑波大学4217
千葉大学314
東京大学112
東京農工大学95115
東京工業大学4151029
名古屋大学11
大阪大学11
九州大学112
その他25383567
合計467049165

東京工業大学附属科学技術高等学校の評判

東京工業大学附属科学技術高等学校は、SSHとSGH2つの研究開発校の指定を受けていて、東京都港区に位置する東京工業大学の附属高校です。

東京工業大学附属の高校なため、東京工業大学と共同で授業を行うなど、ほかの高校では体験できないようなカリキュラムが設定されています。

グローバルな人材の育成を目標にしており、英語での発表や短期留学などのカリキュラムが整っています。

そのため、東京工業大学附属科学技術高等学校は、英語力や問題設定・問題解決能力を身に付けたい人におすすめできる高校です。

また、高大連携特別選抜によって東京工業大学への推薦入学があるため、東京工業大学への進学を目指している人におすすめです。

まとめ

本記事では、東京工業大学附属科学技術高等学校の特徴や難易度、学費、カリキュラム、学校行事などについて解説しました。

ハマジュクでは横浜エリアを中心に中学・高校受験に関する役立つ情報を発信しています。高校受験向けの学習塾を考えている人は、ぜひ下記ページも参考にしながら自分にあった学習塾を探してみてください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

横浜エリアを中心に中学・高校受験に関する役立つ情報を発信しています。

目次