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柏陽高等学校を目指す中学生向け学校情報・受験対策【2025年度最新版】

柏陽高校に合格するには?

「柏陽高等学校はどのような学校だろう」「偏差値や進学実績、入試方法などが気になる」などの悩みや疑問をお持ちではありませんか?

本記事では、学校の基礎情報、入試・受験対策、さらに合格実績に定評のある塾の3選について、最新の情報や公式サイトの内容をもとに詳しく解説します。

目次

柏陽高等学校の概要

神奈川県立柏陽高等学校(はくようこうとうがっこう)は、横浜市栄区柏陽に位置する共学校です。最寄りのJR根岸線・本郷台駅から徒歩5分とアクセスが良く、駅周辺には大型スーパーやパン屋など学生に便利な施設も整っています。1967年創立の伝統校で、湘南高校や横浜翠嵐高校などと並ぶ学力向上進学重点校に指定されています。施設面では、大教室や多目的ホール、自習室に加え、武道場・卓球場・トレーニング室を備えた体育館など充実した設備があります。図書館も併設されており、平日8時50分から17時まで開館していて放課後の自習に活用できます。広い青空広場や野外ステージもあり、文化祭などの学校行事では生徒たちがその広いキャンパスを存分に使って盛り上がります。

柏陽高等学校の進学実績

柏陽高校は県内有数の進学校で、毎年多くの卒業生が難関大学へ進学しています。2024年度の大学合格実績では、卒業生306人中135人(約44.1%)が国公立大学に合格しました。東京大学に1名、京都大学に2名の合格者を輩出しているほか、一橋大や東京工業大など旧帝国大学クラスにも多数合格しています。また横浜国立大学には36名が合格するなど地元国公立への進学者も目立ちます。私立大学合格者も非常に多く、早稲田大学に68名、慶應義塾大学に48名合格するなど難関私大への進学実績も豊富です。MARCHと称される明治・青学・立教・中央・法政の5大学合計では延べ400名以上の合格者を出しており、私立大学の合格延べ人数は1,144件にも上りました。このように柏陽生は国公立から難関私大まで幅広く合格者を出しており、高い学力水準を示しています。最新の2025年度入試においても同程度かそれ以上の実績が見込まれており、引き続き県内トップクラスの進学結果を維持しています。

柏陽高等学校の偏差値

柏陽高校の入学難易度を表す偏差値は71です。この数値は神奈川県内の公立高校の中でも上位に位置し、横浜翠嵐高校(偏差値74)や湘南高校(偏差値73)と並んでトップクラスの高さとなっています。偏差値70を超える難関校であることから、中学生にとっては憧れの学校の一つですが、その分合格するためには相応の学力が求められます。県内ではトップレベルの進学校として知られており、毎年高倍率の入試を突破した優秀な生徒が集まります。学力的なハードルは高いですが、その先にある充実した高校生活や素晴らしい進学実績が大きな魅力と言えるでしょう。

柏陽高等学校の入試情報

入試概要:

柏陽高校の入試は、神奈川県公立高校共通選抜の筆記試験(学力検査)と、中学校の内申点、そして特色検査によって総合的に選抜されます。学力検査は国語・数学・英語・理科・社会の5教科で各100点満点(計500点満点)です。内申点は中2・中3の成績が換算され、135点満点となります。柏陽高校を含む学力向上進学重点校では特色検査(自己表現検査)が課され、学力検査得点・内申点をそれぞれ100点満点に換算したうえで、学校ごとに定めた比率で合否判定に利用されます。柏陽高校は内申:学力検査の比重を3:7(特色検査実施校では内申3:学力検査5:特色検査2の割合)としており、学力検査の得点が合否に大きく影響します(※比率は例示)。

募集人数と倍率:

柏陽高校の募集定員は例年約320名です。一般入試では毎年それを上回る志願者が集まり、競争倍率は1.3~1.5倍前後で推移しています。2024年度入試では募集319名に対し志願者444名、倍率1.39倍と高倍率でした。2025年度入試では倍率1.54倍とさらに上昇し、人気・難易度ともに前年以上となりました。このように毎年1.5倍前後の狭き門であり、受検生は十分な対策が必要です。なお、柏陽高校では募集人員の一部を特色検査実施校対象の共通選抜で第一次選考し、残りを第二次選考する方式です(詳細は神奈川県教育委員会の発表資料参照)。

特色検査:

柏陽高校を含む特色検査実施校では、学力検査とは別に特色検査(自己表現検査)があります。特色検査では複数教科にまたがる横断的な問題が出題されるのが特徴です。例えば文章読解では国語と英語の資料を組み合わせて読み取らせる問題や、数学的思考と理科的知識を融合したような問題が出題され、教科の枠を超えた総合的な学力と思考力を見る内容となっています。回答形式も記述式が中心で、自分の考えを論理的に表現する力が求められます。特色検査の満点は50点(一部の学校では100点)で、柏陽高校ではその得点を内申点・学力検査点と合わせて合否判定に加算します。難易度は高いですが、合格に向けては特色検査でしっかり点数を取ることも重要です。

柏陽高等学校の受験対策

2024年度の倍率を踏まえた心構え:

前述の通り柏陽高校の入試倍率は毎年1.5倍近くに達し、ライバルも県内トップクラスの学力層です。まずは内申点対策として中学校の定期テストで高得点を維持し、評定オール5に近い成績を目指しましょう。特に柏陽レベルの受験生は内申もほぼ満点に近いケースが多いため、内申で差をつけられないよう早い段階から計画的に学校の勉強に取り組む必要があります。また、倍率が高い入試本番で勝ち抜くには入試当日の得点力が決め手となるため、日頃から応用力を養うことも心掛けましょう。

特色検査対策: 柏陽高校合格には特色検査の攻略が欠かせません。特色検査では科目横断型の問題が出題されるため、普段から複数教科にまたがる思考練習をしておくと効果的です。例えば、文章読解の練習では日本語だけでなく英語の長文も含めて速く正確に読み取る訓練をすると良いでしょう。また過去の特色検査問題に触れておくことも重要です。神奈川県教育委員会や柏陽高校公式サイトで特色検査の正答例が公開されています (特色検査(自己表現検査)正答例|神奈川県立柏陽高等学校)ので、自分で解いてみて採点基準を確認すると傾向が掴めます。解答の記述練習も欠かさず行い、自分の考えを論理的にまとめる力を養ってください。特色検査は配点がそれほど高くないとはいえ、差が付きやすい科目です。得意分野を活かしつつ不得意分野の対策も怠らず、満遍なく点を取れるよう準備しましょう。

効率的な勉強方法:

柏陽レベルの難関校合格には、計画的かつ効率的な学習が求められます。まず基本となる5教科の基礎固めを中学1・2年生のうちにしっかり行い、3年生では応用問題にも取り組める学力をつけておきましょう。各教科で苦手分野を早めに洗い出し、夏休みや冬休みなど長期休暇を利用して集中的に克服することがポイントです。特に神奈川県公立高校入試の問題は思考力を問う難問も含まれるため、単に暗記するだけでなく「なぜそうなるか」を理解しながら学習すると応用が利きます。また過去問演習は欠かせません。神奈川県公立高校入試の過去問題集(5~10年分程度)を繰り返し解くことで出題傾向や時間配分に慣れておきます。解き直しを通じて間違えた問題の復習を徹底し、同じミスをしないようにしましょう。さらに、特色検査実施校の過去問も入手できれば取り組んでみて、他校の問題から学べる発想や表現方法を吸収するのもおすすめです。日々の学習では、「内申対策(定期テスト勉強)」と「入試対策(演習中心)」のバランスを取りながら進め、直前期には実戦形式の模試や予想問題で総仕上げを行いましょう。

おすすめの参考書・教材:

具体的な教材としては、まず「神奈川県公立高校入試の過去問集」を準備したいところです。声の教育社などから出版されている過去問集には詳しい解説も付いているため、独学でも弱点を補強しやすいでしょう。特色検査対策には専門の問題集や対策本がおすすめです。湘南ゼミナールやステップが作成した特色検査予想問題集、市販の「特色検査対策問題集」などを活用し、科目横断型問題や記述問題の演習量を積んでください。難関校向けのハイレベル問題集(例えば数学の発展問題集や英語長文の難問集)も志望校レベルに合わせて取り入れると良いでしょう。ただし基礎がおろそかにならないよう注意が必要です。学校のワークや市販の基礎問題集で土台を固めた上で、これら応用教材にチャレンジすると効果的です。参考書は一冊を繰り返すことで確実に自分のものにし、わからないところは学校や塾の先生に質問して解消する習慣をつけましょう。

塾・予備校の活用方法:

独学だけでなく、塾や予備校を活用する受験生も多いです。柏陽高校を目指す生徒の多くは地元の大手進学塾に通い、模試や講習会で実戦力を養っています。特に臨海セミナーやステップ、湘南ゼミナールといった大手塾では柏陽高校や翠嵐高校志望者向けの特別コースが設けられており、毎年多くの合格者を出しています。実際、学習塾ステップの2025年合格実績では柏陽高校に195名もの合格者を輩出しており、難関校合格者数で県内トップクラスの成果を上げています。このような塾では過去問研究が非常に豊富で、傾向に沿った対策授業や定期的な模試によるフィードバックが受けられるため、自分の弱点を知り克服するのに役立ちます。また、同じ目標を持つ仲間と切磋琢磨できる環境も刺激になります。もちろん塾に通わず合格する人もいますが、効率的に情報収集したりモチベーションを維持したりする上で上手に塾を利用するのも一つの手です。「自分に必要な講座だけ受ける」「わからない単元のみ個別指導を利用する」といった活用法もできますので、自分の学力や性格に合わせて検討してみましょう。

柏陽高等学校の評判や雰囲気

柏陽高校は穏やかで落ち着いた校風で知られています。在校生や保護者からは「良くも悪くもマイペースな生徒が多い」「校則は緩いが生徒は真面目で派手な子は少ない」といった声が聞かれます。実際、生徒の髪染めや服装などは比較的自由ですが、皆が勉強に対して前向きで落ち着いた雰囲気です。教師と生徒の距離も近く、職員室に質問に行けば自分の担当科目でなくとも丁寧に教えてくれるなど面倒見の良い先生方が多いようです。学校行事にも熱が入っており、体育祭や文化祭では生徒たちが主体となって大いに盛り上がります。広い校庭と緑に囲まれた環境の中で、のびのびと学校生活を楽しめるとの評判です。また「授業の柏陽」というスローガンが象徴するように、授業を何より大切にする伝統があります。日々の65分授業を通じて基礎学力を培い、授業内外で自主性を伸ばす校風が評価されています。部活動と勉強の両立(文武両道)を志向する生徒が多く、穏やかながら向上心あふれる学校の雰囲気は、中学生から見ても魅力的に映ることでしょう。

柏陽高等学校の部活動

柏陽高校では部活動も盛んで、体育系・文化系ともに活発に活動しています。運動部では、陸上競技部が関東大会に出場する常連であるほか、ソフトテニス部・バドミントン部・水泳部・バレーボール部・サッカー部などが日々熱心に練習に取り組んでいます。これらの部は県大会や関東大会で上位進出する実績もあり、文武両道で頑張る生徒を支えています。文化部も全国レベルで活躍しており、囲碁将棋部と英語部は全国大会で優勝という輝かしい実績を持ちます。このほか理科部・書道部・競技かるた部なども各種大会で上位入賞を果たしており、趣味と実績を両立させているのが特徴です。部活動加入率も高く、多くの生徒が放課後の時間を部活動に費やしています。勉強だけでなく部活動にも全力で取り組む校風で、先輩後輩の仲も良く、互いに刺激し合いながら充実した高校生活を送っています。文武両道を実践できる環境が柏陽高校には整っており、部活動で培ったチームワークやリーダーシップは進学後や社会に出てからも大きな財産になるでしょう。

柏陽高等学校の学習環境・教育内容

柏陽高校は県の学力向上進学重点校に指定されているだけあり、独自の工夫を凝らした学習環境があります。授業は2学期制で行われ、1コマあたり65分授業×1日5時限を基本としています(週によっては6時限の日もあり)。長めの授業時間を確保することで、じっくりと理解を深める指導を可能にしています。高校1年次は基礎学力の充実に重点を置き、英語・数学では習熟度別クラス編成によって生徒のレベルに合わせた指導を実施します。2年次になると基礎の定着と応用力の育成に力を入れ、発展的な内容にも挑戦していきます。そして高校3年次では、生徒の希望進路に応じて大幅な科目選択が可能になります。理系・文系それぞれ豊富な選択科目が用意され、例えば理系志望者は物理や化学の発展科目を履修したり、文系志望者は地歴公民を複数科目受講したりと、自分の進路に沿ったカリキュラムを組むことができます。これにより受験対策と高校での学びを両立させることができ、実際に毎年多くの生徒が希望する大学学部に現役合格しています。

さらに柏陽高校はグローバル教育にも力を入れています。希望者対象の海外研修プログラムが複数あり、夏休みに実施されるUCLA(米国カリフォルニア大学ロサンゼルス校)での研修や、神奈川県立高校合同のアメリカ研修(3月・クレアモント大学群)、首都圏公立進学校合同のスタンフォード大学研修(7月)などが用意されています。これらの研修では現地の大学での講義体験や異文化交流を通じて国際的な視野を養うことができます。英語教育にも力を入れており、ネイティブ教員による英会話指導や、英語部によるディベート活動の支援なども行われています。ICT環境整備も進められており、電子黒板やタブレットの活用、オンライン学習への対応も徐々に充実してきています。これら手厚い教育内容の下、生徒たちは主体的に学び、将来の国際社会で活躍できる人材を目指して日々研鑽を積んでいます。柏陽高校の学習環境は「授業の柏陽」というスローガンどおり、授業を中心に据えたきめ細かな指導と、多様なプログラムによる生徒の可能性の伸長が特徴です。

柏陽高校合格実績が豊富な塾3選(臨海セミナー/ステップ/湘南ゼミナール)

柏陽高校の合格実績が豊富な塾3選


柏陽高等学校は、高い学力や緩やかで落ち着いた校風で知られており、受験生にとって志望校として非常に人気があります。その難関さから、万全の受験対策が求められ、合格実績を誇る塾のサポートを受ける受験生も多いのが現状です。ここでは、実際に多くの合格者を輩出している3つの塾をご紹介します。
※2025年3月27日時点の情報

STEP

合格実績:195名

神奈川県に特化した地域密着型の大手学習塾です。公立高校受験に強く、柏陽高校に195名合格(2025年)という県内トップクラスの合格実績を出しています。ステップは細やかなクラス分けと徹底した定期テスト対策で内申アップを図りつつ、入試直結の演習を積める点が特徴です。特にトップ校対策コースでは各校の出題傾向に合わせた問題演習や特色検査の添削指導が受けられます。卒業生からは「ステップの予想問題が本番で役立った」「同じ目標を持つ仲間と切磋琢磨できた」との声も多く、柏陽高校合格を目指す受験生にとって頼れる存在です。詳しくはこちら(公式サイト: ステップ


湘南ゼミナール

合格実績:44名

神奈川県内で多数の校舎を展開する大手進学塾で、その独自の指導法(QE授業など)により難関校への高い合格率を維持しており、柏陽高校に44名が合格(2025年)しました。毎年、多くの湘南ゼミナール生が翠嵐高校や柏陽高校に合格しており、難関校合格者数ランキングの上位に名を連ねています。入試問題の分析力にも定評があり、教育情報サイトの入試講評に協力するほど専門的な知見を持っています。湘南ゼミナールでは授業中に生徒同士が発言しあう双方向型の指導で思考力を鍛え、定期テスト対策から入試演習までバランスよく指導します。特色検査対策でもオリジナルの対策教材や記述指導が充実しており、柏陽高校志望者にも心強いサポートを提供しています。神奈川県内入試に精通した老舗塾として、多くの受験生・保護者から信頼を集めています。詳しくはこちら(公式サイト: 湘南ゼミナール

臨海セミナー

合格実績:43名

首都圏で幅広く展開する大手進学塾です。神奈川エリアでも難関校合格者数で定評があり、柏陽高校に43名合格(2025年)、難関校合格者数では神奈川拠点の塾中No.1の実績を誇ります。豊富な指導ノウハウとデータ分析力で、公立トップ校向けの特訓コースや特色検査対策講座も充実しています。柏陽高校を目指す多くの生徒が臨海セミナーに通い、個別に弱点を克服する指導や志望校別の模試を受けています。難関校入試に精通したプロ講師陣の指導は心強く、最新傾向に合わせた教材も高評価です。詳しくはこちら(公式サイト: 臨海セミナー

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この記事を書いた人

ハマジュク編集部は実際に中学受験を経験した人や、全国トップ20(県内トップ3)の学校に進学した人が揃っています。また、塾講師や家庭教師として、県内のトップ校に進学させる実績や、偏差値を30以上上げて志望校へ合格させた経験を持つメンバーで構成されております。受験や講師としての経験も踏まえて、横浜エリアを中心に中学・高校受験に役立つ情報を発信しています。

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