【2024年度】東京工業大学附属科学技術高等学校の入試変更点は?推薦基準についても解説
東京都港区に位置する「東京工業大学附属科学技術高等学校」は国立の高等学校であり偏差値は65程度と、都内にある高校全体の中でもおおよそ上位10%を誇るレベルです。
本記事では、2024年(令和6年度)入試について、入試要項に変更点はあったのか?推薦基準はどのような内容なのかを主に解説しています。
※当記事の情報は2024年3月時点のものになります。最新情報は東京工業大学附属科学技術高等学校サイトにてご確認ください。
2024年度の入試より推薦入試(Ⅱ型)を導入
東京工業大学附属科学技術高等学校は、2024年度(令和6年)入試より、新たに「推薦入試(Ⅱ型)」を導入しました。
推薦入試(Ⅱ型)の内容について説明していきます。
推薦入試(Ⅱ型)とは
従来の推薦入試(推薦I型)では、応用化学分野、情報システム分野、機械システム分野、電気電子分野、建築デザイン分野の5つの専門分野別に募集していました。
推薦Ⅱ型は、専門分野を指定しなくてよい形の推薦になります。
つまり、出願時に志望分野を指定することなく受験可能です。
推薦入試(Ⅱ型)を導入したことより2024年度(令和6年)入試より推薦入試は、2つの方法から選べる形になったということです。
募集コース | 受験対象者 | |
---|---|---|
推薦I型 | 専門分野別に募集 ・応用化学分野 ・情報システム分野 ・機械システム分野 ・電気電子分野 ・建築デザイン分野 | 出願の段階ですでに志望分野が決定している受験者が対象 |
推薦Ⅱ型 | 科学・技術科の一括募集 | 出願時に志望分野を指定していない受験者が対象 |
なお、東京工業大学附属科学技術高等学校の入試方法は、上記の推薦(推薦I型、推薦Ⅱ型)と一般入試です。
一般入試を含めた入試情報や学校詳細については、東京工業大学附属科学技術高等学校の偏差値・難易度は?学費や受験情報も紹介で記載しています。あわせてご覧いただくことをおすすめします。
推薦入試(Ⅱ型)のメリット
出願段階において、まだ専門分野を決めかねていない方や、複数の専門分野に興味がある方、科学技術において総合的に興味がある方は、推薦I型で受験できなくても推薦Ⅱ型で推薦が可能になります。
推薦入試(Ⅱ型)が導入されたことで、広く科学技術に興味のある受験生の出願を促し、受験者の選択肢も増えるということはメリットでしょう。
また、一般入試の入学者と推薦Ⅱ型の入学者は、本人の希望・適性・1年次の成績などを考慮して、1年次末に専門分野が決定する流れとなります。じっくり専門分野を決められるところもメリットです。
推薦基準の内容は?
東京工業大学附属科学技術高等学校の推薦入試を受験するためには、以下の要件を満たす必要があります。
■推薦I型
- 2024(令和6)年3月中学校・中等教育学校前期課程またはこれに準ずる学校を卒業見込み・修了見込みの者
- 本校を第1志望とし合格した場合は入学を確約できる者
- 健康で人物が優れている者
- 調査書の評定平均値が5段階評価で4.0以上かつ評定に1がない者
- 志望分野に対する志望の動機・理由が明白かつ適切である者
- 志望分野に対する適性があり本校の志望分野に関わる専門の実験・実習に適切に取り組める者
■推薦II型
- 2024(令和6)年3月中学校・中等教育学校前期課程またはこれに準ずる学校を卒業見込み・修了見込みの者
- 本校を第1志望とし合格した場合は入学を確約できる者
- 健康で人物が優れている者
- 調査書の評定平均値が5段階評価で4.0以上かつ評定に1がない者
- 本校の専門分野に対する志望の動機・理由が明白かつ適切である者
- 複数の分野に興味・関心・志望があり本校の専門の実験・実習に適切に取り組める者
※2024年度入試における推薦入試基準
推薦I型も推薦II型も、1から6の要件を全て満たし在籍する中学校長の推薦を得た者が条件となります。
まとめ
東京工業大学附属科学技術高等学校の2024年(令和6年度)、最新の入試情報について解説しました。
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