【私立中から公立高校へ志願したい方向け】神奈川県公立高等学校の入試について
本記事では、神奈川県在住で私立中学へ通う生徒が、公立高校へ志願したい場合どのような点に気をつければよいのかを主に解説しています。
2024年8月6日、神奈川県公式サイトが発信する「私立校からの受験生向けの案内」をもとにまとめております。該当する方は是非最後までご覧ください。
志願資格について
神奈川県に在住の私立中学に通う生徒が、公立高等学校へ志願するためには以下の3つの要件を満たす必要があります。
- 令和7年3月31日までに中学校等を卒業又は卒業見込みであること
- 志願者及び保護者(親権者又は未成年後見人)が神奈川県内に住所を有すること
- 平成22年4月1日以前に出生していること
この条件を満たす方であれば、どなたでも受験は可能です。
注意しておくべきケース
私立中学などから志願する場合、注意しておきたいケースがいくつかあります。よくある例について以下でまとめました。
<ケース①私立中学3年生で神奈川県内に在住だが、中学校を長期欠席しているの場合>
志願資格を満たしていれば、どなたでも志願は可能です。長期欠席していることにより、選考で不利になることはありません。
仮に、病気など特別な理由で中学校を長期間欠席した方は、選抜方法の取扱について配慮の申請も可能です。申請できる内容や申請するための条件があるので、まずは中学校の先生相談してみるとよいでしょう。
<ケース②神奈川県在住だが、志望校が所在する学区以外に住んでいる場合>
神奈川県立の高等学校と横須賀市立の高等学校には学区はありません。つまり、志望校が所在する地域に住んでいなくても受験可能ということになります。
ただし、横浜市立及び川崎市立の高等学校に関しては、それぞれの市内を学区とする場合があるので注意が必要です。学区および学区確認申請の手続きについての不明点は横浜市教育委員会及び川崎市教育委員会へお問い合わせしてみるとよいでしょう。
<ケース③神奈川県在住で、インターナショナルスクール9年生が志願する場合>
仮に、一条校(学校教育法第1条に規定する学校)に就学させず、一条校として認められていないインターナショナルスクールのみに就学させた場合、日本の法律で規定された就学義務を履行したことにはなりません。
この場合、公立高等学校の志願資格が認められていない状況なので、中学校卒業程度認定試験に合格し志願資格承認申請をおこない県教育長の承認を得る必要があります。
<ケース④在籍している私立中学校が神奈川県外に所在している場合>
志願資格を満たしていれば、受験は可能です。在籍する私立中学校等が県内であっても県外であっても、志願資格承認申請の必要はありません。
まとめ
本記事では、神奈川県内在住で私立中学などに通う生徒が公立高校へ志願したい場合どのような点に気をつければよいのかについて解説しました。
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