【県外から転入予定の生徒向け】神奈川県公立高等学校入学者選抜について
神奈川県に転入予定のある県外に住む生徒が、神奈川県の公立高校を受験する際には、どういった点に注意しておくべきなのか気になる方もいらっしゃることでしょう。
神奈川県教育局が2024年8月5日に案内した「神奈川県公立高等学校入学者選抜についての制度や手続き」について本記事でまとめました。県内に転入予定の方はぜひ参考にしてみてください。
受験資格について
神奈川県公立高等学校へ志願するためには、以下3つの要件を満たしていることが必要です。
- 令和7年3月31日までに中学校を卒業または卒業見込みであること
- 志願者及び保護者(親権者または未成年後見人)が神奈川県内に住所を有すること
- 平成22年4月1日以前に出生していること
志願時(1月下旬頃)に神奈川県に住んでいない場合、志願資格承認申請をおこない県教育長の承認を得ることで受験が可能となります。志願が認められるのは以下のような例です。
<志願資格が認められる例>
- 志願者が保護者とともに転居の予定
- 志願者が保護者の一方とともに転居の予定で、保護者のもう一方はそのまま県外に居住
- 志願者が保護者の一方とともに転居の予定で、保護者のもう一方はすでに神奈川県に在住している
志願資格が認められない例として、志願者だけが神奈川県内の親戚宅に転居の予定で、保護者は神奈川県に転居しないケースが該当します。
申請手続きについて
次に、県外居住者の「志願資格承認申請」の方法について説明します。
<申請期間>
令和6年12月2日(月)~令和7年1月15日(水)
午前9時~正午まで
午後1時~午後4時まで
<受付場所>
神奈川県教育委員会教育局指導部高校教育課
横浜市中区日本大通1神奈川県庁東庁舎6階
土曜日、日曜日、休日及び令和6年12月29日(日)~令和7年1月3日(金)までを除く期間で受付可能です。そして、申請期間の時点で県内への転居予定先住所が確定している場合のみ申し込みができます。「志願資格承認申請」の書式入手法については、神奈川県ホームページを確認するとよいでしょう。
さらに、令和6年11月30日(土)に限り、県外・海外在住の方、県内在住で私立中学校等に通われている方を対象とした入試選抜に関する説明会もおこなわれます。この説明会においても志願資格承認申請書の受付がおこなわれる予定です。
受験する学区について
県立の高等学校と横須賀市立の高等学校に学区はありません。つまり、神奈川県に在住であればどの高等学校でも基本的には志願が可能です。
ただし「市立高校」に関しては注意があります。横浜市立および川崎市立の高等学校では市内在住の受験生を学区とする可能性があります。
志願する際には、志願資格承認申請のほかに学区確認申請の手続きが必要となる可能性があります。気になる方は横浜市教育委員会、川崎市教育委員会へお問い合わせをしてみるとよいでしょう。
まとめ
本記事では、県外から転居予定の方向けの神奈川県公立高等学校入学者選抜について解説しました。
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