神奈川県立高等学校及び中等教育学校の生徒による授業評価の結果について
神奈川県では、県立高校と中等教育学校の生徒による授業評価の結果について、令和5年度(2023年度)の結果の発表がありました。
神奈川県内の全県立高校と中等教育学校(後期課程)の全生徒を対象に、各学校における教育の指導力の向上や授業の改善を図り、生徒自らが学習への取組を見つめ直しす機会とするものです。
目次
主な結果について
共通教科における「かなり当てはまる」と「ほぼ当てはまる」の合計の割合をまとめた表が以下の通りです。
単位は%、令和5年度枠内の( )は、令和元年度と比較した際の増減を表します。
質問項目 | 実施年度 | ||||||
共通小項目 | 令和元年度 | 令和2年度 | 令和3年度 | 令和4年度 | 令和5年度 | ||
授業の在り方について | 1 | 毎時間の授業や単元(内容のまとまり)のはじめに学習のねらいを示したり、毎時間の授業や単元の学習のあとに学習したことを振り返ったりする機会がある | 84.0 | 86.3 | 86.8 | 85.7 | 86.8 (+2.8) |
2 | 単元(内容のまとまり)の学習の中で、他者の考えを知り、自らの考えを広げ深める機会がある | 81.9 | 83.1 | 84.2 | 84.4 | 85.9 (+4.0) | |
3 | 単元(内容のまとまり)の学習の中で、課題について自分の考えをまとめたり、解決方法について考える場面がある | 84.2 | 86.3 | 87.1 | 87.0 | 88.4 (+4.2) | |
学習の状況について | 4 | 授業の中で身に付いたことや、できるようになったことを実感することができた | 83.9 | 86.1 | 86.9 | 86.3 | 87.6 (+3.7) |
5 | 他者の考えを知ることにより、新たな考え方を知るなど、自らの考えを広げ深めることができた | 81.4 | 82.7 | 83.8 | 84.1 | 85.6 (+4.2) | |
6 | 授業で得た知識をもとに、自分の考えをまとめたり、課題の解決方法を考えたりすることができた | 83.0 | 85.3 | 86.2 | 85.8 | 87.5 (+4.5) | |
7 | 授業で学んだことをそれまでに学んだことと関連付けて理解することができた | 84.6 | 87.0 | 87.7 | 87.3 | 88.6 (+4.0) |
今回発表があった、全ての項目について、「かなり当てはまる」と「ほぼ当てはまる」の肯定的に回答の割合は令和元年から増加傾向が見られます。
とくに設問4:「授業の中で身に付いたことや、できるようになったことを実感することができた」など授業理解度についての内容が増加していることから、授業内容が学力向上に寄与していることが見て取れます。
各学校が、「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業改善を組織的に進めてきた成果であると考えられます。
まとめ
この記事では神奈川県の県立高校と中等教育学校の生徒による授業評価の結果について、令和5年度(2023年度)の結果について解説しました。
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