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慶應義塾高等学校の偏差値・難易度は?学費や受験情報も紹介

慶應義塾高等学校の偏差値・難易度は?学費や受験情報も紹介

「子どもを慶應義塾高等学校に行かせたいが難易度はどのくらいだろう?」
「慶應義塾高等学校が子どもに合っているか特色を知りたい」

このようにお考えではありませんか?

慶應義塾高等学校では、慶應義塾大学へ推薦で内部進学できます。内部進学ができれば受験なしで慶應大学に進学できるため、高校生活は部活動や興味があることに打ち込めるでしょう。

ただ、慶應義塾高等学校は難易度が高い高校です。受験に合格するには、偏差値や難易度を把握し、しっかりした受験への対策が必要です。

本記事では、慶應義塾高等学校の特徴や難易度、学費、カリキュラム、学校行事などを詳しくお伝えします。

最後まで読めば、慶應義塾高等学校の特色や難易度がわかるため、お子さんに合っているか判断できるでしょう。

高校受験向け学習塾の選び方については「【中学生向け】高校受験のための学習塾おすすめ10選!」をご参照ください。

※当記事の情報は2023年7月時点のものになりますので、最新情報は各公式サイトにてご確認ください。

目次

神奈川県にある私立高校「慶應義塾高等学校」とは

慶應義塾高等学校は、神奈川県港北区に校舎を構える私立の男子校で、通称「塾校」と呼ばれています。

1948年に慶應義塾第一高等学校、第二高等学校の名称で設立されました。

翌年には2つの高校が統合され、慶應義塾高等学校と改称しています。同年の秋、日吉の旧大学予科校舎が米軍より返還された際に移転し、現在に至ります。

生徒総数は2,200名で、各学年18クラスです。

1年生は各学級とも、内部進学者と受験による外部入学者の比率がほぼ同じようになるよう編成されます。しかし、進級の際はクラス替えが行われます。

慶應義塾の創始者、福沢諭吉の精神に則り、独立自尊の気風に富み、自主性と気品を重んじています。将来「全社会の先導者」となる人材の育成を、教育の目的としています。

慶應義塾女子高等学校との違いは?

慶應義塾女子高等学校は、東京都港区三田に校舎を構える女子校です。

どちらも慶應義塾大学の附属高校ですが、慶應義塾高等学校は神奈川県にある男子校です

また、慶應義塾高等学校は生徒総数2,200名で、1学年が18クラスに編成されていますが、慶應義塾女子高等学校は、1学年が5クラスに編成されています。生徒の総数も大きく違います。

慶應義塾高等学校の偏差値・入試難易度

慶應義塾高等学校の受験を希望する方は、偏差値や入試難易度を把握しておく必要があります。

偏差値と2023年度入試の倍率は、次の通りです。

偏差値は76

偏差値76
神奈川県内ランキング1位/339件中
神奈川県私立ランキング1位/137件中
全国ランキング10位/9,800件中

参考:慶應義塾高等学校(神奈川県)の偏差値 2023年度最新版(みんなの高校情報)

慶應義塾高等学校の偏差値は76です。神奈川県内では、慶應義塾湘南藤沢高等部と並び、偏差値が高い高校です。

慶應義塾高等学校の受験者の主な併願校の例は以下のとおりです。

併願校例
多摩・普通科、東京工業大学附属科学技術・科学・技術科、桐蔭学園・普通科アドバンスc、市川・普通科、昭和学院秀英・普通科、戸山・普通科(男子)、明治大学付属明治・普通科(男子)、慶應義塾志木・普通科、早稲田大学本庄高等学院・普通科(男子)、早稲田大学高等学院・普通科

参考:慶應義塾高校(神奈川県)の情報(進研ゼミ 高校入試情報サイト)

倍率は2.64倍(一般入試)

2023年度の一般入試は受験者数が1,206名、合格者数が457名でした。

倍率は2.64倍です。帰国生入試は52名受験して、合格者は24名、推薦入試は89名出願して、合格者は41名であり、どちらも倍率は2.17倍でした。

参考:入試結果(慶應義塾高等学校)

慶應義塾高等学校の入試情報

慶應義塾高等学校の入試情報をお伝えします。

下記の情報は、2023年4月入学生の募集要項のため、受験を検討中の方は最新の情報をご確認ください。

合格定員

一般入試の募集人員は、帰国生若干名を含めて男子約330名、推薦入試は約40名です。

入試日程

2023年4月入学生の入試は、以下の日程でした。

スクロールできます
一般帰国生推薦
期日・第1次試験(筆記) 2023年2月10日(金) 午前8時50分~
・第1次合格発表(Web) 2023年2月12日(日) 午後1時~2月13日(月)午後11時59分
・第2次試験(面接、第1次合格者のみ) 2023年2月13日(月) (時間は第1次合格発表時に連絡)
・合格発表(Web) 2023年2月14日(火)午後1時~2月16日(木)午後3時30分
・入学手続 2023年2月15日(水) 午後1時30分~午後3時30分 2023年2月16日(木) 午後1時30分~午後3時30分
・第1次試験(筆記) 2023年2月10日(金) 午前8時50分~
・第1次合格発表(Web) 2023年2月12日(日) 午後1時~2月13日(月)午後11時59分
・第2次試験(面接、第1次合格者のみ) 2023年2月13日(月) (時間は第1次合格発表時に連絡)
・合格発表(Web) 2023年2月14日(火)午後1時~2月16日(木)午後3時30分
・入学手続 2023年2月15日(水) 午後1時30分~午後3時30分 2023年2月16日(木) 午後1時30分~午後3時30分
・第1次合格発表(Web) 2023年1月22日(日)午後1時~1月23日(月)午後11時59分
・第2次選考(面接・作文、第1次選考に合格し、第2次選考受験の手続きをした者のみ) 2023年1月23日(月) (時間は第1次合格発表時に連絡)
・合格発表(Web) 2023年1月24日(火)午後1時~1月27日(金)午後11時59分
・入学手続 2023年1月27日(金)消印有効(簡易書留による郵送)

引用元:慶應義塾高等学校ホームページ

慶應義塾高等学校の学費

慶應義塾高等学校の学費は以下の通りです。入学手続時の納付金は936,000円です。

入学金340,000円
授業料750,000円
教育充実費200,000円
保護者会費13,000円
生徒会費8,000円
合計(年額)1,311,000円

慶應義塾高等学校には、生徒が受けられる奨学金制度があります。

ただし、年によって変わることがあるので、正確な情報はHRでの伝達や正面玄関内の掲示板でご確認ください。

塾内の奨学金以外では、地方公共団体が行う奨学金制度もあります。

金額募集期間対象
小泉信三記念奨学金年間授業料の全額または半額4月上旬2年生以上(塾内進学者は全学年)
2000年記念教育基金奨学金半期授業料を基準に必要度に応じて決定する前・後期各1回を予定全学年
同窓会自宅外通学者奨学金120,000円/年首都圏外出身で一人暮らしの自宅外通学生

慶應義塾高等学校のカリキュラム

慶應義塾高等学校では、教育目標を達成させるためのカリキュラムを編成して学力の充実を図っています。

1年生

慶應義塾高等学校では、1・2年生は必修科目(選択必修科目を含む)のみを履修します。

2023年度の1年生のカリキュラムは次の通りです。芸術は音楽と美術のいずれか1科目を選択します。

科目単位数
現代の国語2
言語文化2
地理総合3
公共3
数学I3
数学A2
生物基礎3
体育2
保険2
芸術2
英語コミュニケーションI4
情報I2
HR1
合計31

引用元:慶應義塾高等学校ホームページ

2年生

2年生も必修科目(選択必修科目を含む)のみを履修します。

2年生は、第二外国語をドイツ語、フランス語、中国語からいずれか1科目選択します。

また、芸術は1年生と同じように音楽と美術のいずれか1科目を選択します。

科目単位数
古典研究4
歴史総合3
数学II4
物理基礎3
化学基礎3
体育3
芸術2
英語コミュニケーションⅡ4
第二外国語2
家庭基礎2
HR1
合計31

引用元:慶應義塾高等学校ホームページ

3年生

3年生は、必修科目だけでなく選択科目も学びます。医学部・理工学部への進学を希望する生徒は、12単位、それ以外の生徒は9単位の選択科目を履修します。

また、3年生の卒業研究は各教科のさまざまな講座の中から生徒各自が選び、論文や作品・実験記録などを作成します。

【3年】科目単位数【3年(医・理工志望)】科目単位数
現代文B-Ⅱ3現代文B-Ⅱ3
日本史B3選択社会3
地理B3地学基礎3
地学基礎3体育3
体育3CEⅢ4
CEⅢ4選択科目12
選択科目9卒業研究2
卒業研究2HR1
HR1
合計31合計31

※CEはCommunication Englishの略です。

引用元:慶應義塾高等学校ホームページ

慶應義塾高等学校の独自プログラム

慶應義塾高等学校では、日吉協育モデルと名付けた独自教育を実践しています。

その根底にある理念が正統と異端の協育です。正統と異端が指す意味は、ホームページに次のように記載されています。

正統とは「人間として、高校生として、塾生として、全員が共通して当然に身に付けるべき知識や精神、人間性」を意味する。

「異端」とは「規制の枠組みにとらわれることなく、その殻を突き破って新たなものを創り出していく、個々の傑出した能力や技量、気概」を意味する。

引用:慶應義塾高等学校ホームページ

正統と異端を兼ね備えるため、さまざまな方々の協力で生徒を育むことが「協育」です。

そのための方法が日吉協育モデルです。日吉協育モデルの実践のため、幅広い分野の多種多様な講座(協育プログラム)が開かれています。

慶應義塾高等学校の教員や卒業生、大学の先生、慶應義塾以外の法人や団体などの協力のもと、生徒が自らの知的関心や好奇心を広げる機会が提供されます。

また、慶應義塾高等学校は短期中期の留学プログラムや長期(1年間)の慶應義塾主催のボーディングスクールへの派遣プログラム、海外からの留学生の訪問など、国際交流活動にも力を入れています。

慶應義塾高等学校の学校行事

慶應義塾高等学校は3期制がとられていて、1学期は4月1日〜7月31日、2学期は8月1日~11月30日、3学期は12月1日~3月31日です。

4月〜3月の主な学校行事をご紹介します。

行事
4月・入学式 ・始業式 ・新入生歓迎行事
5月・校内球技大会
6月・第1回保護者会
7月・選択旅行
8月・選択旅行
9月・学校講演会
10月・陸上運動会 ・日吉祭
11月
12月・第2回保護者会
1月
2月・選択旅行
3月・選択旅行 ・卒業式 ・新入生ガイダンス

参考:慶應義塾高等学校ホームページ

慶應義塾高等学校には、学年全体で旅行する修学旅行はありません。

しかし、用意されたコースの中から選ぶ「選択旅行」があり、卒業するまでに1回以上参加します。

コロナ禍では、春季と夏季に日帰りコースが設定されましたが、感染拡大以前は夏季と春季に合計約20コースが設定されていました。

国内のコースは、北海道・東北・北陸・奈良京都・山陰山陽・四国・沖縄本島・御蔵島・八重山諸島・屋久島・スキー/スノボー・英国文化体験・スポーツ体験・森林ボランティア体験と、多くの選択肢があります。

海外のコースは、米国・中国・台湾が実施されていました。

今後は感染状況を確認しながら、慎重に再開準備が進められていくそうです。

慶應義塾高等学校の部活動

慶應義塾高等学校には、文化団体連盟(文化系のクラブ)が30、体育団体連盟(体育系クラブ)が44あります。

文化系のクラブには、ギター・アンサンブル、マンドリンクラブ、吹奏楽部、音楽鑑賞会などの音楽系クラブや奇術部、クイズ研究会、ディベート部、福澤研究会、鉄道研究会など、さまざまなジャンルのクラブがあります。

体育系クラブには、アメリカンフットボール部、スキー部、バレーボール部、ソフトテニス部、野球部、レスリング部など多くの部活動があるため、興味があるクラブが見つかるでしょう。

慶應技術高等学校では部活動が活発で、生徒の90%以上が加入しています。

1年生の5月までは、さまざまなクラブに参加できる仮入部制度があるため、自分に合ったクラブを見つけやすいでしょう。

複数のクラブへの入部も特に禁止はされていません。

近年は多くのクラブがインターハイや国体に出場して活躍しています。

慶應義塾高等学校の進学実績

慶應義塾高等学校の生徒の進学先は、やはり慶應大学が圧倒的に多いです。慶應義塾高等学校の進学実績をお伝えします。

内部進学

慶應義塾高等学校の生徒のほとんどは内部進学します。

2022年度卒業生数724名のうち、慶應義塾大学に推薦で進学した生徒は711名です約98%の生徒が内部進学を選んでいることになります。

慶應義塾高等学校では、慶應義塾大学への入学を第1志望とする生徒に対し、卒業年度の1回に限り、慶應義塾大学のいずれかの学部に推薦してもらえます。

しかし、学部ごとに推薦できる上限人数があるため、必ずしも第1希望の学部に推薦してもらえるとは限りません。

どの学部に推薦するかは、本人の希望を尊重しつつ、在学中3年間の成績の総合評価、適性、出席状況、授業態度などを考慮して決められます。

私立・国立・公立

慶應義塾高等学校の生徒の多くは、推薦で慶應義塾大学に内部進学するため、他の大学へ進学する生徒は少数です。

2022年度の卒業生で、内部進学以外の進路を選んだ生徒はわずか13名でした。

慶應義塾大学への推薦を辞退する生徒は、医学部・医科大学、歯学部・歯科大学などへ進む場合が多いようです。

慶應義塾高等学校の評判

慶應義塾高等学校は、ほとんどの生徒が推薦で慶應義塾大学へ内部進学します。

慶應義塾大学への進学を目指している生徒には理想的な環境です。

学校の敷地内には、日吉台野球場やアメリカンフットボール場、バレーボールコート、人工芝のグラウンド、柔道場などがあります。

学生証を提示すれば大学の図書館を利用できて、所定の手続きを取れば蔵書を借りることも可能です。

制服は黒の詰襟学生服です。夏季期間は上衣なしの略装も可ですが、カーディガンの着用は禁止されています。

自主性を重んじる校風なため、自分からさまざまなことにチャレンジしたい人に向いているでしょう。

まとめ

本記事では、慶應義塾高等学校の特徴や難易度、学費、カリキュラム、学校行事などについて解説しました。

ハマジュクでは横浜エリアを中心に中学・高校受験に関する役立つ情報を発信しています。高校受験向けの学習塾を考えている人は、ぜひ下記ページも参考にしながら自分にあった学習塾を探してみてください。

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この記事を書いた人

横浜エリアを中心に中学・高校受験に関する役立つ情報を発信しています。

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