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神奈川県公立高校の倍率の見方|志願倍率と実質倍率は何が違う?

神奈川県公立高校の倍率の見方と、志願倍率・実質倍率の違いを解説するアイキャッチ。

2026年10月更新|令和9年度(2027年2月実施)入試の制度・日程にもとづいて記載しています。

神奈川県公立高校の倍率は、入試が進むにつれて何度も公表され、そのたびに計算のもとになる数字が入れ替わります。同じ「1.5倍」でも、志願者数を募集定員で割った値と、受検者数を合格者数で割った値では意味がまったく違うものです。倍率が何回・いつ・どの計算で出てくるのか、そしてその数字を自分の受験にどう使うかは、すべて神奈川県教育委員会の公表資料から確認できます。

目次

神奈川県公立高校の倍率は、いつ・どこで公表されるか

神奈川県公立高校の倍率のもとになる数字は、すべて神奈川県教育委員会が公表しています。公表のたびに「入学者選抜実施結果」のページに資料が追加され、全日制・定時制・通信制の学校別・学科別の状況がPDFとExcelで手に入ります。民間サイトの倍率一覧も、ほぼすべてこの資料を加工したものです。数字を確かめたいときは、この一次資料に戻るのがいちばん早くなります。

令和9年度(2027年2月実施)入試の主な日程

手続き・検査期日
志願情報申請期間令和9年1月25日(月曜日)〜1月29日(金曜日)
中学校長承認期間令和9年1月25日(月曜日)〜2月1日(月曜日)
志願変更情報申請期間令和9年2月4日(木曜日)〜2月8日(月曜日)
志願変更中学校長承認期間令和9年2月4日(木曜日)〜2月9日(火曜日)
共通検査(学力検査等)令和9年2月16日(火曜日)
特色検査および面接令和9年2月16日(火曜日)〜2月18日(木曜日)
追検査令和9年2月22日(月曜日)
合格者発表令和9年2月26日(金曜日)
定通分割選抜 募集期間令和9年3月4日(木曜日)・3月5日(金曜日)
定通分割選抜 学力検査等令和9年3月15日(月曜日)
定通分割選抜 合格者発表令和9年3月19日(金曜日)

[出典]

上の日程表に、倍率そのものの公表日は含まれていません。倍率のもとになる志願者数や受検者数の資料は、各手続きの締切後に順次公開されます。

自分がいま見ている倍率は、どの段階のものか

倍率を見るときに最初に確かめるのは、その数字が入試のどの時点のものかという点です。志願変更の前か後か、学力検査の前か後か、合格発表の前か後かで、同じ学校の倍率は別の値になります。

見分け方はシンプルです。数字の出どころになった資料名を確かめてください。神奈川県教育委員会の資料名には「志願締切時」「志願変更締切時」「学力検査等受検者数等」「合格者数」という語が入っており、これがそのまま段階を示します。民間サイトの数字を見ているときは、そのページが出典として挙げている資料名を確認すると、段階が特定できます。

段階ごとの違いは、次章「神奈川県の公立高校倍率は『5回』目にする|段階ごとの違いと公表時期」の表にまとめています。

全日制全体の倍率と前年度からの動き

全日制全体の倍率は、県教育委員会が各段階の「集計結果の概要」で公表しています。学校別の資料とは別に、全日制・定時制・通信制それぞれの募集人員、志願者数または受検者数、平均競争率、前年度の平均競争率が1枚にまとまった資料が用意されます。全体感をつかむだけなら、この概要だけで十分でしょう。

倍率が高い高校・低い高校の早見表

倍率の高い学校と、募集定員に志願者数が届かなかった学校は、県教育委員会の学校別資料で確認できます。県教育委員会の学校別資料には「前年度競争率」の列があるため、今年度と前年度を同じ行で比べられます。

神奈川県の公立高校倍率は「5回」目にする|段階ごとの違いと公表時期

神奈川県公立高校の倍率は、入試の進行に合わせて5回、受験生の目に触れます。そのたびに分子と分母が入れ替わるため、同じ「倍率」という言葉でも指しているものは別物です。段階をそろえずに比べると、上がった下がったの判断を誤ります。

もう1つ押さえておきたいのは、神奈川県教育委員会が資料で使っている語が「倍率」ではなく競争率である点です。「志願倍率」「受検倍率」「実質倍率」「最終倍率」は、いずれもメディアや塾が読者に分かりやすくするために使っている通称で、県の公式な用語ではありません。呼び名ではなく、計算式で見分けてください。

進路希望調査、志願締切、志願変更締切、学力検査、合格発表の5段階と、各段階で確認する人数を示す。希望調査は出願とは異なる。

倍率が目に触れる5つの段階

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段階本記事での呼び方もとになる県教育委員会の資料公表時期の目安分子分母この数字で分かること
①進路希望調査の倍率(暫定倍率)公立中学校等卒業予定者の進路希望の状況11月下旬(調査基準日は10月20日)進学希望者数募集定員志望動向のおおまかな傾向。県は倍率を算出していない
②志願倍率志願締切時志願状況1月末(志願情報申請の締切後)志願者数募集定員出願時点の集まり方。この後の志願変更で動く
③確定志願倍率志願変更締切時志願状況2月上旬(志願変更の締切後)志願変更締切時の志願者数募集定員受検する学校が確定した状態の数字
④受検倍率学力検査等受検状況学力検査日(令和9年度は2月16日)受検者数募集定員欠席・受検放棄を差し引いた実勢
⑤実質倍率合格者数合格者発表日(令和9年度は2月26日)受検者数−受検後取消者数合格者数何人受けて何人が合格したか

※①〜④の分母は募集定員(募集人員)です。⑤だけは分母が合格者数に変わります。

※②〜⑤は県教育委員会の資料に「競争率」として数値が載っています。①は希望人数と募集定員が並んで示されるだけで、県は割り算をしていません。

※公表時期は令和8年度(2026年2月実施)の実績にもとづく目安です。

①進路希望調査の倍率|11月下旬に出る「暫定倍率」

進路希望調査の倍率とは、中学3年生がどの高校を希望しているかを10月20日時点で集計し、募集定員で割った参考値です。神奈川県が11月に「公立中学校等卒業予定者の進路希望の状況」として公表します。令和7年度の調査は県内の公立中学校406校と義務教育学校後期課程5校の卒業予定者66,355人が対象でした。[出典]

学校別の希望状況は「第10表 県内公立高等学校進学希望者の高等学校別希望状況」にまとまっており、希望人数と募集定員が並んで載っています。県が倍率という数値を出しているわけではなく、この2つを割ってメディアや塾が「暫定倍率」と呼んでいる、というのが実態です。資料自体にも、これは進路希望の調査であって入学志願状況ではない、という趣旨の注意書きが添えられています。

この段階の数字は、実際の出願とかなりずれます。希望を書いた時点から出願までに3か月あり、模試の結果や私立の併願先が決まるにつれて志望は動きます。この時点の倍率だけを見て志望校を変える判断は、まだ材料が足りません。

②志願倍率|1月末に出る最初の実数

志願倍率とは、志願者数を募集定員で割った倍率です。志願情報申請の締切後に、県教育委員会が「一般募集共通選抜等の志願者数について」として公表します。令和8年度は1月30日の公表でした。

学校別の資料では、列が「募集定員(A)」「志願者数(B)」「競争率(B/A)」「前年度競争率」という並びになっています。前年度の競争率が同じ行に載っているため、同じ学校の前年からの動きはこの資料だけで確認できます。[出典]

この段階は志願変更の前です。報じられる回数がいちばん多い数字ですが、この後の志願変更でほぼ動きます。志願変更前の倍率を「今年の倍率」として記憶してしまうと、後の数字と食い違います。

③確定志願倍率|2月上旬に出る「受検校が確定した倍率」

確定志願倍率とは、志願変更の締切後に確定した志願者数を募集定員で割った倍率です。県教育委員会は「志願者数(志願変更締切時)について」として公表します。令和8年度は2月9日でした。

この資料の学校別の表は、列の作りが②とは違います。「募集定員(A)」「1月30日志願者数(B)」「2月9日志願者数(C)」「2月9日(C−B)」「競争率(C/A)」「前年度競争率」という並びで、志願変更で何人動いたかが(C−B)の列にそのまま出ています。志願変更の実際の動きを知りたいときに使える列です。[出典]

「最終倍率」という言い方でこの段階を指すサイトもありますが、この後も欠席や受検放棄で数字は動きます。受検する学校が確定した、という意味での確定です。

④受検倍率|学力検査日に出る実勢の倍率

受検倍率とは、実際に学力検査を受けた人数を募集定員で割った倍率です。県教育委員会は学力検査日に「学力検査等受検者数等について」を公表します。令和8年度は学力検査日と同じ2月17日に出ました。

この資料には細かいただし書きが付いています。受検者数は3教科目である数学の検査が終わった時点の人数で数えられており、学力検査を実施しない普通科クリエイティブスクール、単位制総合学科クリエイティブスクール、連携募集は集計から除かれています。母数が③までとは違うため、③の全体倍率と④の全体倍率を単純に引き算すると、差の意味を取り違えかねません。[出典]

志願していても当日欠席する受験生が一定数いるため、④は③より下がるのが通例です。

⑤実質倍率|合格発表日に確定する、最も実態に近い倍率

実質倍率とは、実際に受検した人数を合格者数で割った倍率です。合格者発表日に公表される「合格者数並びに二次募集について」の資料から確認できます。令和8年度は2月27日の公表でした。

学校別の表では、競争率が (A+B−D)/C という式で示されています。(A)が学力検査日の受検者数、(B)が追検査の受検者数、(D)が受検後取消者数、(C)が合格者数です。つまり、受検した人数から途中で受検を取り消した人数を引き、それを合格者数で割った値が県の言う競争率にあたります。[出典]

志願倍率は志願者数を募集定員で割る。実質倍率は追検査を含む受検者数から受検後取消者数を引き、合格者数で割ることを比較した図。

分母が募集定員ではなく合格者数である点が、①〜④との決定的な違いです。 合格者数は募集定員と一致しません。募集定員より多く合格者を出す学科もあれば、募集定員に届かない学科もあります。そのため、実質倍率は募集定員を分母にした倍率と直接は比べられません。同じ資料には、共通選抜の募集人員から合格者数を引いた「欠員」の列も用意されています。

「最終倍率」が指すものはサイトによって違う

「最終倍率」は神奈川県教育委員会の公式な用語ではありません。サイトによって③確定志願倍率・④受検倍率・⑤実質倍率のいずれかを指しており、独自の計算式を使っている例もあります。数字を比べる前に、まず定義を確かめてください。

実際に起きていることは、次のようなことです。定員割れの学科では、合格者数が受検者数とほぼ同じ数になります。⑤の式のまま計算すると、こうした学科の倍率は1.00倍前後に張り付き、どれくらい定員に届いていないのかが読み取れません。そこで、定員を超えた学科は合格者数を分母に、定員に届かなかった学科は募集定員を分母に、と切り替えて表示するサイトがあります。読者にとって分かりやすくするための工夫であって、誤りではありません。ただしそれは県教育委員会の定義ではないため、同じ学校の同じ年度でも、参照するサイトによって数字が変わります。

本記事では「最終倍率」という語は使いません。 合格発表日に確定する倍率は⑤実質倍率と呼び、分母は合格者数であることを毎回明示します。志願変更後の倍率は③確定志願倍率と呼びます。他サイトの数字と突き合わせるときは、呼び名ではなく「分子と分母が何か」で照合してください。

神奈川県公立高校の倍率一覧はどこで見るか|課程・学科の区分

倍率一覧を見るときは、課程と学科の区分をそろえてください。神奈川県教育委員会の資料は、普通科とクリエイティブスクール、専門学科、単位制、定時制・通信制、特別募集等という区分で並んでいます。区分をまたいで平均を取ると、母数の性質が違うものを混ぜることになります。

年度ごとの全校・全学科の一覧は、県教育委員会の「入学者選抜実施結果」のページにまとまっています。

普通科・クリエイティブスクール

全日制の普通科は学校数・募集人員ともに最も規模が大きく、全体の倍率をほぼ決めます。同じ普通科でも、単位制の普通科は学科別集計で別枠として扱われるため、平均を出すときは分けてください。

クリエイティブスクールは選考方法が普通科の他校とは異なります。学力検査を実施せず、面接等で選考するため、県教育委員会の学力検査等受検状況の集計からも除かれています。同じ「普通科」の欄に並んでいても、倍率の意味は他校と同じではありません。

面接についても補足しておきます。全校一律の面接は令和6年度選抜から廃止されました。 現在の面接は特色検査の一種として位置づけられ、校長が必要と判断した学校のみが実施します。クリエイティブスクールでは実施されます。実施校は年度で変わるため、志望校が該当するかどうかは県教育委員会の「特色検査の概要」で毎年確認してください。[出典]

専門学科

専門学科は、農業・工業・商業・水産・家庭・看護・国際・理数などに分かれます。学校ごと・学科ごとの募集人員が小さいことが多く、数名の増減で倍率が大きく振れます。

たとえば募集人員が40人の学科では、志願者が4人増えるだけで倍率は0.10ポイント動きます。募集人員が360人の普通科で同じ0.10ポイントを動かすには36人必要です。専門学科の倍率が前年から大きく変わっていても、それがそのまま人気の変化を示しているとは限りません。前年・前々年と3年分を並べて、振れ幅の中に収まっているかどうかを見たほうが実態に近づきます。

単位制

単位制には、普通科の単位制と専門学科の単位制があります。県教育委員会の集計では単位制普通科が独立した区分になるため、普通科全体の平均倍率とは分けて見てください。

単位制の学校は学びの仕組みが学年制と異なり、志望する層も一部が重なりません。学年制の普通科と単位制普通科を同じ偏差値帯だからという理由だけで並べて比べると、倍率の背景にある志望動向を読み違えます。

定時制・通信制

定時制・通信制の倍率は、共通選抜の段階だけでは最終的な状況が分かりません。共通選抜のあとに定通分割選抜が実施され、そこでもう一度、募集・志願変更・学力検査・合格発表の一連が繰り返されるためです。

令和9年度の定通分割選抜は、募集期間が3月4日・5日、志願変更期日が3月8日、学力検査等が3月15日、合格者発表が3月19日です。倍率の資料もこのスケジュールに沿って別に公表されます。令和8年度は、定通分割選抜の志願者数が3月6日、志願変更締切時が3月9日、合格者数が3月19日に公表されました。[出典]

特別募集・連携募集・二次募集

特別募集には、海外帰国生徒・在県外国人等の特別募集、インクルーシブ教育実践推進校特別募集などがあります。連携募集は連携型中高一貫教育を行う学校で実施されます。いずれも一般募集とは募集人員も選考方法も別枠のため、一般募集の倍率と合算しないでください。

二次募集は、共通選抜の合格発表後に、募集人員に満たなかった学校・学科で実施されます。実施校の一覧は合格者数の資料に「二次募集実施校一覧」として添付され、学校名・学科名・募集人員・特色検査の有無・提出書類が示されます。令和8年度は、二次募集の志願者数が3月4日、志願変更締切時が3月6日、合格者数が3月13日に公表されました。定員割れの学校は、この二次募集の候補になります。

倍率一覧の見方と、絞り込みの5つの観点

倍率の数字そのものだけを見ても、判断材料としては足りません。前年度からの動きと、同じレンジの他校との相対で見ると使えます。一覧表は次の順番で見てください。

  1. 自分の志望校の行を探す。 学校名で検索し、今年度の倍率と前年度の倍率を並べて見ます。
  2. 前年度からの増減を確認する。 県教育委員会の資料には前年度競争率の列があるため、そのまま比較できます。
  3. 同じ地区・同じレンジの学校と見比べる。 志望校だけ上がったのか、周辺の学校もそろって上がったのかで意味が変わります。
  4. 定員割れの学校を確認する。 1.00倍未満の学科は、二次募集が実施される可能性があります。
  5. 段階をそろえる。 前年度の数字と比べるときは、志願倍率どうし、実質倍率どうしで比べます。

この5つを確認したうえで、次章「倍率が高い=難しい、ではない|神奈川の倍率の正しい読み方」へ進んでください。

倍率が高い=難しい、ではない|神奈川の倍率の正しい読み方

倍率は、その学校の入りやすさを直接には表しません。倍率が同じでも、受ける人たちの学力層と、その学校の選考方法が違えば、合格に必要な得点はまったく変わります。神奈川県公立高校の選考は学校ごとに比率が異なるため、この差が小さくありません。

倍率を見たあとに確認すべきなのは、自分の持ち点を志望校の選考式に当てはめた結果です。

倍率より先に見るべきは「第1次選考の計算式に自分の点を入れた結果」

神奈川県公立高校の選考は2段階です。第1次選考で募集人員の90%までを決め、残りを第2次選考で決めます。使う資料が段階ごとに違う点が最大の特徴です。

第1次選考は S1=調査書の評定(a)×f + 学力検査(b)×g + 特色検査(d)×i で計算します。(a)は調査書の評定を100点満点に換算した数値、(b)は学力検査の合計点を100点満点に換算した数値です。f と g は合計が10になる2以上の整数で、学校ごとに定められています。[出典]

第2次選考は募集人員までを決める段階で、調査書の評定を使いません。 式は S2=学力検査(b)×g′ + 主体的に学習に取り組む態度(c)×h′ + 特色検査(d)×i′ です。(c)は中学3年の「主体的に学習に取り組む態度」の評価をA=3点・B=2点・C=1点で合計したものを換算した数値です。g′ と h′ も合計が10になる2以上の整数で、学校が定めます。内申・学力検査・主体的に学習に取り組む態度・特色検査を1つの比率でまとめて合計するわけではありません。

もとになる持ち点は、調査書の評定が中学2年の9教科45点満点と中学3年の9教科45点満点を2倍したものの合計で135点満点、学力検査が国語・社会・数学・理科・英語の5教科各100点で500点満点です。

選考比率 f:g=3:7 の学校と選考比率 f:g=5:5 の学校では、同じ倍率でも勝負の構図が別物です。3:7の学校は学力検査の比重が大きいため、内申が届いていなくても当日点で押し返せる余地があります。5:5の学校では、内申の差を当日点だけで埋めるのは難しくなります。倍率の数字は、この構図の違いを何も教えてくれません。

なお、選考比率を書くときに「倍率3:7」という言い方はしないでください。倍率と選考比率は別のものです。

持ち点の出し方と、あと何点必要かの逆算は、後半の「倍率を見たあとにやること|自分の持ち点を出して志望校の基準と照らす」で専用記事へご案内します。

倍率どうしを比べられないのは「母集団が違う」から

倍率1.5倍のトップ校と、倍率1.5倍の中位校では、受けている人たちの学力層が違います。倍率という数字は、何人が同じ枠を争っているかを表すだけで、その中で自分が何番目にいるかは教えてくれません。

学力向上進学重点校のような学校は、出願する時点ですでに学力層が絞られています。1.5倍という数字が同じでも、上位1.5人に1人に入る難しさは、志望者の分布によってまったく違います。逆に、倍率が下がった年ほど合格ラインも下がるとは限りません。抜けたのが合否ラインの下側にいた層であれば、上位の争いはほとんど変わらないためです。

専門学科や小規模の学科では、この読み違いがさらに起きやすくなります。募集人員が小さいぶん、数名の動きで倍率が跳ねるためです。

倍率のかわりに使えるのが模試の判定です。模試は同じ問題を同じ母集団が受けて順位を出しているため、志望者の中での自分の位置が数字で分かります。倍率よりも、模試の判定と過去問の得点のほうが、合否可能性の見立てには直接つながります。

重点化がある学校は、倍率が同じでも必要な得点の「形」が違う

重点化とは、学校が指定した教科について、調査書の評定や学力検査の得点を2倍などに換算する措置です。神奈川県公立高校では、調査書の評定は3教科まで各2倍以内、学力検査の得点は2教科まで各2倍以内の範囲で重点化できます。[出典]

重点化がある学校では、実質の満点そのものが変わります。学力検査で数学と英語を2倍にする学校なら、5教科の合計点が同じ受験生でも、数学と英語で稼いでいる人のほうが有利になります。国語と社会で稼いでいる人は、同じ合計点でも換算後の得点が下がる計算です。

倍率が0.1ポイント上がったことより、志望校の重点化教科が自分の得意教科と噛み合っているかどうかのほうが、合否には直接効きます。志望校を変えるかどうかを考える前に、選考基準の重点化欄を確認してください。

定員割れでも不合格になることはある

倍率が1.00倍を下回っていても、受検した全員が合格するとは限りません。合格者は第1次選考・第2次選考の計算結果の高い順に決まる仕組みで、募集人員に達していないから自動的に全員が合格する、という規定にはなっていません。

県教育委員会の合格者数の資料は、この状況を読み取れる作りになっています。学校別の表には、競争率の列と並んで「欠員」の列があります。欠員は共通選抜の募集人員から合格者数を引いた数です。つまり、募集人員に届かなかった学校でも、受検者数と合格者数は別々に記録されます。

不安を持つ必要はありませんが、「倍率1.00倍未満=全員合格」という前提で志望校を選ぶのは、根拠としては弱いといえます。定員に届かなかった学科は二次募集の対象になりやすいため、その日程もあわせて確認しておくと選択肢が広がります。

倍率の数字だけでは、志望校に届くかどうかは判断できません。 調査書の評定・学力検査・特色検査を志望校の比率に当てはめて、あと何点必要かを出すのが次の段階になります。ご家庭だけで計算するのが難しい場合は、模試の判定や塾の学習相談を使って、客観的に確認する方法もあります。塾の比べ方は中学生の塾の選び方にまとめています。

志願変更で倍率はどう動くか|変更すべき場合・すべきでない場合

志願変更では毎年一定数の受験生が動き、倍率は変わります。ただし全員が同じ倍率情報を見て動くため、「倍率が下がりそうだから」という理由での変更は裏目に出ることがあります。志願変更の判断は倍率ではなく、自分の持ち点と、変更先で3年間を過ごすことに納得できるかどうかで決めるのが現実的です。

令和9年度の志願変更情報申請期間は2027年2月4日(木曜日)から2月8日(月曜日)までです。

志願変更前と確定志願倍率で、実際にどれくらい動いたか

志願変更でどれくらい動くかは、県教育委員会の資料で直接確認できます。志願変更締切時の学校別資料には、志願締切時の志願者数(B)と志願変更締切時の志願者数(C)、その差である(C−B)の列が並んでいます。学校ごとに何人増えて何人減ったかが、そのまま読み取れる作りです。[出典]

倍率を見て志願変更を検討する価値があるケース/根拠として弱いケース

志願変更を検討する価値があるのは、倍率そのものより「自分の持ち点が明らかに届いていない」と分かった場合です。倍率が上がったという理由だけで変更するのは、根拠としては弱くなります。

検討する前に、次の5点を確認してください。

  1. 志望校の第1次選考の比率に、自分の調査書の評定と模試の得点を当てはめて計算したか
  2. 志望校の重点化教科と、自分の得意教科は噛み合っているか
  3. 変更先の学校で3年間を過ごすことに、本人が納得できるか
  4. 私立の併願校を押さえてあるか
  5. 変更先の学校も同じように志願者が動く可能性を織り込んだか
志願変更の前に、選考比率、重点化、本人の希望、併願先、変更先の志願者の動きを確認し、先生と相談するための図解。

この5点のうち1と2を確認していない段階での変更は、判断材料が倍率だけになります。3を飛ばした変更は、合格した後で本人が通い続けられるかという別の問題を残します。

逆に、次のような理由だけで変更するのは、根拠として弱いと考えてください。倍率が前年より上がったから。友人が変えたから。SNSで不安になったから。いずれも、自分の持ち点と志望校の選考基準の関係を何も変えていません。

判断が固まらないときは、中学校の先生や塾に、模試の判定と志望校の選考比率を持って相談してください。倍率だけを見て一人で決めるより、材料がそろいます。

志願変更の手続きと期限

令和9年度の志願変更情報申請期間は、2027年2月4日(木曜日)から2月8日(月曜日)までです。中学校長の承認期間は2月4日(木曜日)から2月9日(火曜日)までとなっています。[出典]

手続き令和9年度の期間
志願情報申請令和9年1月25日(月曜日)〜1月29日(金曜日)
志願変更情報申請令和9年2月4日(木曜日)〜2月8日(月曜日)
学力検査令和9年2月16日(火曜日)
合格者発表令和9年2月26日(金曜日)

締切の時刻や、中学校での手続きの締切は学校ごとに異なります。志願変更を検討する場合は、県の締切日ではなく、在籍中学校が指定する期日で動いてください。

前年度との比較・経年変化|今年の倍率は高いのか低いのか

倍率の高低を判断するときは、必ず同じ段階どうしで比べてください。前年度の実質倍率と今年度の志願倍率を並べても、分母も分子も違うため意味のある比較になりません。県教育委員会の学校別資料には「前年度競争率」の列があり、これは同じ段階どうしで並べられています。

もう1つ、倍率は志願者数と募集定員の比なので、志望動向が変わらなくても、卒業予定者数や募集定員が動けば倍率は動きます。単年の数字だけで人気の変化を語ることはできません。

倍率を前年と比較するときは、段階、課程・学科、計算式、募集定員の変更の4点を確認する。

全日制全体の倍率推移

全日制全体の倍率は、各段階の「集計結果の概要」に平均競争率と前年度の平均競争率が並んで載っています。経年で見るときは、この概要の数字を段階ごとに分けて並べてください。

比較のときに1点だけ注意があります。学力検査等受検状況の集計は、学力検査を実施しないクリエイティブスクールと連携募集を除いて算出されています。志願段階の母数とは学校数・募集人員が違うため、志願倍率と受検倍率の差を「欠席者の分」とだけ読むのは正確ではありません。

学力向上進学重点校・エントリー校の倍率推移

学力向上進学重点校とエントリー校は、特色検査として自己表現検査を実施するグループです。志望する層が他校と一部異なるため、全体の倍率とは別の動き方をすることがあります。

令和9年度(2027年2月実施)入試からは、すべての学力向上進学重点校とすべてのエントリー校の県立高校で、共通問題と共通選択問題を用いて自己表現検査が実施されます。[出典]

中学卒業予定者数の推移が倍率に与える影響

倍率は志願者数を募集定員で割った値なので、県内の中学卒業予定者数が減れば、志望動向が変わらなくても倍率は下がります。倍率の増減を人気の変化とだけ読むのは正確ではありません。

卒業予定者数は、県が11月に公表する「公立中学校等卒業予定者の進路希望の状況」で確認できます。令和7年度の調査では、県内の公立中学校406校と義務教育学校後期課程5校の令和8年3月卒業予定者が66,355人でした。[出典]

募集定員の側も動きます。学級増減や学校の再編があれば、志願者数が同じでも倍率は変わります。全日制の実施校数は年度によって増減しており、令和8年度は139校でした。倍率が前年より下がった年に、それが志願者の減少によるものか、募集定員の増加によるものか、卒業予定者数そのものの減少によるものかは、この3つを並べないと分かりません。どれか1つを主因と決めつけずに、要因の1つとして扱ってください。

倍率を見たあとにやること|自分の持ち点を出して志望校の基準と照らす

倍率を確認したら、次にやるのは志望校の選考式に自分の点を入れて、あと何点必要かを出すことです。持ち点の出し方と合格ラインの逆算は、専用の記事で手順を追って解説しています。

倍率を確認した後、内申と模試結果を整理し、志望校の選考比率・重点化・特色検査を確認して、面談で得点目標と学習計画を相談する流れ。

自分の持ち点の出し方|内申135点満点と学力検査500点満点

調査書の評定は、中学2年の9教科45点満点と、中学3年の9教科45点満点を2倍した90点の合計で、135点満点です。中学3年の評定が2倍で計算される点が神奈川県の特徴で、ここを45点満点と思ったまま計算すると、持ち点の見積もりがまるごとずれます。学力検査は国語・社会・数学・理科・英語の5教科、各100点で500点満点です。

第1次選考では、この2つをそれぞれ100点満点に換算したうえで、学校ごとの比率 f:g で合計します。特色検査を実施する学校は、その得点も換算して加算する仕組みです。第2次選考では調査書の評定を使わず、学力検査と主体的に学習に取り組む態度、特色検査で選考します。

学力検査の得点は、まだ受けていない段階では模試や過去問の得点で代用します。志望校の f:g 比率・特色検査の比率・重点化の有無は、県教育委員会の選考基準で確認できます。

ここから先、実際に式へ数字を入れて「あと何点必要か」を出す手順は、神奈川県公立高校の合格ラインの読み方にまとめています。

それでも判断が難しいときの選択肢

計算しても、届くかどうかの判断は簡単ではありません。持ち点が出せても、その点数がその学校で何番目にあたるかは分からないためです。

判断材料を増やす方法は3つあります。1つ目は模試の判定です。同じ志望校を書いた受験生の中での位置が数字で出ます。2つ目は中学校の三者面談で、同じ中学校からその学校を受けた過去の生徒の状況を踏まえた見立てが得られます。3つ目は塾の学習相談で、志望校の選考比率と重点化を踏まえた具体的な得点計画まで踏み込めるのが特徴です。

どれか1つで決める必要はありません。模試の判定と学校の面談で見立てが割れることもあり、そのときは判断材料が増えたと考えてください。

倍率は、志望校を決める材料の1つにすぎません。最後に見るのは、今の調査書の評定と得点で、その学校の選考基準にどれくらい届いているかです。模試の判定や学習相談を使うと、母集団をそろえた客観的な位置が分かります。塾の学習相談・体験授業は無料で受けられるところが多いため、比較したうえで2〜3校に絞って試してみる進め方が現実的です。神奈川で高校受験に対応する塾は高校受験の塾おすすめで比べています。

このページの出典・集計方法・更新履歴

本ページの制度・日程・計算式は、すべて神奈川県教育委員会の公表資料にもとづいています。

出典一覧

資料名公表時期URL
神奈川県公立高等学校入学者選抜制度について随時更新https://www.pref.kanagawa.jp/docs/dc4/nyusen/nyusen/nyusenseidogaiyou.html
令和9年度 選考基準・特色検査の概要例年6〜8月https://www.pref.kanagawa.jp/docs/dc4/nyusen/nyusen/senko_kijun.html
令和9年度 選考基準 共通選抜(全日制)例年6〜8月https://www.pref.kanagawa.jp/documents/63368/01_kyoutsu_zennichi.pdf
令和9年度 特色検査の概要例年6〜8月https://www.pref.kanagawa.jp/documents/63368/06_tokushoku.pdf
令和9年度 神奈川県公立高等学校入学者選抜の主な日程等例年秋https://www.pref.kanagawa.jp/docs/dc4/nyusen/nyusen/r9/r9nyusen-nittei.html
令和8年度公立高等学校入学者選抜実施結果1月〜3月https://www.pref.kanagawa.jp/docs/dc4/nyusen/jisshikekka/r8.html
令和8年度 志願者数について令和8年1月30日https://www.pref.kanagawa.jp/docs/dc4/nyusen/jisshikekka/r8shigansyasu.html
令和8年度 志願者数(志願変更締切時)について令和8年2月9日https://www.pref.kanagawa.jp/docs/dc4/nyusen/jisshikekka/r8shihenjishigansyasu.html
令和8年度 学力検査等受検者数等について令和8年2月17日https://www.pref.kanagawa.jp/docs/dc4/nyusen/jisshikekka/r8jukensyasu.html
令和8年度 合格者数並びに二次募集について令和8年2月27日https://www.pref.kanagawa.jp/docs/dc4/nyusen/jisshikekka/r8gokakusyasu.html
令和7年度 公立中学校等卒業予定者の進路希望の状況令和7年11月https://www.pref.kanagawa.jp/docs/t8d/edu_stat/jr_high_course_hope/r07_result.html
神奈川の教育統計随時更新https://www.pref.kanagawa.jp/docs/t8d/edu_stat/top_page.html

集計方法と注記

本記事で使う倍率の呼び方と計算式は、次のとおりです。

本記事での呼び方計算式県教育委員会の資料での表記
進路希望調査の倍率進学希望者数 ÷ 募集定員県は算出していない(希望人数と募集定員を並記)
志願倍率志願者数 ÷ 募集定員競争率(B/A)
確定志願倍率志願変更締切時の志願者数 ÷ 募集定員競争率(C/A)
受検倍率受検者数 ÷ 募集定員競争率
実質倍率(受検者数−受検後取消者数)÷ 合格者数競争率(A+B−D)/C

用語について3点、あらかじめお伝えします。第1に、神奈川県教育委員会の資料で使われている語は「競争率」です。本記事の「志願倍率」「実質倍率」などの呼び方は、段階を区別するために本記事が用いている通称です。第2に、本記事では「最終倍率」という語を使いません。第3に、本ページと他サイトで数値が異なる場合、その多くは段階の違いか計算式の違いによるものです。比べるときは定義をご確認ください。

数値の状態は「※速報値」「※確定値」「※未取得」のいずれかで表示します。転記の誤りにお気づきの場合は、お問い合わせフォーム(https://hamajyuku.com/contact/)からご連絡ください。

更新履歴

更新日時更新内容反映した資料
2026-10-25新規公開。令和9年度の日程・選考基準・特色検査の概要を反映令和9年度 主な日程等/選考基準/特色検査の概要

次回更新予定:令和9年度 選考基準の改定確認(例年6〜8月)および進路希望調査の公表後(例年11月下旬)

よくある質問

神奈川県公立高校の倍率はいつ発表されますか?

倍率のもとになる数字は、入試の進行に合わせて複数回公表されます。志願者数が1月末、志願変更締切時の志願者数が2月上旬、学力検査等受検者数が学力検査日、合格者数が合格者発表日という流れです。このほか、前年の11月に進路希望調査の結果が公表されます。

志願倍率と最終倍率は何が違いますか?

志願倍率は志願者数を募集定員で割った値で、出願時点の集まり方を示します。「最終倍率」は神奈川県教育委員会の公式な用語ではなく、サイトによって志願変更締切時・学力検査日・合格発表日のいずれかの数字を指しています。比べるときは、呼び名ではなく分子と分母で確認してください。

実質倍率とは何ですか?

実質倍率とは、実際に受検した人数を合格者数で割った倍率です。合格者発表日に公表される合格者数の資料から算出でき、県教育委員会の学校別資料では(A+B−D)/Cという式で示されています。何人が受けて何人が合格したかを表すため、最も実態に近い数字です。

倍率が高いと合格は難しくなりますか?

倍率の高さは、合格の難しさと直接には結びつきません。同じ倍率でも、受けている人たちの学力層と、その学校の選考比率・重点化が違えば、必要な得点は変わります。倍率よりも、志望校の第1次選考の式に自分の点を入れた結果と、模試の判定を見てください。

定員割れの高校は全員合格できますか?

募集人員に届いていない場合でも、受検した全員が合格するとは限りません。合格者は選考の計算結果の高い順に決まる仕組みで、定員に満たなければ自動的に全員合格になるという規定にはなっていません。県教育委員会の合格者数の資料には、募集人員から合格者数を引いた「欠員」の列が用意されています。

志願変更で倍率はどのくらい変わりますか?

学校によって幅があります。県教育委員会の志願変更締切時の資料には、志願締切時からの増減がそのまま列として載っているため、実際の動きを学校ごとに確認できます。

志願変更はいつまでにすればいいですか?

令和9年度(2027年2月実施)入試の志願変更情報申請期間は、2027年2月4日(木曜日)から2月8日(月曜日)までです。中学校を通す手続きの締切は在籍中学校ごとに設定されるため、県の締切日より前に動く必要があります。

倍率が低い高校を選んだほうが得ですか?

倍率が低いことは、合格しやすさを保証しません。倍率が低い学校でも、選考の計算結果が基準に届かなければ合格にはなりません。合格した後は3年間その学校に通うことになるため、通学時間・校風・進路実績を含めて考えたほうが、後から選び直す必要が生じにくくなります。

二次募集はどの高校で実施されますか?

二次募集は、共通選抜の合格発表後に、募集人員に満たなかった学校・学科で実施されます。実施校の一覧は、合格者数の資料に「二次募集実施校一覧」として添付され、学校名・学科名・募集人員・特色検査の有無・提出書類が示されます。年度によって実施校は変わるため、最新年度の資料でご確認ください。

前年度の倍率はどこで見られますか?

神奈川県教育委員会の入学者選抜実施結果のページに、年度別の資料が残っています。学校別の資料には「前年度競争率」の列があるため、1つの資料で2年分を確認できます。ハマジュクの学校別ページにも、各校の5年分の競争率を載せています。

特色検査を実施する高校の倍率は高いですか?

高いとは言い切れません。特色検査を実施する学校には学力向上進学重点校とエントリー校が含まれますが、倍率は年度や学校によって上下します。令和9年度からは、すべての学力向上進学重点校とエントリー校の県立高校で共通問題と共通選択問題を用いた自己表現検査が実施されるため、志望動向への影響は今後の推移で確認する必要があります。

まとめ|倍率は「材料のひとつ」として使う

神奈川県公立高校の倍率の見方を整理しました。要点は3つです。

  1. 倍率は入試の進行に合わせて5回、目に触れる。 進路希望調査・志願・志願変更後・学力検査日・合格発表日で、分子と分母が入れ替わります。⑤実質倍率だけは分母が合格者数です。比べるときは段階をそろえてください。
  2. 倍率の高低だけでは合否可能性は判断できない。 母集団の学力層、第1次選考の f:g 比率、重点化の有無で、必要な得点はまったく変わります。
  3. 次にやるのは、志望校の選考式に自分の点を入れること。 調査書の評定135点満点と学力検査500点満点の現在地を数字にして、比率に当てはめます。

志望校がまだ固まっていない場合は、先に各校の内申目安と選考比率を確認しておくと、倍率が出たときに判断が早くなります。

2026年10月更新

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この記事を書いた人

ハマジュク編集部は、塾講師や家庭教師として県内のトップ校に進学させる実績や、偏差値を30以上上げて志望校へ合格させた経験を持つメンバーで構成されております。全国トップ20(県内トップ3)の学校に進学した人や、中学受験を経験した人も在籍。受験や講師としての経験も踏まえて、横浜エリアを中心に高校受験に役立つ情報を発信しています。
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